朝だ。トイレの窓から身を乗出して、東の空を観る。低空の薄雲が、眼を疑う速度で、南から北へと動いてゆく。切れ間から高空も覗ける。天気は回復するらしい。が、午後からはまた怪しくなるという。目まぐるしい空模様だ。 夕方から、打合せで人と会う予定がある。準備がまだ万端とは申しがたい。気分の準備ということだってある。ご近所のベーカリーへ飛んでいって、朝食は買い食いで済ませることとする。 去る8月8日の日記「聴いてみたいもんだ」で、旧い仲間たちとの飲み会を報告した。なんのことはない、老人たちの生存確認会だ。こんなふうに書いた。 ――化けて出るほど永い歳月を付きあってきて、互いになんでも知合っているかといえ…