『愚か者の身分』(西尾潤,徳間書店,2021年5月15日)を読了。 偽装結婚の複雑さ――書類だけでは終わらない 身分制度の闇――生きる権利はあっても,選べる人生は少ない 密輸の経済学――税関を回避することで得られる利益 人間の質感――花崗岩に例えられる人間の本質 総括――不条理に抗う術とは ランキング参加中読書 偽装結婚の複雑さ――書類だけでは終わらない 偽装結婚は簡単そうだに思われがちだが,結構面倒な案件である。 婚姻届を提出するだけではない。入国管理局に何度も出向かなくてはならないし,付き合って何年か,写真はないのか,一緒に寝ているか,ベッドはシングルかダブルか,歯ブラシの色は何色か,など…