飲食店や小売店に対して、無理難題の押し付けや恫喝など、カスタマーハラスメント(カスハラ)と言われる事象が目立つようになってきた。SNSの普及により、迷惑行為が拡散されやすくなったのは間違いない。また、東京都が2025年4月に通称「カスハラ防止条例」を施行したことで定義づけが進み、認識しやすくなったのかもしれない。さて、カスハラはどんな業界にも一定数存在するはず。 寺の家系に育ち、現在も寺社仏閣に関する仕事に携わる筆者の耳に「檀家から寺に対するカスハラもある」という話が飛び込んできた。さっそく僧侶の方に直接話を聞いてみたが、“寺ならでは”の大変さがひしひしと伝わってきた。 ◆「心霊写真」をお祓い…