nihilism
1. 真理や道徳的価値の客観的根拠を認めない立場。虚無主義 仏教の空観、ニーチェ、シェストフ
2. 生存は無意味とする態度。 「無意味な生存」に安住する逃避的態度と、 既成の文化や制度を破壊しようとする反抗的態度に分かれる。
1. 「右翼作家」では説明できない存在 Yukio Mishima は、日本国内では長らく、 極右 国粋主義者 天皇主義者 として語られてきた。 確かに彼には、強い国家意識や伝統意識があった。 しかしそれだけでは、三島という存在は説明できない。 海外ではむしろ、 実存主義的作家 ニヒリズムへの抵抗者 「行為」を貫いた人物 として読まれることが少なくない。 近年では、動画配信者・思想解説者なども、 「三島は単なる右翼ではなく、戦後虚無と戦った存在」 として紹介している。 実際、彼の問題意識は、 「日本をどうするか」 だけではなく、 「人間は、何に命を懸けて生きるのか」 にあった。 2. 身体を失…
「どれだけ積み上げても、最後にはすべて消えてしまうのではないか」。そんな、胸の奥を冷たい風が吹き抜けるような感覚を覚えたことはありませんか。40代や50代の私たちは、仕事の最前線で激動の波に揉まれ、家庭では施設にいる親の老いを見つめています。形あるものが壊れ、大切なものが移ろいゆく現実を目の当たりにする中で、ふとした瞬間に深い虚無感に襲われるのは、あなただけではありません。 これまで『方丈記』や『ゼーガペイン』、そして『眠狂四郎』といった作品を俯瞰してきましたが、なぜ私がこれほどまでに「虚無(ニヒリズム)」に惹かれるのか。その答えは、私の歩んできた足跡にありました。3回の転職、仕事に追われる日…
「どこまで頑張れば、心は満たされるのだろう」。そんな、底の見えない虚しさをふとした瞬間に感じることはありませんか。40代や50代の私たちは、仕事の重圧や親の介護に追われ、自分の存在が組織や家庭の「部品」のように思えてしまうことがあります。どれだけ役割を果たしても、心の中にひっそりと横たわる空虚さ。そんな、誰にも言えない孤独を抱えている気がします。 先日、ニヒリズム(虚無主義)について話をしましたが、その時、ある伝説的な作品を思い出しました。柴田錬三郎氏が生んだ『眠狂四郎』シリーズです。市川雷蔵さんや田村正和さんの主演で映画やドラマ、さらには漫画にもなり、長年愛されてきた傑作です。転び切支丹の息…
「一生懸命積み上げてきたものに、一体どんな意味があるんだろう」。ふとした瞬間に、そんな虚しさが胸をかすめることはありませんか。40代や50代の私たちは、仕事の責任や親の介護、家族の将来など、重い荷物を背負って走り続けています。報われない努力や、避けられない別れを経験する中で、心のどこかにポッカリと穴が開いたような感覚を抱えているのは、あなただけではありません。 先日、漫画版の『方丈記』を読んだ際、私はそこに強烈な「ニヒリズム(虚無主義)」を感じました。ニヒリズムとは、この世のあらゆる価値や目的を否定し、「すべては無意味である」と捉える考え方です。かつて栄華を極めた屋敷が跡形もなく消え去る様子を…
僕には文才はないのですが、それでも文才のある作家たちの書き残してくれた様々な作品の素晴らしさは分かります。 昔、僕も作家になれたらいいな……と思い、手が痛くなってもずっと文章を書き続けていたことがありました。実際に文学賞などにも幾度となく応募したものですが、すべて一次選考にさえ引っかかることなく落選していました(笑) 芸術の世界というのは厳しいもので、どんなに努力しても才能がなければすべて無駄なのです。しかし、その厳しい選抜のおかげで選集にノイズが混じる確率が低くなっており、品質が安定してもいます。 作家になれなかったことは今でも残念に思うこともないではないですが、ただ僕としてはとても安心して…
前回は「責任」について書いた。 今回は、何を書くか迷ったけど、「じゃあ、今どうやって生きているの?」という疑問が湧いてくるだろうな、と思った。 だから、ニヒリズムを超えたあと、どのように生きているのか、僕にとっての「価値」について、少しずつ分割しながら説明してみようと思う。 まだ動機が残っていた 僕はニヒリズムを終えたあと、割と悪くない気持ちだった。 特段語るようなこともなく、特段死にたいと思うようなこともなく、生を選択する理由があったわけではなく、ただ、死を選択する動機がなくなっていた。 でも、少し考えることがあった。絶対的な動機がなくなって僕はどのように生きていくんだろう。 前までは絶対性…
パリに本社を構える世界的なマーケティング・リサーチ会社であるイプソス(Ipsos)社では、この10年以上にわたり、世界各国を対象に消費生活にかかるグローバル・トレンド調査を実施しているということです。 統計データーの分析に詳しい作家の本川 裕(ほんかわ・ゆたか)氏によれば、昨年9月に公開された最新の調査ではこの間、調査対象となった先進国のいずれの国でも「ブランド志向」が上昇している由。全体の平均でも39%から52%へと13%ポイントの大幅増で、魅力的なイメージを持つブランドであれば、高いお金を支払っても構わないという消費者心理の拡大がうかがわれるということです。(『PRESIDENT ONLI…
ニヒリズムを終わらせた話は前の記事に書いた。 今回はその後の話。 ニヒリズムが終わって、その後何をすべきか、という目的自体がなくなった僕は、生きること自体への絶望もなく、特に死を選択する理由もなかったから、ただゾンビのように惰性で、情動の余り物で生きていた。 特段ダラダラしていたわけではない、むしろ毎日頑張っている気がする。 ただ、そこに絶対的な動機はもはやなかった、というだけ。 それでも僕は毎日誠実に生きようとはしていた。 そうして、誠実に生きる中で僕はいくつか、道具を手に入れた。 虚無よりも小さいトピックだから、前よりは少し短いかもしれない。 でも、きっと僕らにとっては役立つ道具だと思うか…
毎晩、真夜中、部屋の隅の暗闇を見つめていた。意識が途切れるまで起きていた。 社会性、家族、人類の営みにおける自己の再定義、楽観的虚無主義、無駄に装飾的で悪趣味な言葉遊びの連鎖。少し考えたら時代遅れだと思えるこれらの思考の連鎖の全ては、目の前のこの虚無を、どのようにも吸収なんかしやしなかった¹。 だけど、僕は終わらせた。ニヒリズムを終わらせたくて、そのことに成功した、という気でいる。もしかしたら、かつての僕と同じような状態にある危機的存在に、再現性のある治療をできるかもしれないと思って以下の文章を書いている。僕は、君が延々とビデオの巻き戻しボタンを押してはまた再生し、ずっと暗闇のノイズの中に一縷…
ポッドキャスト「知的旅行」序章:エマニュエル・トッドという羅針盤🆙note記事👉 https://note.com/books_channel/n/n6f05df51c0ba?app_launch=falseお時間が許されましたら、お聴き頂ければ幸いです。Podcast - BooksChannelThe Intellectual Odyssey - Prologue: The Compass Called Emmanuel Todd🏷Hashtag: #EmmanuelTodd #エマニュエル・トッド #ポッドキャスト note.com