人は「治る」システムを持っている すべての秩序あるものは、その秩序が壊れていく「エントロピーの増大」という法則の中にあり、命もその一つです。 しかし命はそのエネルギーが尽きるまで、生を保とうというシステムを備えています。例えば、ケガをして血が出てしまった時にそれを止めて傷口を修復していく力。 骨が折れてしまった時にそれをくっつけ直し元に戻そうとする力。私達は「治る」システムをすでに体に常備しています。 「当たり前」を司る法則散らかった部屋は勝手に片付かないし、冷めてしまったお茶が自然に再沸騰することはない。 こうした一見「当たり前のこと」は、じつは「エントロピー増大の法則」という物理法則で説明…