もともと「正倉」とは、奈良・平安の律令時代に正税や重要物品を収めるために、中央や地方諸国・郡・郷の官庁や大寺院などに建てられた倉のこと。その正倉が幾棟も集まっている区域・一角が正倉院と呼ばれた。
その後、このように各地に存在していた正倉・正倉院は歳月の経過と共に無くなってしまい、現在は僅かに東大寺正倉院内の正倉一棟だけが往時のまま今日まで残っており、「正倉院」といえばこの東大寺の正倉院宝庫を指すようになった。
宮内庁の管轄。
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