アラビア語で「絶対帰依」を意味する語で、紀元8世紀ごろアラビア半島に興ったマッカ(メッカ)の豪商クライシュ族のムハンマド(預言者ムハンマド、マホメット)を開祖とする社会秩序および思想・宗教を指す。
→イスラム、→イスラム教、→回教
(日本には西欧の文献などを通じ、イスラームの知識が最初にもたらされたため、各種の単語が原音より英語に近い発音で一般化されていることが多い。【例ムハンマドがマホメットに】その後、原音に近い表記に改める動きが徐々に進んでいる)
ムハンマドの言葉に「キリスト教徒たちをイスラーム教徒にするなんてことは考えるな、あの人たちはそのままですでにイスラームの精神をもっているのだ」という言葉があり、イスラームが他の宗教を認めないといった考えは誤解である。
今タイトル打ってて思ったんだけどさ、ネトウヨがよくリベラルを「プロ市民」って言ってたけど、そのプロってpro-ってことじゃないのか? やつら「市民のプロフェッショナル」って感じで使ってたよな。以上「ネズミの頭の中」のお話でした。 さっき、家族に「マシュマロに課金しろ」ってsignal送ったら速攻でチョコマシュマロの写真が送られてきて「さてはコンビニに居るの知ってるな」と返ってきたので「モサドの諜報員なんで」と送っておいた。こんな偶然も「神の計らい」なのかねぇw 【そして神は1冊の書籍で私の運命を変える】 ずっと「イスラム教がわからないとレジスタンスの精神性が理解できない。けど、どうすればいいん…
気になるトピックをいくつか読んだ。読書記録というほどではないけど、本の中で紹介されていたこのサイトが面白かったので紹介! 特にこのサイト内の「Fiqh」というコーナーは知恵袋みたいな感じで読みやすい。多種多様な疑問に対してイスラム法学に基づいたアンサーが載っているので、イスラム教に対する見え方がかなり深まってくる。 islamonline.net 英語ページを表示してからGoogleで日本語翻訳すると読みやすい。こんな感じのテーマが載っている。
世界を構成している「多様性」として、しっかり理解しなければいけないと思うのが「イスラーム」です。非常にわかりやすくフラットに「イスラーム通史」が理解出来ます。 イスラームの歴史 - 1400年の軌跡 (中公新書 2453) 作者:カレン・アームストロング 中央公論新社 Amazon 【私の思い】※書籍レビューより抜粋 世界宗教として君臨するイスラーム。現在、ムスリムは一六億にのぼり、キリスト教徒に次ぐ。ムスリムの考え方や行動様式は、理解しづらい部分も多く、対テロ戦争が進行するほど、欧米や日本からの偏見は強まっている。本書は、世界的宗教学者がイスラームの一四〇〇年におよぶ歴史を概観。誕生から国家…
イスラムとヨーロッパの関係では、 『中世の光と影(下)』(堀米 庸三):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部 pp40-45にサザーンという学者を引いている。 東京大学学術機関リポジトリ 「キリスト教-イスラーム関係史研究の動向と課題」では、サザーンも含めた現在までの研究史を整理。日本語で読める最新の研究として、 慶應義塾大学出版会 | 断絶と新生 | 神崎忠昭 を引く。 現代を考えるヒントになるかも。 以上です。
大学で中国哲学史や西アジア史を学ぶ人から聞いた、井筒俊彦に関する文献を紹介します。 井筒は老子とイスラームとその他いろいろな思想を総合的に考える人で、老子の研究でも有名。 翻訳した古勝隆一のブログ 『東洋哲学の構造―エラノス会議講演集 』 – 学退筆談 義疏学で有名な博士の方のブログ 井筒俊彦「儒教の形而上学におけるリアリティの時間的次元と非時間的次元」(1) - 達而録 イスラーム哲学の授業の参考文献に出ていた井筒の本 イスラーム哲学の原像 - 岩波書店 イスラーム哲学にも中国古典の人にも影響を残した井筒。 井筒の CiNii Books - イスラーム生誕 のムハンマド伝は、部族社会につい…
「イスラーム法とは何か?」 は、中田考さんが書いた本で、イスラーム法について詳しく説明しています。 イスラーム法とは何か? 作者:中田 考 作品社 Amazon 増補新版 イスラーム法とは何か? 作者:中田考 作品社 Amazon 「そもそもの法とはどういう概念か」という所から、 「イスラムにおける法の基本的な考え方」 そして 「今の社会でどう使われているか」 について書かれています。 イスラームのことをかなり詳しく知りたい人には、とても役立つ本ですが、初心者にはかなり難しいかなあ、という印象です。 この記事では、この本の内容と感想を紹介します。 書籍の基本情報 タイトル: イスラーム法とは何…
「予想に反して」文化人類学の本。 私は単に中国のムスリムについて知りたかった。 この本を読んでいて思い出したのは、レヴィ゠ストロースの「悲しき熱帯」であった。 それはこんな感じで始まる。 「私は旅や探検家が嫌いだ。それなのに、いま私はこうして自分の探検旅行のことを語ろうとしている」(中央公論社) 「中国人ムスリムの末裔たち」は、ミャンマー(ビルマ)へ行く過程が、語られている。その恵まれた(と私は思った)境遇や、立場、あるいは才能に対して、「何て私はこんなに不運なのか」と語られて、鼻白むが、それこそが魅力なのだ。 ミャンマーでの6ヵ月間の研究の間、3歳(滞在中に4歳になる)息子さんとの生活。 旦…
モスクワ劇場占拠事件(2002)をモチーフにした、劇場テロサスペンス。 再現ドキュメンタリー系なのかと思ったが、ヒューマンドラマ仕立てのフィクションと見るべきだろう。 (英文wikiにはかなり詳しく経過が載っているが、精細には追えてない) Moscow theater hostage crisis - Wikipedia というより、ロシアで、精密な再現ドキュメンタリーなど政治的に出来るはずはない。笑 トンチンカンな期待だったというものだ。笑 それでも、サスペンスとしても、ヒューマンドラマとしても非常によく出来ていて楽しめたし、考え感じることも多かった。快作と言っていい。 サスペンスとしての構…
伊東俊太郎氏の『十二世紀ルネサンス』を読みました。この書名を見て、疑問を覚える方もいるかもしれません。ルネサンスといえば14世紀から16世紀の文化運動じゃないの、ギリシアやローマの文化を復興しようということで、ダ・ヴィンチとかミケランジェロとかが活躍したイタリアはフィレンツェなどを中心とする「あれ」でしょうと。ルネサンスという言葉については、私もそういう雑駁な理解しかなかったのですが、先般中田考氏の『イスラームの論理』を読んでいたら、伊東俊太郎氏のこの『十二世紀ルネサンス』が引用されていて、そこにはこんな記述がありました。 我々は、西欧文明というと、ユークリッドやアルキメデスや、アリストテレス…
Ⅰ 一九九九年のNATOのユーゴ空爆は現代世界史の本質的転換点なのか? 『ブッシュの戦争——イラク侵略戦争の意味と世界制覇の野望』(二〇〇七年刊、『新世紀』二〇六号所収の論文を底本としている)という論文において、黒田が明らかにしている現代世界のとらえかたに私は疑問をもった。そのことを検討したい。二四頁から二五頁で黒田は次のように論じている。(以下ことわりなき場合は『ブッシュの戦争』の頁数を記す) 「国防相ラムズフェルドが口癖のように言う「同志連合」あるいは「友邦同盟」を基礎にして、しかもRMA(軍事技術革命)の粋を集めたハイテク爆弾を、いわゆる精密誘導爆弾を霰のように降らせ、もって「迅速性と効…