John Dewey(1859-1952) アメリカの哲学者、教育学者。 1859年、バーモント州バーリントンに生まれる。 バーモント大学、ジョンズ・ホプキンズ大学大学院を経て、ミシガン大学、シカゴ大学、コロンビア大学などで教授を歴任。 最初、ヘーゲル哲学を学んだが、のちにウィリアム・ジェイムズに大きな影響を受け、プラグマティズムの担い手となる。
前回までのあらすじ 教師の発問は普通と違う? 本当の問題の見分け方(byデューイ) 発問は何をすべきか? ゆさぶり発問 PISA読解力と発問 その他参考 前回までのあらすじ 教採対策 主体性 - sazaesansazaesan’s diary 国語教育 指導案の参考1 - sazaesansazaesan’s diary 教採対策 指導案の参考3 堀裕嗣氏の提言 - sazaesansazaesan’s diary 国語教育 話し合いの目的 - sazaesansazaesan’s diary のつづきです。 教師の発問は普通と違う? 教育への問いかけ | 学術機関リポジトリデータベース p…
教育の目的③ 学校と大工を比較 - sazaesansazaesan’s diary の追記のうち、江戸と現代を比較した部分を移動しました。 教採対策 教育思想史いろいろ - sazaesansazaesan’s diary 歴史学 身分制社会 - sazaesansazaesan’s diary とも関連します。 1/22追記 明治初期の功利主義的学問観 学制発布のときの被仰出書。 日本教育史潮概説 - 国立国会図書館デジタルコレクション 田制佐重 著『日本教育史潮概説』,文教書院,昭和10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/146631…
評論文の背景知識 永田和宏 知識と教養 - sazaesansazaesan’s diary で永田和宏氏の教養についての話を引きました。 その続きで、 デューイが教養について述べた記述をまとめます。 民主主義と教育 (上) - 岩波書店 第9章 目的としての自然的発達と社会的に優位な能力 3、目的としての教養culture で述べたことについて書きます。 結論としては、 ・教養教育と実用・職業教育の分離はダメ。 ・教養は自分だけのもので終わってはダメ。 ・社会的に有為(役立つ)な能力とは、 他者との共同生活の中で発揮する。稼ぐお金で測れない。 以下は、この結論を出すまでの要約レジュメです。 …
結論 第18章のまとめ 習慣が評価・行動を決める。鑑賞は道徳・生徒指導にも関係する。 第22章 精神は個人だけのものではないと理解されず、道徳の理論は不十分。 以下はその要約レジュメである。 下 第18章 教育的価値 1実感ないし鑑賞の本質 P65 鑑賞の3つの原理 1真の価値基準の本質 2感傷的実感における想像力の役割 3教育課程における美術の位置 1真の価値基準の本質 P65 ・学校では、道徳的価値、芸術の美的価値を学ぶが… p66 ・「彼自身の個人的な実感において実際に彼の心を引きつける魅力の方が、口に出して言うべき正しいこととして彼が教えられてきたことよりも、ずっと深く彼の態度を決定す…
教採対策 教育の目的④ 内田樹の成熟まとめ - sazaesansazaesan’s diary 教採対策 教育の目的⑤ 内田氏の成熟論を受けて - sazaesansazaesan’s diary のつづきです。 結論:未成熟には利点もある。 過去の反復もなしにすむ。支え合いで生きる。経験を変えていい習慣を作れる。 民主主義と教育 (上) - 岩波書店 〇第6章 保守および進歩としての教育 2反復および回顧としての教育 p121-122 未成熟である利点…過去やってきたことを反復・再現する必要がない。 〇第4章 成長としての教育 p76 未成熟の特性=1依存性 2可塑的 p77 依存性=「周…
〇役に立つ 結論:生活に役立ち、熱中できるならば価値がある。 本当は学んだことを生活に活かせるはずなのにできていない。 (なぜ役に立つことについて考え始めたかは1/18追記の2番目を参考) (1/18追記 進路 大学での学び - sazaesansazaesan’s diaryも参考) (5/17追記 教採対策 教育の目的⑦ 役に立つとは? - sazaesansazaesan’s diaryのつづき) 民主主義と教育 (下) - 岩波書店 第18章 教育的価値 2いろいろな学科の価値 を乱暴に要約すると、 価値の種類……それ自体として価値(本質的価値)、何かのために使える(道具的価値) もち…
〇卒業後も学べるようにするのが教育の目的 民主主義と教育 (上) - 岩波書店 第4章 成長としての教育 p89 (成長はより以上の成長があるだけ、教育はより以上の教育があるだけ、と述べ、 学校教育が終わっても教育は続くという言葉を引いた後で、) 「このことの要点は、学校教育の目的は、成長を保障する諸能力を組織することによって教育の継続を保障することだ、ということである。生活そのものから学ぼうとする意欲、そして、すべての人がその生活の過程で学ぶことになるように生活の諸条件をととのえようとする意欲こそ、学校教育のもっとも立派な成果なのである。」 〇計画的に思考できる活動を計画的に設定 民主主義と…
(1/20追記 国語教育 言語活動1 - sazaesansazaesan’s diaryの概念くだきとも関連) 言語が独り歩きする話について、デューイが述べたことをまとめておきます。 (「」内は引用、「」なしはブログ主によるパラフレーズ) 一言で言えば、 「経験とセット、自発的な言語が必要であり、本だけで得た知識はダメ」 民主主義と教育 (上) - 岩波書店 11章 経験と思考 p227 「見たり触れたりした事物の性質は、行なわれることに関係があり、すばやく知覚される、つまり、それらは意味をもつのである。しかし、単語の意味にかかわりなく、書き取りとか読み方で単語を再現するために、自分たちの眼…
内田樹氏は役に立つかを聞いてはいけない、とよく言っている。 役に立つことについての先人の意見をまとめておきます。 エミール・第3篇 (頁数は 世界の大思想 - Wikipedia オリジナル版17のルソーから) P178「あなたがたは、子供は小さいうちはおとなしく言うことをきくようにと望んでいる。それは、大きくなってから、信じやすく、だまされやすい人間になることを望んでいることになる。あなたがたは子供にたえずこんなことばかり言っている。「わたしがあなたに求めていることは、みんなあなたのためになるのですよ。ただ、あなたにはまだそれがわからない。わたしが求めていることをあなたがしようとしまいと、そ…
今週のお題「読んでよかった・書いてよかった2024」 ちょうどお題がこれだったので、Audible加入したらとっても便利、を書きます。 車の運転中だとか、仕事中手を動かすだけの時間にここ最近Audibleを聴きまくっているんだけどすこぶる便利、超愛用中 Audible最高!読めない本を読ませてくれる。 「下読み」を、本を読まずにこなせてしまう。読書に時間を割かずにとりあえずとっつくことができる。積んでる本に手を出すためのハードルの低下に大きく寄与している! 序盤でよく解らなくて手を止めて、スマホに持ち替えたり、そのまま脱落しないで、とりあえず作業中一冊終わるまで聞き流してしまう。というか勝手に…