最近、嬉しかったことがある。感動的だったと言い換えた方がいいかもしれない。素朴な紙人形の数々を発見した事である。因尾のコミュニティセンターの玄関脇に陳列されてあった。多分、随分長い間、一部の地元の方以外には関心を抱かれる事なく埃を被って時を過ごしてきたに違いない。 それは「本匠郷土資料館」に展示されている民具を調べていた時の事である。一人の地元のご婦人が一緒に見たいと入って来た。この資料館を訪れる人は殆どいない。説明案内がある訳でもない。錆びついた錠前を開けて入る。引き戸が結構重くて力がいる。建てられて百年目を迎えたばかりの文化財指定を受けてもおかしくない貴重な木造二階建てである。旧因尾村役所…