第33代(592 - 628)歴代天皇で最初の女性天皇。 554年、欽明天皇の皇女として生まれた。母は蘇我稲目の娘である堅塩媛(キタシヒメ)。即位前の名は額田部皇女(ヌカタベノヒメミコ),諡名は豊御食炊屋姫(トヨミケカシキヤヒメ)。初め、敏達天皇の皇后。蘇我馬子による崇峻天皇暗殺直後、即位。 聖徳太子を摂政とした。体制の維持整備、遣隋使の派遣などにより海外からの制度文物を積極的に導入。
はじめに 推古天皇が敏達天皇の皇后 #豊御食炊屋姫 の時に新設されたのが #日奉部(ひまつりべ)#四天王寺 は春分・秋分に日が沈む #石鳥居 の方向を基準に伽藍配置されたことを考えるとここで #太陽祭祀 が行われた可能性が高いですが。#折口信夫 #夕陽丘 #日想観 目次 前回記事(四天王寺伽藍に見える姫巫女の王の意向と太子の創意工夫) 推古天皇の日奉(ひまつり)・太陽祭祀 日奉(日祀)のこん跡がない不思議 アラハバキ解(第29章公開) 本文 前回記事(四天王寺伽藍に見える姫巫女の王の意向と太子の創意工夫) 四天王寺 金堂と五重塔 中央廻廊の金堂前に転法輪石。さらに向こう・西の先に石鳥居 南北に…
はじめに 講堂-金堂-五重塔-仁王門が南北に並ぶ #四天王寺伽藍。真北ではなく西に約3度傾いた配置から #推古天皇 #太陽信仰 を融合した #聖徳太子 #転法輪(が説くところの中道)の創意工夫が見えてきます 目次 四天王寺伽藍の秘密 推古女帝の古神道(太陽祭祀) 敏達天皇6年、詔して日祀部(ひまつりべ)、私部(きさいべ)を置く アラハバキ解(第29章公開) 本文 四天王寺伽藍の秘密 以前、四天王寺さんの伽藍は、転法輪石と石鳥居の方位を基準に設計されていることを紹介しました。 www.zero-position.com 四天王寺の伽藍は、春分・秋分に太陽が落ちる石鳥居の方位を基準に設計されている…
復元された玉虫厨子タマムシのずしでございます🌸 少納言日記🌸の再掲載でございます🌿 少納言邸はマンションのため、滅多にゴキカブリ様(ゴキブリの別名もございます😛)に、 御目に掛かる事はございませぬが、 ある時、玄関のドアを開けた時に、目が合いましたの👀 ゴキカブリ様が玄関前の廊下にいらっしゃる:(;゙゚'ω゚'): ゆるりと中にお入りになろうとされますが、 わたくしは、足がない🐛、足が六本🦗、足が8本🕷のビジュアルは駄目なのでございますっつ😭 「せっかくお越しくださいましたのに申し訳ございませぬが、お引き取りくださいませ😭」と、そっとドアを閉めましたのよ🚪 ああ、ビジュアルに左右される己の未熟…
日本初の女性天皇はかなりやり手の女性だった 日本で初めての女性天皇が推古天皇であるが、その治世は30年以上と長く、その間の日本は安定していた。ここに推古天皇の手腕があるという。 推古天皇こと額田部皇女は欽明天皇を父に蘇我稲目の娘の堅塩媛を母にして生まれた。この時代は天皇ではなくて大王と呼ばれていた時代で、大王は豪族と合議制で政治を行っていた。額田部皇女は18才の時に後の敏達天皇となる腹違いの兄の妻となる。敏達天皇はキサキである額田部皇女のために「私部」というキサキの宮に物資を納めたり労働するための部署を作ったらしい。当時のキサキには天皇の補佐をして政治をする役割があったことから、キサキの経済基…
みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。 「女性天皇」の3回目です。 (出典:ウィキペディア『推古天皇像』) その最初の女性天皇である推古天皇(すいこてんのう)は、欽明天皇( きんめいてんのう)の皇女で、同時に敏達天皇(びだつてんのう)の皇后 でありました。 その敏達天皇が崩御すると、弟にあたる用明天皇(ようめいてんのう)が即位した のですが、用明天皇も間もなく崩御してしまい、続けてその弟にあたる崇峻( すしゅん)天皇が即位いたします。 しかし、後継者が決まる前に崇峻天皇が暗殺されてしまったため、政治が混乱し、 皇位継承を巡る争いが起こりそうになります。 そこで、皇女でもあり先帝の皇后である推古天…
みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。 前回の「女性天皇」の続きです。 (出典:ウィキペディア『推古天皇像』) 今までの女性天皇のうち8方中6方は皇女(こうじょ・天皇の娘)で、 1方が皇孫(こうそん・天皇の男系の孫)、あと1方が皇曾孫(こうそうそん・ 天皇の男系の曾孫)でありました。 このように歴代の女性天皇は、全方が天皇の「男系の子孫」に当たります。 この「男系の子孫」とは、父親を辿ると、初代天皇の神武天皇にまで行き着く人 のことをいいます(海外で説明するときは、男系よりも父系『Father‘s line 』というとすぐわかるようです。日本でも男系と言うより、父系という言い方 の方が理解しやす…
少納言邸はマンションのため、滅多にゴキカブリ様(ゴキブリの別名もございます😛)に、 御目に掛かる事はございませぬが、 ある時、玄関のドアを開けた時に、目が合いましたの👀 ゴキカブリ様が玄関前の廊下にいらっしゃる:(;゙゚'ω゚'): ゆるりと中にお入りになろうとされますが、 わたくしは、足がない🐛、足が六本🦗、足が8本🕷のビジュアルは駄目なのでございますっつ😭 「せっかくお越しくださいましたのに申し訳ございませぬが、お引き取りくださいませ😭」と、そっとドアを閉めましたのよ🚪 ああ、ビジュアルに左右される己の未熟さを恥じ入りつつも、鈴虫、蛍などは風流なりと 愛でられるというのに、ゴキカブリ様は恐…
以前に仏教伝来(6世紀)よりずっと前、日本に仏教が入ってたという話をしました。今回は6世紀以前に入ってた可能性を示す、お宝について語りたいとおもいます。 いつもたすかります var nend_params = {"media":70381,"site":356601,"spot":1057984,"type":1,"oriented":1}; 隋書倭国伝の年代 中国の古典の1つに隋書があり、これは628年に成立したものでした。倭人伝の内容をみると西暦600年頃の様子が記されていると見られるので、古墳時代を紐解く上では重要だったりします。 この年代が分かるのは、隋書に開皇二十年という年号が登場し…
奈良県寺院探訪 二上山 當麻寺 住所 奈良県葛城市當麻1263 宗派 高野山真言宗・浄土宗 拝観 500円 曼荼羅堂で受付。 金堂・講堂・曼荼羅堂料金 駐車場 有料駐車場 500円 ランク ★★★★(4.3)(5段階) 🔴古代の交通の要所で二上山の麓にある當麻寺は、推古天皇20年(612)に 用明天皇の第三皇子である、麻呂古親王(當麻皇子)が河内国に建立した万法蔵院が 前身で、當麻国見が白鳳9年(681)弥勒仏を本尊とし禅林寺と称したのが今の 當麻寺です。白鳳~天平期に伽藍が完成し、当初・三論学を学ぶ寺院であったが 弘仁14年(824)弘法大師空海が訪れ、後真言宗となる。また天平時代に製作 さ…
出雲の鰐淵寺(がくえんじ)では書置きとはとても思えぬ格調高い御朱印を頂けます。かつてはこちらで修行した多数の僧兵を抱えた出雲有数の勢力でしたが、現在ではひっそりとした寺院となっています。武蔵坊弁慶も修行したという浮浪の滝は水量こそ少ないものの神秘的雰囲気に包まれています。 鰐淵時の御朱印 御朱印所 御朱印 鰐淵時で修行した僧兵で栄えた歴史 アクセス 交通 地図 鰐淵寺の境内 仁王門 大慈橋 石段 根本堂 銅鐘(重要文化財) 摩陀羅神社 釈迦堂 弁慶も修行した蔵王堂と浮浪の滝 鰐淵時の御朱印 御朱印所 鰐淵時の御朱印は大慈橋を渡ってすぐの場所にある拝見受付で扱っています。全て書置き対応のようでし…
2024年大河ドラマは『光る君へ』に決定しました。舞台は平安時代中期、そして主人公は紫式部。通常より遅い発表で「もしかして大河ドラマは2023年『どうする家康』で終わり!?」なんていう不安がよぎったりもしましたwしかしこれだと2025年の大河ドラマ発表もいつになるのかわかりません。2024年大河ドラマ発表からあまり間をおかずに発表なんてこともあるかも!?というわけで、さっさと2025年の大河ドラマ予想をしてしまいましょう! 2025年大河ドラマを予想しよう 大河ドラマ予想のための観点 過去に大河ドラマで採用された主人公の傾向 主人公の知名度 主人公の男女比率は? 実在人物とは限らない 複数回選…
《 浅草七福神巡り その1 》 浅草寺大黒天からはじまる 浅草の「七福神巡り」については、よくテレビで取り上げられていますので、一度は近いので「行ってみよう!」となりました。 2021年6月13日に、浅草雷門前に集合となりました。 「パワースポット探索の会」のメンバーが集まります。 浅草寺は、幾度となく行っていますが、本堂は人が多く、邪気が常に蔓延していますので、今いち好きになれないところです。 常に大勢の人が押し寄せるので、常に本堂前は邪気っています。 敏感の方なら、その邪気が髪の毛にへばりつきますので、身体が歪みます。 「雷門」浅草寺だけでなく、「浅草」を代表するものでもあります。 浅草が…
お久しぶり。 コロナや都合がつかなかったりで、GWもどこも出かけず、ずっと写真を撮らず。前回撮影に出かけたのが4月中旬で丸々1ヶ月ぶりのお出かけ。 aremo-koremo.hatenablog.com aremo-koremo.hatenablog.com やっと半日ほど時間が取れたのでちょっと気になっていた「麻賀多(まかた)神社」を見に行ってきた。 麻賀多神社はなんだかよく見かけるなぁと思っていたが、どうも佐倉市や成田市にかなりあるらしい。 最初の印象は神社の名前が読めない。至る所にあるように感じていたというぐらいだった。 その数、調べたら18。「麻賀多十八社」と呼ぶらしい。 18ある? …
私のブログ「りっぷんちぇんしん」にお越しくださり、ありがとうございます。 台湾の言葉で「リップンチェンシン」は日本語で「日本精神」。 日本では希薄になってしまった素晴らしい日本人の気質が台湾に残っています。その精神を再び母国である日本に復活させたいという気持ちでこのブログをはじめました。 埼玉県行田市 八幡山古墳 「和をもって貴しとなせ」…学校で習ったのは、仲良くしましょう!?
大阪府寺院探訪 磯長山 叡福寺 住所 大阪府南河内郡太子町太子2146 宗派 単立 拝観 宝物館 土日祝のみ公開 300円 駐車場 無料 ランク ★★(2.6)(5段階) 金堂(府文)と多宝塔(重文) 🔴叡福寺は、推古天皇28年(620)聖徳太子・厩戸王が自らの墓所とこの地を 定めた。翌年、生母である穴穂部間人皇后が、磯長廟に埋葬され、その次の年に 聖徳太子と妃が同年に亡くなり磯長廟に埋葬されたという。太子らの霊を慰める為 聖武天皇の勅願により神亀元年(724)伽藍を整えたという。 創建時期は諸説あるが、中世以降の太子信仰の中心地として繁栄した。 天正2年(1574)に、織田信長の兵火により堂…
さて、本日は「実はやっているようで単独ではやっていなかった」折り紙の韓国起源説についてです。 本日の投稿動画 www.nicovideo.jp youtu.be 元記事 「折り紙の韓国起源説」実はかなり深刻な問題 https://oogchib.hateblo.jp/entry/ar568292 どんどん酷くなる折り紙の韓国起源説 https://oogchib.hateblo.jp/entry/ar718111 まだまだ続く折り紙の韓国起源説 https://oogchib.hateblo.jp/entry/ar922366 以下は動画のテキスト版です お品書き・問題発覚・新たな団体 注意 …
愛媛県の最北端、瀬戸内海の内海に浮かぶ大三島に鎮座する伊予國一ノ宮。 今治と広島県尾道を結ぶ「しまなみ海道」のほぼ中央にあたり、サイクリストのメッカでもある。鎮座地は大三島最高峰鷲ヶ頭山から西に続く安神山の麓にあたり、社地の東側には山が迫っている。 ニノ鳥居から社頭の眺め。社頭の前を横切る道路は県道21号線、一ノ鳥居はここから西に徒歩10分程先に更に歩いた「みやうら海の駅」の船着き場に聳えています。社頭には大きな常夜灯に見上げるように大きな「大日本総鎮守大山祇神社」と刻まれた社号標が立つ。その先の鬱蒼とした杜に包まれた明神鳥居の前にはこれまた大きく逞しい狛犬が社頭を守護する。じつに一ノ宮らしい…
平安京の鬼門に祀られた崇道天皇=早良親王(750-785)。 昨日、京都御所の艮(うしとら)の鬼門として上高野西明寺山に建てられた崇道神社の社頭を 撮影してきましたが、ここと一直線で結ばれた坤(ひつじさる)の裏鬼門は乙訓寺でした。 え?! 乙訓寺って、藤原種継暗殺事件に連座させられ、身の潔白を証明するため絶食した 早良親王の幽閉先ですよね? 古代人はそこまで考えて結界を張ってたんですか? 実は、憤死した早良親王の亡骸は流刑地の淡路島へ運んで葬られていたのですが、 3人の妃(藤原旅子・藤原乙牟漏・坂上又子)と生母 高野新笠が病死したことで 実弟の崇りを恐れた桓武天皇は、延暦19年(800)に「崇…
今回は、甘木地方の総鎮守の須賀神社です。前回投稿の鷂天神社 はいたか・てん・じんじゃ から移動しました。 甘木・朝倉の総鎮守神社がこちらの須賀神社だとは後で知りました。日本最古級の神社だという大己貴神社かな、と何となく思っていたので意外。 場所 福岡県立朝倉高校のすぐ横にあります。朝倉市の中心部にあり、かなり狭い路地に面し、見つけにくく入りにくい。 ☝️◆ 場所名 : 朝倉市甘木須賀神社 緯度, 経度 : 33.42208 130.661606 Make this Notebook Trusted to load map: File -> Trust Notebook 「甘木」というと天照の「…
犬との旅行プランナーのキャンディです。 犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。 奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。 今回は、令和4年5月7日(土)5時頃に、奈良県橿原市の橿原神宮の南側にある深田池の風景を愛犬🐶と紹介します。 なお、深田池周辺での犬のマナーは必須です。 1おすすめ 深田池は、飛鳥時代に推古天皇が畝傍池と言う名称で、稲作の安定生産のために造ったため池と言われており、「日本書紀」にも、推古天皇が613年11月に畝傍池(うねびのいけ)、和珥池(わにのいけ)、掖上池(わきがみのいけ)を造ったという記…
前回に続き、高宮王の怪しい歌について。 【目次】 高宮王の怪しい歌 つまらない現代語訳 語釈 婆羅門 意訳とは名ばかりの何か 高宮王の怪しい歌 波羅門の作れる水田(をだ)を食む烏(からす)瞼(まなぶた)腫れて幡桙(はたほこ)に居り (3856) 万葉集 巻第十六 つまらない現代語訳 波羅門が作った田を食うカラスは、瞼を腫らして幡桙に止まっている。 語釈 「幡桙(はたほこ)」は、のぼりのような旗をつけた、ほこのこと。朝廷の会議や法会(ほうえ・仏法を解いたり亡くなった人を供養するための集会のときに立てたという。 それからカラス。田んぼを食い荒らすカラスなんているのかと思ったけれど、農林水産省の「野…
2022年4月から長野市の善光寺で7年に1度の御開帳がはじまりました。 今年はコロナ禍のために1年遅れの開催となっています。 神社仏閣好きな方ならすでに情報をキャッチしている方も多いと思います。 私は昨年末に訪ねた甲斐善光寺でこの御開帳のことを知りました。 www.momoyorozu.net 善光寺の御開帳とは 仏教寺院で厨子等に収められている秘仏の扉を開いて拝観できるようにする宗教行事のことを御開帳といいます。 ただし、長野(信濃)善光寺では、御本尊である一光三尊阿弥陀如来は、絶対秘仏とされ、住職ですら目にすることが許されていません。 そこで、御本尊の身代わりとして造られた前立本尊を七年に…