今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。20は「悪名高き皇帝たち」の四巻です。五代目ローマ皇帝ネロ(紀元54~68年)の14年間の統治をまとめた内容となっております。ユリウス・クラウディウス朝最後の皇帝であり、歴史上ではローマ皇帝至上トップクラスの愚かな皇帝と評されるネロの政治に関して描写されています。 「ローマ人の物語20」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴史について興味関心のある方 ・ローマの栄枯盛…