神の使者と言えばアーテン・パーサだと思っていたが、 やってくる全ての兄弟たちが神の使者だった、 と悟った瞬間の衝撃は、計り知れないものだった。 これはもう、今、僕と関わりのある人たちだけでなく、 過去に出会った全ての人たち、はては、 ふらりと入った喫茶店の店員さんに至るまで、 ひとり残らず、全部が全部、神の使者なのだった。 しかし、誤解を避けるために付け加えるなら、 僕自身の罪悪が投影された兄弟たちであるからこそ、 彼らは愛なのであり、僕にとっての神の使者なのだ。 決して、自分に都合のよい愛の使者なのではない。 いや、こんなこと、ずっと前から知っていた。 しかし、 言葉や頭ではない、ハートでの…