昭和28年制作ですから、終戦からわずか8年後です。まだ関係者の方々が多数ご存命であったときに、よくぞ撮ったなという感じがします。 主人公は連合艦隊司令長官・山本五十六。演じるは戦前の大スター大河内傳次郎。 無声映画時代からの大スターで、一番の当たり役は丹下左膳。トーキーになってからはその独特の訛りの有るセリフ回しが大人気だった、らしい。 「しぇいは、たんげ、なは、しゃぜん(姓は丹下、名は左膳)」 私の子供の頃は、こんなモノマネをしていた芸人さんがいましたね。若い人は知らないだろうけど。 この作品でもその訛りはとれておらず、せっかく良いセリフをしゃべっているのに、ちょっと面白く思えてしまうのはご…