661年7月24日斉明天皇崩御後、中大兄皇子は10月7日には博多港の長津宮を離れ倭京に戻ってしまった。結局九州で指揮をとったのはたったの2ヶ月半。以後、九州で中大兄皇子が戦争を指揮した記録は日本書紀にはない。 中大兄皇子何してた? 斉明天皇崩御後の日本書紀の記事について時系列をまとめてみると、7月24日 朝倉宮で斉明天皇崩御7月 中大兄皇子は長津宮に移り、徐々に(稍)、海外軍を指揮する(原文『稍聴水表之軍政』)8月1日 中大兄皇子は斉明天皇の亡骸を磐瀬宮(長津宮)に移送9月 中大兄皇子は長津宮で豊璋に織冠を授与し軍と共に百済に送り出す。10月7日 中大兄皇子は斉明天皇の亡骸とともに出港10月2…