目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) 作者:伊藤 亜紗 光文社 Amazon 『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤亜紗著を読む。 「情報ベースでつきあう限り、見えない人は見える人に対して、どうしたって劣位に立たされてしまいます。そこに生まれるのは、健常者が障害者に教え、助けるというサポートの関係です。福祉的な態度とは、「サポートしなければいけない」という緊張感であり、それがまさに見える人と見えない人の関係を「しばる」のです」 知らず知らず、こうなってしまっているような気がする。 「意味に関して、見える人と見えない人のあいだに差異はあっても優劣はありません。―略―見え…