「何かを得なければ」「昨日よりも成長しなければ」。うさぎたちの余暇は、「成長」や「効率」といった言葉によって隅に追いやられていないだろうか。 生産性を求める社会。あらゆるものがタイパ、コスパの刃で削ぎ落され、そうして得た時間や資産もさらなる生産のために消費される。どこにも行けない回し車を走り続けるハムスターのように、うさぎたちも、どこにもつながっていない生産性の車輪を必死に回している。 うさぎたちに求められているのは、隅に追いやられてしまった余暇を、再び日々の真ん中に据えることではないだろうか。成長や効率から解き放たれた、「無駄」に心血を注ぐことではないだろうか。 読まずにはいられない よく言…