楽器の演奏やミックスまでを自ら行う、プロデューサー冨田恵一のソロ・プロジェクト、冨田ラボが、活動20年を記念して7枚目のアルバム『7+』をリリース。『SUPERFINE』(2016年)、『M-P-C "Mentality, Physicality, Computer"』(2018年)とヒップホップへの接近をしてきた冨田。そのテイストを残しながらも複雑な和声のホーン・アンサンブルや合唱などを取り入れ、新たなポップスの領域へと更新を果たした。 Text:iori matsumoto&Tsuji Taichi 和声とメロディの関係にトピックを作ろうとした ー『7+』は、エレクトロニック・ビート・ミュ…