空腹時に存在感を大きくする「おにぎり」には定義がつきもので、誰が握った「おにぎり」でも良いと言う人は数少ないだろう。炭水化物で出来ているので、いち早くエネルギーに変わるとかの食物学的な効果は別にして、肉親や好意を持つ人が持たせてくれると、絶大なパワーを発揮する。 この頃では衛生面に気を付けて、調理手袋・ラップでご飯を包んで握っていく人も少なくはない。素手で握るよりも、数段腐りにくいと言うから、いかに綺麗に洗ったとしても、人間の素手には黴菌が数多く付着しているってことだ。簡単に言えば、仲の良い人とは黴菌をあげたり貰ったりできる関係だと言うことだ。 むかしオバアが作ってくれた「焼き味噌おにぎり」を…