こんなことってあるかいな? ある時、それは今からもう20年前、あるいはそのもっと前の話になるけれど、この頃、お薬をやめていた、あるいはまだ飲む前なこともあって幻覚というか、言ってしまえば、所謂亡霊や予知夢を見ることがあった。 それは、愛犬だったり、何かの親子連れ(これは、犬の散歩中、すれ違ったりすぐ向かえ側の歩道を歩いていたりと3度ほど出会った。いずれも昼間で、お天気が良く、他に人通りなくシーンと静まり返っているというのが共通している)であったが、これはどう考えても幽霊としか思えないのであった。3人とも薄青色の服を着ており、暗い声で何か子供に話しかけながらすれ違う。怖さとか、不気味さとかはなく…