ファーマータナカのラム酒世界旅「ラオディ(LAODI)」(ラオス)。 一般的にラム酒といえば、イメージ的にはキューバやジャマイカやプエルトリコあたりだろうか。だがラム酒の原料は砂糖黍(さとうきび)、厳密にはその廃糖蜜や搾り汁だから、世界中砂糖黍が獲れるところならどこでもラム酒が製造できるわけだ。 意外にも、砂糖黍のルーツは東南アジアからインドにかけてと言われ、かのアレクサンドロス大王がガンジス川流域からギリシアに持ち帰ったという逸話がある。だからこのラオディは見方を変えればラム酒のルーツとも言えるもので、世界の3%しかないフランス発のアグリコール製法でつくる貴重なラム酒なのである。 これまでメ…