略歴
10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに絵を描き始め、水彩、パステル、油彩などを使った幻想的な絵画を制作。
- 1957年
- 渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。1960年代後半にはボディ・ペインティング、ファッション・ショー、反戦運動など多数のハプニングを行う。また映画製作や新聞の発行などメディアを使った表現にも着手。1968年自作自演の映画「草間の自己消滅」は第4回ベルギー国際短編映画祭に入賞、第2回アン・アーバー映画祭にて銀賞を受賞。ヨーロッパ各国でも展覧会、ハプニングを行う。
- 1973年
- 帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。1983年小説「クリストファー男娼窟」で第10回野性時代新人賞を受賞。
- 1986年
- フランスのカレー市美術館、ドール美術館にて個展。1989年ニューヨーク国際芸術センター、イギリスオックスフォード美術館にて個展。1993年第45回ベニス・ビエンナーレに参加。
- 1994年
- より野外彫刻を手がける。福岡健康センター、福岡美術館、ベネッセ・アイランド直島文化村、霧島アートの森、松本市美術館に野外彫刻を、リスボンの地下鉄通路に壁画を制作。
- 1996年から
- 主にニューヨークのギャラリーを中心に活動を始め、同年開いた二つの個展はそれぞれ国際美術評論家連盟より賞を受ける。
- 1998年から1999年
- ロスアンゼルス・カウンティ・ミュージアムを皮切りに大回顧展がニューヨーク近代美術館、ウォルカーアートセンター、東京都現代美術館を巡回。
- 2000年
- 第50回芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰を受賞。同年、フランス、コンソルシウムで始まった個展は、パリ日本文化会館、オーデンセ美術館(デンマーク)、レザバトア美術館(トゥールーズ)、クンストハーレーウイーン、アートソンジュ・センター(ソウル)、アートソンジュ・ミュージアム(慶州)を巡回。
- 2001年
- 朝日賞受賞。2003年、フランス芸術文化勲章オフィシェ受勲。
- 2006年
- 第18回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞(絵画部門)。
写真家荒木経惟とのフォト・コラボレーション、作家村上龍原作監督の映画「トパーズ」に出演、ミュージシャンピーター・ガブリエル、ファッション・デザイナー三宅一生とのコラボレーションなど、美術以外でも多彩に活躍。
- 2012年
- LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)とコラボレートしたコンセプトストアが期間限定で伊勢丹新宿店にオープンした。