「島流し」と聞くと、どこか物語の中の出来事のように感じるかもしれません。でも実は、日本の歴史に実在したとても厳しい刑罰のひとつだったのです。今回は、かつて本当にあった「島流し」という刑について、わかりやすく、そして興味深くご紹介します。 島流しとは?簡単に言うと「流刑(るけい)」 「島流し」とは、罪を犯した人を遠く離れた島へ強制的に送る刑罰のことです。正式には「流刑(るけい)」と呼ばれ、奈良時代から江戸時代にかけて実際に行われていました。今で言えば、都会で暮らしていた人が突然、誰も知り合いのいない無人島に送られるようなもの。しかもそれは旅行ではなく、戻ることも許されない「刑」なのです。 どんな…