平家物語の世界へ ようやく秋風が心地よい季節となりました。今回は「読書の秋」をテーマにしてみたいと思います。 最近、宮尾登美子さんの「平家物語」を読み始めました。 これまで、歴史といえば「いい国作ろう鎌倉幕府」以降の出来事については、教科書で習った知識や、歴史ドラマの影響で折々の歴史小説を読んで掘り下げてみたり、なんとなく大雑把な流れは掴んでいました。 しかし、それ以前の時代、特に平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての歴史は、教科書の断片的な年号の暗記の域を脱すること無く、ほとんど未知の世界だったということに気づきました。 そんな中、古書店でふと手に取ったのが宮尾登美子さんの「宮尾本 平家物語…