(Sapir-Whorf hypothesis、SWH) 如何なる言語によってでも、現実世界は正しく把握できるものだとする立場を懐疑し、言語はその話者の世界観の形成に差異的に関与することを提唱する仮説。言語相対性仮説とも呼ばれる。エドワード・サピアとベンジャミン・リー・ウォーフの研究の基軸をなした。
文体と思考 まずはじめに一つの学説を紹介します。 「サピア=ウォーフの仮説」という、使う言語によって認識・思考が変わるというという説があります。 それは多く見積もっても「認識・思考に影響を与える」程度だとは思います。 しかし、その説が本当だとして、認識・思考に影響を与えるのは他言語だけでしょうか。 私のブログには「ですます調」と「だである調」が混在しています。 全て私の書いた文章なのですが、文章の内容的にそれ以外の文体で書くことがありえなく感じるのです。 日本語においても文体が変わる事で性格・思考が変わるのかということについて考えていきたいと思います。 誰にでもあるであろう文体のゆらぎ 昔から…
キーワード:サピア=ウォーフの仮説(言語相対論)、語順、自殺、同調圧力、国民性、べき思考、注意資源、主要部後置型、ワーキングメモリ、短期記憶 前回記事リンク サピア=ウォーフの仮説に基づく日本語語順が思考に与える影響の先行研究は存在しない? 序論(極論):日本語の語順は「自殺文法」? 日本語の表出に詰まる日本人が多い(フィラーが多い) 論理的思考とは何か?非論理的といわれている日本人 言語コミュニケーションにおける公的自己意識および私的自己意識 日本人のコミュ力が低い原因は公的自己意識の強化 非論理的な主要部後置型言語である日本語 主要部前置型言語とワーキングメモリ まとめ 次回記事リンク
キーワード:国民性、礼儀正しさ、上下関係、パーソナルスペース、不安、「自意識過剰」、公的自己意識、べき思考、べき論、同調圧力、忖度、文化依存症候群 日本は若者の自殺者数が多い先進国であるという逆説 日本人の国民性①:他人の目が気になるから礼儀正しい 日本語だけが謙譲語を持つ パーソナルスペースが広い日本人 日本人の国民性②:公的自己意識の過剰が作り出す「べき思考」 「自我不確実感」をともなう日本人の公的自己意識は過剰である 私的自己意識の低下:日本人の美徳は生理的欲求を隠すこと 公的自己意識が発する「べき思考」が強い日本人は「べき論」に弱い 日本人が生きづらいと感じる理由は「べき論への弱さ」 …
日本語が難しい言語であるといえる根拠のひとつに、語順が挙げられます。日本語をつかった正しい文の構造は、主語(S)、目的語(O)、述語(V)という順番です。そのため、統語的類型論(語順で言語の分類する方法)では、日本語は主要部終端型言語(SOV型)に分類されます。日本語が「主要部終端型言語である理由」についての疑問は、ほかのウェブサイト上でも提起されていました。 oshiete.goo.ne.jp 今回の記事ではこの問題に対する私自身の回答を紹介します。 主要部終端型言語(SOV型言語)の日本語 言語学における主要部の定義 主要部の位置(右側主要部の規則、左側主要部の規則) 日本語でも文の主要部…
社会人生活が10年を超え、歳上だけでなく、歳下の方とも話す機会が多くなってまいりました。 総務部という立場上、人と人との「調整」を図らないといけないことも多く、そのためにはどうしても「いかに言葉を操ることができるか」が鍵となってきます。 歳上の方との対話で心がけたいのは、原因と結果を完璧に理解しておくこと。 時間のない経営層との会話においては、正しい情報を端的に伝えなければなりません。 最も端的に伝えるべきは「結果」ですが、経営層としては「なぜ?」も気になるところ。 その質問にも素早く的確に答える必要があります。 そのためには「情報のインプット」と「経過の正しい理解」と「結論をまとめる力」が欠…
言葉が感情を作るから、 忘れよう、ヘリクツという言葉。 問われて答えるその途中、 ヘリクツを言うなの一言で、 話を遮る人がいる。 確かにあなたはいつの日も、 正しい側かもしれないが、 意見が合わない者同士、 会話をすればお互いの、 理屈は互いにヘリクツだ。 言葉が感情を作るから、 忘れよう、ヘリクツという言葉。 言葉で伝えようとしていた、 気持ちも吐き出せないままに、 見えない蓋をされたなら、 一層不満が込み上げて、 一層気持ちが遠ざかる。 相手の意見をヘリクツと、 思ってしまったその時は、 むしろ話を聞くといい。 自分の理屈との違いが、 どこから生まれているのかを、 掘り下げていくことができ…
形に出来ない物事を言葉に込めると、いつからか言葉が事実を乗っ取って表せぬ物を振り落とすいつしか独り歩き始めるは足場得た後の葉の方で例えば素直という言葉総てを受け入れられるが、そう?それとも自分貫くが、そう?たとえば触れ合い、それさえも言葉の遣り取りだけでも、そう?それか肌触れられるまで、no?そうして自由を得た生き物は枠造り、自ら、閉じ込める虹見る人は、その場所場所で「いつつ」「ななつ」と色、数え出す