John Dewey(1859-1952) アメリカの哲学者、教育学者。 1859年、バーモント州バーリントンに生まれる。 バーモント大学、ジョンズ・ホプキンズ大学大学院を経て、ミシガン大学、シカゴ大学、コロンビア大学などで教授を歴任。 最初、ヘーゲル哲学を学んだが、のちにウィリアム・ジェイムズに大きな影響を受け、プラグマティズムの担い手となる。
SCC ( Story Centered Curriculum ) をご存知でしょうか? (ストーリー中心型カリキュラム)については、下記の書籍でご確認してください! ストーリー中心型カリキュラムの理論と実践―オンライン大学院の挑戦とその舞台裏 で、終わってしまってもいいんですが、簡単に説明します。 要約としては、 「学習全体にひとつのストーリー性のあるシナリオを導入し、そのストーリーに沿って学習を進め課題をこなしていく教育メソッド」 ではわかりませんね。 このメソッドは、あの鈴木克明先生が、熊本大学教授システム学専攻で当初適用し、その内容が上記の本にまとめられています。 「当初」と書いたのは…
今日の積み上げ ビリギャルチャンネルの最新動画視聴 ビリギャルのnote記事を読んで、哲学者ジョン・デューイを知った 最新ビリギャルチャンネル www.youtube.com 昨日ライブ配信があったとは知らず、今朝知って、速攻で見ました。 坪田先生とさやかちゃんの対話を生で聴けるのは、本当に面白いし、多くの気づきを得られます。 今回は、11/18にさやかちゃんが本を出版されたことを記念してのライブ配信で、本に込めた思いなど語られています。 私もにわかファンとして、本をAmazonで購入しました。 ビリギャルが、またビリになった日 勉強が大嫌いだった私が、34歳で米国名門大学院に行くまで | 小…
鶏は卵に先行する。だが、それにもかかわらず、この特殊な卵は鶏の将来の型を変えることのできるように扱われるかもしれないのである。 (ジョン・デューイ『人間性と行為』人間の科学社、1995) こんばんは。鶏を「社会」、卵を「子ども」と読み替えると、《社会は子どもに先行する。だが、それにもかかわらず、この特殊な子どもは社会の将来の型を変えることのできるように扱われるかもしれないのである》となります。教育のポテンシャルを端的に表した美しいセンテンス。さすがデューイだなぁと思います。高校野球の女子マネージャーがことあるごとにドラッカーの『マネジメント』に立ち返るように、小学校の教員はことあるごとにデュー…
はじめての文化祭が終わる キイロイトリさんによる写真ACからの写真 文化祭が終わりました。前にも話したかもしれませんが、文化祭は、行事の中で一番難しいと思います。それは、やることが多岐に渡るからです。 「大縄するぜ!」「この曲を歌うよ!」 とか、明確なものが決まっていない。しかも、それぞれが役割分担にしたがって手探りで動かなきゃならない。さらに、 一生懸命やる人もいれば何となくやる人もいれば文句ばっかり言う人もいれば全く手伝わない人もいれば …と十人十色。くわえて、部活でも発表や公演が重なったり、委員会での仕事が忙しくなったりで、(あーもうーこんなクラスやってられない!他のクラスに行きたい)と…
キャンプの歴史 1860年代、米国では南北戦争の時代、コネチカット州にあるガナリー・スクールの校長F.W.ガン夫妻が生徒のためにミルフォードで行った2週間の野営生活が最初のものだとされています。 ガン校長は生徒たちがテントや地面に直接寝たりする兵士たちの行動に憧れ、自分たちもやってみたいと望んでいる姿を見て、少年たちにそのような体験を与えることは意味のあることだと思い、学期の終わりに生徒たち全員を野外に連れ出し野営生活をしたと記録されています。 実際にこの共同生活体験は、非常に有意義であったことから1879年まで続けられました。その後、1880 年には牧師であったG.W.ヒンクリーがロードアイ…
人間の脳の働きを解明する認知科学者による本。人間の知性の性質、その集団性や、無知と思い上がりについて検討する。 ja.wikipedia.org 思考は、有効な行動をとる能力の延長として進化した。 人間の思考は、現象を取捨選択して最適な行動を選択するという情報処理に特化している。 また人間個人が扱える情報量は限られているため、社会を形成することで知識を共有する能力を持つ。ただし、どこからどこまでが本当に自分の知識なのかを判別するのが非常に困難である。 私たちの知性は必然的に、自らの脳に入っている情報と、外部環境に存在する情報とを連続体として扱うような設計になっている。……だから自分が知らないこ…
晴。 スーパー。人少なし。 ひさしぶりに深みへダイブしていく。アニメというやつは(もちろんものにもよるが)決して底の浅いものではないな。むしろ、それだから問題になるのだ。 珈琲工房ひぐち北一色店。 岩波新書の上野正道『ジョン・デューイ』を読み始める。決して読みにくい本ではないが、いまひとつよくわからんな。デューイといえば「教育」だろうが…、わたしには「教育」というものをどう考えたらよいのか、よくわからない。本書で出てくる「旧教育」と「新教育」、前者は「詰め込み教育」で後者は「考える力をつける教育」と乱暴に同一視してもそんなにまちがってはいないように思えるが、デューイはそのどちらかを取るのではな…
こんにちは。いつもお越しくださる方も、初めての方もご訪問ありがとうございます。 今回は西洋哲学の英語版Wikipediaの翻訳をします。翻訳のプロではありませんので、誤訳などがあるかもしれませんが、大目に見てください。翻訳はDeepLやGoogle翻訳などを活用しています。 学問・思想・宗教などについて触れていても、私自身がそれらを正しいと考えているわけではありません。
こんにちは。いつもお越しくださる方も、初めての方もご訪問ありがとうございます。 今回は可謬主義の英語版Wikipediaの翻訳をします。翻訳のプロではありませんので、誤訳などがあるかもしれませんが、大目に見てください。翻訳はDeepLやGoogle翻訳などを活用しています。 学問・思想・宗教などについて触れていても、私自身がそれらを正しいと考えているわけではありません。
こんにちは。いつもお越しくださる方も、初めての方もご訪問ありがとうございます。 今回はウォルター・リップマンの英語版Wikipediaの翻訳をします。翻訳のプロではありませんので、誤訳などがあるかもしれませんが、大目に見てください。翻訳はDeepLやGoogle翻訳などを活用しています。 学問・思想・宗教などについて触れていても、私自身がそれらを正しいと考えているわけではありません。
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こんにちは。いつもお越しくださる方も、初めての方もご訪問ありがとうございます。 今回はジョン・バーチ協会の公式サイトの翻訳をします。翻訳のプロではありませんので、誤訳などがあるかもしれませんが、大目に見てください。翻訳はDeepLやGoogle翻訳などを活用しています。 学問・思想・宗教などについて触れていても、私自身がそれらを正しいと考えているわけではありません。
さて、昨年読んだ本のうちよかったものを紹介します。 1.東畑開人『聞く技術 聞いてもらう技術』(ちくま新書) 聞く技術 聞いてもらう技術 (ちくま新書) 作者:東畑開人 筑摩書房 Amazon 世の中がギスギスしているのは、人の話を聞くことがうまく機能していないから。人の話を聞くためにはまず自分の話を聞いてもらう必要がある。臨床家ならではの現代社会への処方箋。 2.呉明益『自転車泥棒』(文芸春秋) 自転車泥棒 (文春文庫) 作者:呉 明益 文藝春秋 Amazon とにかくスケールの大きな話。地理的にも時間的にも大きな広がりを持つ作品世界を緻密に描いていく様は圧巻。 3.上野正道『ジョン・デュー…
あまり人に話したことはないのだけれど、やたらと頭の中で年代記を思い浮かべてしまう癖がある。 「来年で2023年ということは、大学に入った2013年から10年経つのか。ということは、大学入学から今までの時間をもう一度繰り返すと、2033年になって……」と意味のない計算をしてしまう。特にそれで感傷に浸ったり、絶望したりということもなく、ただただその計算結果を味わってしまう。 もちろん、楽しい1時間と退屈な1時間がまったくの別物であることを誰もが知っているように、時間というものはほんとうは相対的なものなので、何か絶対的で物質的なものとして時間があるという前提で行われるこうした計算は、無意味でしかない…
ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学 (岩波新書) 作者:上野 正道 岩波書店 Amazon プラグマティストで進歩主義思想家であるジョン・デューイの入門書。デューイは主体・客体などといった二元論を克服し、相互の信頼・正義に向けて多様な市民の権利と自由を保障し、開かれた多元的な社会の形成を意図した。また、デューイは子どもたちが批判的に思考し、表現し、対話する学びを取り入れ、家庭・地域・自然科学などに開かれ、アクティブな学びや探究的な学びをするような教育改革を提唱した。デューイは「コモン・マン」、つまり一般の人が世の中でよりよく生き、よりよく学ぶことでよりよい社会を作ることを目指していた。 デ…
教育の業界で仕事をしていて、ジョン・デューイの名前を聞くことは多いのですが、家に『学校と社会』が1冊あるだけで、それもあんまり読み返すこともしていないみたいな状態です…そんな僕ですが、図書館の新刊本のコーナーで上野正道さんの『ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学』を見つけたので読みました。次に繋がりそうなところを読書メモとして共有したいと思います。ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学 (岩波新書)作者:上野 正道岩波書店Amazon学校と社会 (岩波文庫)作者:デューイ岩波書店Amazon 最初のところで書かれていた、デューイが生きたアメリカの事情とそこから生まれたプラグマティズムの話のと…
アメリカの哲学者,ジョン・デューイは以下のような言葉を残しています。 “If we teach today’s students as we taught yesterday’s, we rob them of tomorrow.” この言葉を訳すと次のようになるようです。 「もし私たちが生徒に昨日と同じように今日も教えるならば、私たちは子供達の未来を奪っているのです。」 自分が子どもの頃に受けた授業は,これからの子どもたちにとっては過去のものです。過去の遺産を伝えることに意味はないとまでは言いませんが,本当に必要なことでしょうか。 また,今目の前にいる子どもたちは,昨日と同じ子どもたちではあ…