田中邦衛

前回、北海道旅行の話を書きましたが、今回はその続きです。小樽の後、札幌経由で高速道路を北上し、美唄から峠を越えて富良野に入りました。富良野と言えば、かつて多くの人を引き付けた倉本聰原作の不朽の名作テレビドラマ「北の国から」のロケ地として有名で、以前から一度行ってみたいと思っていたところです。北海道のほぼ真ん中であるので、北海道の”へそ”の地などと言われ、街にはへそ踊りなるイベントもあるそうな。現に、小学校みたいなところにへそのマークもありました。 「北の国から」のドラマを見る限り、富良野は極寒の地のイメージがあったのですが、小生の旅行当日は真夏だったので、気温が30度以上。しかも無風状態なので…

安部公房と初めて組んだ勅使河原宏初長編。炭鉱、貧困、瓜二つの男、白いスーツの殺し屋、見捨てられた集落にひとり残る女、それらを眺めている幽霊。粟津潔によるカッコいいタイトルと前衛的でシュールな映像に加え、武満徹、高橋悠治、一柳慧によるプリペアドピアノとチェンバロの不協和音と音色が不穏な空気を醸し出し、映画全体がまるで悪夢のような様相を見せる亡霊の映画。 （シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用） 監督：勅使河原宏 出演：井川比佐志/宮原カズオ/大宮貫一/田中邦衛/矢野宣/佐々木すみ江/松尾茂/観世栄夫/佐藤慶/金内喜久夫/松本平九郎/奈良あけみ/袋正/島田屯 どんな話なのかな〜とまったく前情報も…

迫力満点のヨットレースが展開する！ハワイロケで贈る人気シリーズ第４弾！加山雄三主演「若大将」シリーズ第４作。京南大学ヨット部のキャプテン”若大将”こと田沼雄一（加山）は、ハワイ大学に留学して現地で遊び呆けている青大将・石山（田中）を連れ戻すために、風薫る太平洋の楽園・ハワイに初めて降り立った。そこで化粧品会社のＯＬ・澄子（星）と再会し、仲良く青大将を捜索することに。無事青大将をつかまえ帰国した雄一を待っていたのは大学対抗ヨットレースだった。南の島ハワイを舞台に、若大将の魅力が全開する！ （Prime Videoより引用） 監督：福田純 出演：加山雄三/星由里子/田中邦衛 ハワイの若大将 加山雄…

監督 森崎東 脚本 新藤兼人 原作 松本清張 出演 中谷昇 中谷一郎 田中邦衛 橋本功 小松方正 戸浦六宏 浜田虎彦 稲葉義男 木村理恵 ただいま、YouTubeの松竹シネマPlus公式チャンネルで無料放映中。日活で1964年の映画はアマプラで視聴できますが、くら～～い気持ちになるので見るのを避けていました。が！テレビドラマとして製作された1980年のこの作品をみて今日は1964年の作品を見てみようと思います。松本清張とくればGHQの関与が濃厚！なんですが、下山事件は清張の推理はどうかなぁ？？と思った私ですがこれはそうかもしれないと思いました。平沢貞通のことは若い頃から知っていましたが、あまり…

加山雄三主演「若大将」シリーズの第2作目。老舗のすきやき屋“田能久”の一人息子、若大将こと田沼雄一の恋・音楽・スポーツのキャンパスライフを描く。ある日、田沼雄一は銀座のレストランで他大学の拳闘部連中と喧嘩をしてしまう。後日、罰として店で住み込みのバイトをする彼の下へ、京南大学拳闘部へ入部の誘いが来る。 （Prime Videoより引用） 監督：杉江敏男 出演：加山雄三/星由里子/団令子/田中邦衛 銀座の若大将 加山雄三 Amazon とまあ、あらすじの通りなんですが、若大将モテモテ。そして星由里子はやきもち焼き。今回はボクシングである。の前に、奉公に出された店の出張でスキー場にも。東京を飛び出…

ムショ帰りの佐藤允が惚れた名前も知らないコールガール（水野久美）。殺人者に仕立て上げられた佐藤のアリバイを証明できるのは彼女だけだが…。 警察も真相に気づきはじめる中、佐藤は女の居所を探る。佐藤と水野を執拗に追う黒手袋の男（田中邦衛）の不気味さも光るスタイリッシュ・サスペンス。果たして真犯人は誰だ!? （シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用） 監督：福田純 出演：佐藤允/中谷一郎/水野久美/浜美枝/平田昭彦/中丸忠雄/田中邦衛 いまは更生してダンプの運転手となった佐藤だが、愛した女が死んだと告げられる。死体を見てみると、この女は違う！ あの女はどこにいるのか。そして彼女は実は病気の夫のために…

1986年 東宝 監督：根岸吉太郎 脚本：森田芳光 出演：十朱幸代、田中邦衛、藤真利子 鑑賞：BS松竹東急 もう40年ほど前の映画ですが、公開当時評判がよくレンタルで借りて見たのを覚えています。すっかり内容は忘れていましたが、こういう少しマイナーですが上質な作品がBS松竹東急で放送されますので、すっかり最近はこの放送局にはまっています。今はテレビドラマ「熱中時代」も放送されていますので、放送局の垣根を超えた番組制作に昭和のファンとしては嬉しい限りです。さてこの映画ですが、主人公は中学生と小学生の息子を持つ兼業主婦の十朱幸代、仕事はインタビュアー雑誌の記者。夫は単身赴任で研究員、職場に愛人がいま…

www.shochiku-tokyu.co.jp「男はつらいよ」シリーズや『息子』(1991)などの山田洋次監督による作品。 東京・下町のある夜間中学で働く教師・黒井が、卒業を迎える生徒たちに思いをはせる様子が描かれます。 夜間中学を舞台にした教師と生徒の絆が見どころ。年齢も境遇もバラバラな生徒たちと心を通わせていく日々は、落ち着いていながらも味わい深い内容に。 主演の西田敏行を初め、田中邦衛、萩原聖人、竹下景子ら実力派俳優たちの活躍にも注目です。放送情報学校 BS260 ＢＳ松竹東急 2024/12/26(木) 20:00-22:30＜過去の放送＞ 2024/3/13(水) 19:30-21…

こんばんは。 昨日、年末ジャンボ宝くじ、買ってきました。 宝くじ売り場はすごい行列でした。 ついでにスクラッチくじも買ってきました。 まだ削ってません。 最近は「北の国から”2002 遺言（前編・後編）」を少しずつ観ています。 当時はようやく「携帯電話でインターネットが普及し始めた頃」。 雪子（役：竹下景子）：「兄さん！兄さんっ！」 五郎（役：田中邦衛）：「おっ。どうした？」 雪子：「もう呆れちゃって、ものが言えない。」 五郎：「なんだ？」 雪子：「大介よ！兄さん言ってやってよ！」 五郎：「どしたの？」 雪子：「あんまり何も喋らないから、夕べ夜中まで問い詰めたのよ。 『何がしたいの？なぜ此処に…

カスハラ対策ポスターへの“理不尽な言いがかり”にウンザリ ... カスハラ対策 働く人守る手だて急務だ（２０２４年１２月２０日『山陽新聞』－「社説」） 職場でのハラスメント（嫌がらせ）を根絶する一環として厚生労働省は、顧客や取引先が理不尽な要求をする迷惑行為「カスタマーハラスメント」（カスハラ）から従業員を保護する対策を、全ての企業に義務付ける方針だ。義務付けを柱とする報告書案を労働政策審議会の分科会で示した。来年の通常国会で関連法案の提出を目指す。 カスハラを巡っては近年、被害に遭った従業員が心身の不調を訴えたり、退職に追い込まれたりするなど社会問題となっている。従業員が安心して働ける職場づ…

www.shochiku-tokyu.co.jp『闇を裂く一発』(1968)、『遠野物語』(1982)などを監督した村野鐵太郎による作品。 台風検知のためのレーダーを富士山頂に設置したい気象庁の葛木が、三菱電機技術部員の梅原と大成建設の伊石を仲間に引き入れ大義を果たそうとする姿が描かれます。 富士山頂を巡る男たちの物語が見どころ。登山家でない3人の男たちが、気象学発展のために挑む登山の行程は熱く感動的です。 石原裕次郎、渡哲也、田中邦衛ら大御所俳優が集結している点も見どころに。放送情報富士山頂 BS260 ＢＳ松竹東急 2024/12/17(火) 20:00-22:30作品概要1970／日本 …

『ワンピース』の世界で最も謎めいた海軍大将の一人、緑牛（アラマキ）。 長らくシルエットだけで語られてきたその存在は、ワノ国編の終盤になってようやくその姿を現しました。 海軍大将といえば、これまでも著名な日本の俳優がモデルとなってきました。 赤犬は藤原喜康さん、青キジは松田優作さん、黄猿は田中邦衛さん、そして藤虎は勝新太郎さんと、それぞれ個性的な俳優がモデルとして知られています。 そんな中、新たに登場した緑牛のモデルについて、多くのファンが注目しているのが俳優・原田芳雄さんとの関連性です。 その特徴的な容姿や、他の海軍大将のモデルとなった俳優との関係性から、原田芳雄説が有力視されています。 さら…

土曜日は風が強かったが日曜日は穏やかな気配。 バイクも動かしたいので、9：30定光寺～古虎渓方面へ緊急発進させる。 志段味から定光寺に向かったが、この道はコストコを始め、大型店が相次いで 開業し、そのせいで2車線の左車線は大渋滞です。。 10時前後はここは通らない方が良さそうだ。

▼ラジオ中の私のつぶやき 12月11日の信濃毎日新聞を読んでるもう中 アルウィンの改修工事で座席プレゼント？ 家にソファーがないからアルウィンの座席で埋めようとするもう中 家をスタンドみたいにする エンタメの家には置けない もう年末 鳥人間コンテストも無事に撮り終えた？ 初めて門松を出そうとしてるヤジマリー。 しめ縄を知らないエンタメ しめ縄も門松も新年前に出す しめ縄を知らないと言ったが知ってた(名前を知らなかった) 海外に行ったことないと言ってたが、他で海外3回行ったと言ってた どっちが本当？ ちょいちょい知らないエンタメ 最近深みが出た(彫りが深くなった？ふけた？) 大正漢方胃腸薬みたい…

甲辰年十二月十三日。摂氏▲2.1/7.2度。曇。 ハロウィンの次にはまたアタシの苦手なクリスマスがやつて来る。クリスマスパーティの飾りつけをやつてゐるところで文字飾りでふざけて何か他の言葉にできないかと “CHERASTMY” と置いてみたらウケるどころか、誰もこれをイタズラだと思はず何か意味でもあると思つてしまつたのかしばらく動かされずにゐた。もうサザエさんどころか意地悪ばあさんである。 京都〈千年の都〉の歴史 （岩波新書）を読む。 平安京が京都に。だが今の京都市街地に平安時代に造られた建造物は何一つ残つてゐない。郊外を見渡しても醍醐寺五重塔が最古で天暦六年（952）の建立。大原三千院（往生…

『ワンピース』エッグヘッド編で、海軍大将・黄猿（ボルサリーノ）の意外な行動に注目が集まっています。 特に1103話での展開により、黄猿が実は裏切り者なのではないかという考察が、ファンの間で大きな話題となっているのです。 黄猿といえば、海軍大将として絶大な力を持つ存在であり、世界政府に忠実な人物として描かれてきました。 しかし、エッグヘッド編での彼の言動や、ベガパンクとの過去の関係性から、その立場に大きな疑問が投げかけられています。 さらに、これまでの物語の中に散りばめられた数々の伏線が、黄猿の真の立場を示唆していたという新たな解釈も浮上しています。 たとえば、彼が掲げる"どっちつかずの正義"と…

今年鑑賞した映画で、まだブログに書いていなかった作品についてまとめて書き記しておきます。今回は70年代篇。 『哀しみの街かど』（ジェリー・シャッツバーグ） 1971年 アル・パチーノとキティ・ウィンが麻薬中毒の若者を演じたやるせない青春映画。『失われた週末』から『SHAME』『レクイエム・フォー・ドリーム』等々、綿々と続く依存症映画の重要作だ。監督はカメラマン出身のジェリー・シャッツバーグ。70年代N.Y.の荒れた風景、劇伴なしのざらりとした手触りが印象的だった。 哀しみの街かど [DVD] アル・パチーノ Amazon 『スケアクロウ』（ジェリー・シャッツバーグ） 1973年 アメリカン・ニ…

日曜、アマプラで400円払って妹と観ました。 何回観ても泣くんですよね。 何回観ても『明日からがんばろう』って。 人生は出会う人で創られる。 出会いが違っていたなら友人のように今孫に囲まれて忙しくしていたかもしれないなぁ😅 西田敏行出演作品の中で西田敏行の良さが存分に出ている西田敏行真骨頂の作品だと私は思う。 夜間中学が舞台。 不良の子、不登校の子、中国のおじさん、韓国のオモニ、、 様々な境遇の生徒、そして裸でぶつかり寄り添う西田敏行演じる先生。 竹下景子演じるシングルマザーの美人先生。 中でも壮絶な人生を生きてきた田中邦衛演じるイノさんは強烈な個性。 字を一から覚え1週間かけて書いた手紙がち…

長谷川良品という放送作家の方が田中邦衛さんの訃報に触れて投稿したNoteを読んで、目鱗落ちる的に感心したことがあったので、今回はこのことを中心に書き進めたいと思います。 氏の投稿は「北の国から」で父親の黒板五郎を演じた田中邦衛さんの果たした役割についてです。 役割というのは父親役という意味じゃなくて、田中邦衛が自身の放つ独特のオーラで視聴者を惹きつけ人気番組にした役割です。 結論ファーストでいうと、田中邦衛の放ったオーラは「なさけない」オーラだ、と氏は分析しているんですね。 ガリレオ准教授※じゃないですが、実に面白い※。 「北の国から」のホンを書いた倉本聰が取材を受けて語った田中邦衛への追悼を…