nihilism
1. 真理や道徳的価値の客観的根拠を認めない立場。虚無主義 仏教の空観、ニーチェ、シェストフ
2. 生存は無意味とする態度。 「無意味な生存」に安住する逃避的態度と、 既成の文化や制度を破壊しようとする反抗的態度に分かれる。
これは半端ものの自称ニヒリストによる独白である。 ニヒリズムに陥った者にとって、大くの苦しみがある。 1にニヒリズムが強制する空虚感。これは一次的かつ本質的な病理で有り、ニヒリストとして引き受けざるを得ないものと考え、今回は考えないものとする。 また1にニヒリズムに陥った自身を否定的に捉えることによって生ずる自己肯定の挫折である。これは、二次的な病理で有り、わたくしが改善を模索したいものである。ただし完璧にニヒリズムに浸かり、自己を顧みる価値さえも無価値と断ずる者はこの限りでない。しかし私のような価値判断を完全に放棄出来ず自己批判を手離せない中途半端なニヒリストにとっては肝要な課題なのである。…
この記事では「ニヒリズム」の意味や概要について、3分でわかるように解説します忙しい人にもおすすめな「タイパ重視」のまとめ形式で、初めてでもサクッと理解できます (哲学書を片手に、ため息をついている人を見かけて) 👦「オネェさん!“ニヒリズム”ってなんか難しそうな言葉だけどさ〜、よく“何も信じない人”とか“無意味って思ってる人”とかに使われるじゃん?でもそれって、ただのやさぐれとは違うんだよね???🌀❓」 👠「そう、いいわねその問い。“ニヒリズム(Nihilism)”っていうのは、“世界には本当の意味も価値も存在しない”って考え方。ただの落ち込みとは違って、“希望も正義も幻想だ”って徹底的に疑う…
昨日、ハーバード大学は、学生や教員の「反ユダヤ主義的な活動(内実は「反ユダヤ」でなく「反イスラエル」ですが)」の取り締まりを強化するよう求めたトランプ政権の要求を拒否し、トランプ大統領は要求に従わない場合、補助金を打ち切る姿勢を見せているという記事を見ました(どこぞの国でも似たようなことが現在進行形で続いています)。小生にとっては、願望に過ぎませんが、米国は曲がりなりにも「学問の自由」を体現する国。そこまで理念どおりというか、「美化」しなくても、一般的に言って、こういう器の小さいことをしてまで相手を服従させようとはしない、それくらいの気概、気骨はあると思いたかったので、非常に残念だし、そのやり…
初めに どんな人に薦められるか 序章:虚無について~自覚されざる自己喪失 第一章:気分について~頽落の精神 総括 初めに 本書はニヒリズム(虚無主義)のどのように引き起こされるか。またそれが我々に対してどのような悪影響をもたらすのかを主に記している。 特徴として我々(著者自身)がニヒリズムに陥っていることを前提としている。これは哲学的学識をお持ちの方ならニヒリズムについて存じていると思われるが、そのような方でもインパクトのある本であることに間違いはない。また本書を哲学書という位置づけであれば、比較的に容易に読破可能であると思われる。 西部邁といえば保守思想家の中の最も有名な日本人であるが、本書…
このブログをロシア諜報部が読んでいるとして(どんな妄想だ) 覚えて欲しい言葉は「菊」「刀」「ジブリ」などではなく「チンピラ」だ。 チンピラは日本映画・ドラマの多くに登場する。忌むべき卑小な存在として。以前も少し書いたが、共同体への愛があるのがヤクザで、愛がないのがチンピラだ。共同体という概念自体が欠損している可能性。祖国がなくルーツがなく、目先の鬱憤と目先のパチンコ資金の心配しかなく、基本的に立脚点がなく帰属先がなくゆえに“帰属への渇望”が激しく巨大でありよってむやみに下っ端になりたがり当然の結果として使い捨てられ悲惨な末路で終了する。 ネオナチは完全にチンピラでありネオコンを支える連中もチン…
春だなあ。ゆるゆるしちゃうなあ。散歩に飛び出したら、むっちゃ寒い。どうなっているのか。 当ブログにも多く引用し頼りにしている国際政治・田中宇氏の、宗教観とか世界観(ヨコの世界じゃなくタテの世界のほう)が偶然にも自分の実感とよく似ていると判明。心からたまげる。うれしくなる。「印度は意外と居心地良い」https://tanakanews.com/240213india.htm けどそれ多神教者じゃなくて汎神論ではないか?https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%8E%E7%A5%9E%E8%AB%96“汎神論では、すべてのものはそれぞれの精神や魂を持つのではなく、同…
いつものメンヘラ批判です。自己憐憫が趣味の人は少なくない。ブログ等にネガティブなことばかり書いている人メンヘラは多い。僕もネットの黎明期から長年にわたり、自己憐憫を下地にしたネガティブなテキストをさんざん書きなぐってきた。今でも日々の不安を書いて心を癒やしているが、以前は自虐的で、そこに何らかの美意識さえ見いだしていた(黒歴史だ)自虐ニヒリズム的な美意識はだいたい「中二病」で片付けられる。現代は、精神の成熟が社会全体で遅れる傾向が顕著であり、思春期を通り過ぎて青年期に至るまで、ニヒリズム嗜癖から抜けられない人が多い。別に抜ける必要は無いという考えもある。とはいえ、自己憐憫を怒りに変換させて周囲…
閲覧感謝します。 この文章をお読みのあなた様、周囲に 「この人って…何にも興味無いんだろか…?」 って思うような人っていますでしょうか? 私がソレなんですよ 「私って…こんなにも『何にも興味を持てない ヤツ』だったっけ???」 って自分で自分に戸惑ってるくらい 別に病んでないですよ 精神疾患はほぼ寛解してますし、"悟り" により 人間的・物質的なことでメンタルが振れる事が ほとんど無くなってますからね ただ自分でも自分がちょっと心配になるくらい 何にも興味が無いので、自己分析記録を書いて おこうかなと思った次第です はい、人間の皮被った人外の戯言(ざれごと) なので、↘️から退室されますことを…
相変わらず休「韓」期が続いているので、NHKオンデを開くと、放送されたばかりの『マルクス・ガブリエル日本を語る2023V』があり、早速視聴。このシリーズ、「欲望の時代の哲学」や「欲望の資本主義」は好きで全部見て来ている。 哲学者である氏の話は抽象的で捉え難いけれど、そのままフワっと受け止めるようにしていて、そのフワッとの中には自分なりにエッセンスとして理解できている感覚がある。「世界は存在しない」のフレーズで一躍、知られるようになったガブリエル氏だけど、そういえば、「一元的な世界は存在しない、それは分かるとして、その先どうしろという哲学理論なんだろう?」と、本を数冊買い集めているのによく分かっ…
読んだ本 引用元:版元ドットコム 引用元:版元ドットコム 『二十一世紀への対話 (上) 』聖教ワイド文庫 (2002) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 無神論の立場から感想を書いていく。 私は中立かつ科学的な思考で読書をしている。そうでなければならないと考えている。 ・・・ この3つの本は、西部氏の本以外は宗教的な話が多い。 最近思うことがある。宗教の話になると嫌悪感を抱く日本人の特性についてである。 すぐに「オカルト」と判定したり「カルト」と言ったりするのは、それこそ非科学的な発想ではないだろうか。 彼らはニュートンが非常に信仰心の強い人…