首都・東京の巨大な胃袋を、大田市場から支える青果流通の巨人、東京荏原青果株式会社。戦時下の1935年にその歴史の幕を開け、幾多の市場統合と再編を経て、都民の食生活を支え続けてきた同社の第106期(2025年3月期)決算が、2025年6月16日付の官報に掲載されました。その驚異的な財務基盤と、産地と食卓をつなぐ社会的使命を全うする同社の事業戦略の核心に迫ります。 20250331_106_東京荏原青果決算 第106期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 7,060百万円 (約70.6億円) 負債合計: 2,503百万円 (約25.0億円) 純資産合計: 4,557百万円 (約45.6億円)…