2024/05/06読了 多少偏りはあるけれど、これまでたくさんの本を読んできた。もちろん、ぼくなんかよりももっとたくさんの本を読んでいる人は大勢いるのでその数を競おうというのではない。ただ、たくさん読んできた本の中には、残念ながら記憶というその特性上において忘れ去られてしまったものもいるということを言うために、ぼくはたくさんの、と言ったまでだ。 読んだ本の数を競うようになってしまったら、それはとても淋しいことであるし、きっとぼくは読書をやめているだろう。それに本を読まなくても生きていける人間はいて、彼らは彼らなりの文脈を用いて生きることができる。それはとても素晴らしいことである。 ところで、…