寒冷地の湖で冬見られる自然現象。 凍結した湖面が更に冷やされることにより氷は収縮し割れ目が生じる。その隙間に露出した水面が空気により冷やされ凍結する。その後湖面の温度が上昇すると周囲の氷は膨張し隙間に張った氷を押し潰す。すると、氷がせり上がって形成された曲線が湖面に形成される。これを「御神渡り」と称する。
御神渡りの形成には寒暖の差が大きいことが重要である。
日本では、諏訪湖のものが特に有名。
分野を問わず、文献を調査し、満足感を高める。学問は日々の積み重ね、小さくても少しずつ。 twitterの「今週の知的探求」と連動した企画です。 オレのアカウントS.H sound maker 目次 趣旨 一本目・「諏訪湖の結氷・御神渡り発生と気象条件の関係」 二本目・「遺跡保存の経済効果-吉野ヶ里・三内丸山を事例に-」 まとめ 趣旨 せっかく読んだ論文もメモとか取っておかないともったいないですよね。 ここに印象的な部分などをメモしておきます。 ※論文の内容をすべて理解したわけではないことが多いです。タイトルだけ見て、面白そうだと思って中をのぞいてみただけとか結構あります。悪しからず。 もし、論…
今なお、神事が続いている諏訪の「御神渡り」と、武田勝頼とその正室・龍勝院の関係。果たして、今回は、何が発見できるのか?レッツ考察です!! 図1・illustrated by 林慎太郎。 まずは御神渡りの記録について、當社神幸記を調べてみよう。 諏訪史料叢書 第17巻 [1] に、當社神幸記の記載内容がまとめてある。武田勝頼が元服した永禄四年から、跡継ぎが確定し、甲府に戻った元亀二年までの記述を見てみる。御神渡りのあった日付と奉行所への報告日(進上日)は表1のようになっている。 表1・御神渡りの日付と進上日 このうち、赤字の部分に注目してほしい。進上日の日付が吉日となっているのがお分かりいただけ…
寒い時期だからこそ見られる 冬の絶景があります。 霜(しも) 冬はつとめて フロストフラワー 霧氷(むひょう) 樹霜(じゅそう) 樹氷(じゅひょう) 日本三大樹氷山形と宮城をまたぐ「蔵王」 日本三大樹氷青森「八甲田山」 日本三大樹氷秋田「森吉山」(もりよしざん) 粗氷(そひょう) ダイヤモンドダスト サンピラー(太陽柱) しぶき氷 御神渡り(おみわたり) ジュエリーアイス シガ 氷紋(ひょうもん) アイスバブル 氷河(ひょうが) 霜(しも) 霜は、氷点下の気温の時に、空気中の水蒸気が 地面、草や木、建物などに凍り付く現象です。 冬はつとめて 清少納言は『枕草子』の中で、 「冬はつとめて。 雪の…
映像作品「MIWATARI」が来週、開幕する国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)での上映に『余録(241105)』は思う▲諏訪湖の「御神渡り」は、全面凍結した湖面の氷に亀裂が入り、山脈のようにせり上がる現象。出現しない時は「明けの海」と呼ばれる▲その記録は、15世紀から農作物の作柄などとともに残る。御神渡りの神事を行う八剱神社の宮坂清宮司が古文書をひもといた▲1451年からの500年間では10年に1度程度、その後の50年間は22回、今世紀はすでに17回に▲この記録を題材にした11分の映像作品が上映されるCOP29の開催地、アゼルバイジャンは紀元前から多民族が行き交った「文明の…
土日どちらも風で船が中止になりました。 今日なんて、ものっすごい風。 平地でも吹き飛びそうなくらい。 あまりにも風の予報も悪かったので、山も自粛。 ということで、過去撮影ぶんから 2023.12.10 天の川 (道内遠征) ↑東に向かった夜。 向こうは、とにかく静かなのがとても好き。 静寂。 星の声が聞こえてきそうなくらい。 それから別日に www.youtube.com 屈斜路湖の御神渡りを見てきた、の動画です。 ちょっとだけ。 氷が緩んでいそうでちょっと怖かったので、沖まで歩くのはやめておきました。 時々、氷が「ぎい、ぎゅーーーー」と言う声が聞こえていたんだけど、 上手く動画に入りませんで…
屈斜路湖の御神渡り、というか氷がいっぱーーーい! わーーーい きれいきれーーい! いっっぱい撮ってきちゃった。 誰だいこんなに氷の写真ばっかり撮ってきたのは(もちろん私) 現像が楽しいじゃないか 結氷した湖の氷が徐々に解氷して岸に押しやられてきた、のでしょうか。 湖岸に氷の山。 ↑凍って、雪が積もって、また凍って。。のしましま模様ですね きれーーーい これが水の色。 湖の色のままの氷なんですね ↑ QRコードみたい。 融けかけて凍った造形。 ぶ厚い氷が積み重なったのも、たくさん。 あれ、だんだん曇ってきちゃった。。 (お天気下り坂の予報だったし) お日さまがあるほうが、氷も素晴らしくきれいに見…
「ひとり旅で全国を巡ろう!旅道楽ノススメ」の更新情報など、サイトのトピックスをお届けします。 tabidouraku.com 【本日のつぶやき】 1月20日は「大寒」です。ここから一年で最も厳しい寒さの日々が続きます。コロナに加え、インフルエンザも流行しているので、万全な感染予防が欠かせません。 寒波は嫌なことばかりではありません。澄み切った空気は抜けるような青空をもたらしてくれ、山々のシルエットもくっきりと映し出してくれます。 そして、諏訪の人々にとって一番の期待が「諏訪湖の御神渡り」。今シーズンはまだまだ結氷には程遠く、ついつい大寒波に期待しがちです。 御神渡りの出現は、多くの人たちを諏訪…
2023年10月で建て替えのため閉場する国立劇場のさよらな公演。2022年12月の文楽公演『本朝廿四孝』を観てまいりました。 武将たちの知略策略が複雑すぎます 諏訪法性の兜の実物が諏訪湖博物館・赤彦記念館にあります 諏訪湖の「御神渡り」と狐の関係 公演情報 武将たちの知略策略が複雑すぎます この演目は、「十種香」と「奥庭狐火」が歌舞伎でもよく上演され、ぽん太も何度も観たことがあります。ただ部分的な上演のため前後関係がよくわからず、切腹した武田勝頼がなぜ簑作と名を変えて信玄の館に仕えているのか、「濡衣」というなんだか勝頼と訳ありの腰元は誰なのか、これまで謎に思っておりました。 こんかい二段目と四…
諏訪湖は地元の人びとが語るように「日本のヘソ」、つまり、中心点だ。 なぜなら、中央構造線と糸魚川-静岡構造線(ファオッサマグナ)の交差上に位置しているからだ。 思い起こすのはギリシアのデルフォイだ。そこにはアポロンの神殿があって、古代ギリシア世界の中心地とされた。その場所に喩えれば、諏訪湖は日本のオンファロスだ。そうここでは示唆しておく。オンファロスとはヘソのギリシア語だ。 諏訪大社があり、かつては「御神渡り」という氷の割れ目が見ものであった。上社と下社を行幸すると人びとは信じている。 隠れたる神のミシャグジは隠然たる勢力圏を中部地方に有していた。それと記紀神話に出てくる顕現せる神、建御名方命…
オミクロン株の感染、かなり広がってきてしまいましたね。 私の住む長野県内でも、今までに聞いたことがない数字が更新され続けて、なんだか怖い感じです。 ニュースを見過ぎると、ちょっとザワザワしちゃいそうなので、ここのところはあまり見過ぎないように気をつけています。 こんな時期だからこそ、楽しいこと、好きなことに気持ちを向けたいところです。 私のパワースポット!?凍った諏訪湖 あったかごはんに元気をもらう! 焼き芋焼いてホックホク! ある日の私のお昼ごはん 私のパワースポット!?凍った諏訪湖 この時期、諏訪湖の御神渡り(おみわたり)を楽しみにしている信州人も多いと思いますが、私もその一人です。 ww…