地下鉄サリン事件の被害者の女性に、そのご家族が、 「忘れちゃおう。」 そう言っているのを、いつだかテレビかなんかで観て、それが、今でも心に強く残っています。 たぶん、そのご家族が、 「その事件を忘れちゃおう。」とか、「許せないというおもいを忘れちゃおう。」 そういう、お気持ちで、被害者の女性に語りかけられていたのかなと、 勝手ではありますが、想像いたしました。 忘れてしまえば、その痛みさえ一緒に忘れられるだろうとお思いになられたのかなと、 考えました。 脳を、頭の中を、心の中を、精神を、 これ以上、いためつけられたくない。そういう、お気持ちもあったのではないでしょうか。 本当に、あの地下鉄サリ…