日々、ご高齢の方々と接しながら、人生について考えさせられることが多くあります。 若いころは、「成功すること」「お金を稼ぐこと」「立派な家を持つこと」などが人生の価値だと思っていました。 しかし、介護の現場で多くの人生の先輩方とお話しする中で、「これまで価値があると思っていたことが、実は少しも大事ではないことに気づく」 ことが増えました。 人生の最期に近づいたとき、人は何を思い、何を大切にするのか。今回は、私が介護の現場で学んだ「本当に大切なもの」についてお話ししたいと思います。 1. お金や物よりも、人とのつながりが大切 お金や物は確かに生活に必要です。しかし、人生の終盤に差し掛かったとき、人…