一定の規律違反などを犯した者が会場より退場の処分を受ける事。また、その処分を指す。
特にスポーツにおいて、競技者が、競技場内より退場の処分を受ける事を意味する。
処分理由に該当する行為があった時に、該当者に対して、主審よりレッドカードが提示される。
処分後は、当該試合に競技者として参加できない。
また、退場後は該当選手を欠いた状態でプレーしなければならない。
キックオフ前に退場を命じられた競技者の補充は、氏名を届け出た交代要員の中からのみ認められる。
なお、ゴールキーパーが退場となった場合はフィールドプレーヤーを1人減らし、控えキーパーに交代させる。交代枠を使い切った、または控えがいない場合はプレーに参加しているフィールドプレーヤーの誰かが代わりにゴールを守らなければならない。
チームの人数が6人以下となった場合は没収試合となる。
同一レギュレーションの試合間では、次の試合が出場停止になる。
また、処分理由によっては複数試合出場停止になる場合あり。
初めてこのルールが適用されたのは、1970年FIFAワールドカップメキシコ大会(以下の引用は現在のJFAの規則から)
退場となる違反
競技者が、次の7項目の違反を犯した場合、退場を命じレッドカードを示す:
(1) 著しく不正なプレーを犯す
(2) 乱暴な行為を犯す
(3) 相手競技者あるいはその他の者につばを吐きかける
(4) 競技者が意図的に手でボールを扱って、相手チームの得点、あるいは決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーが行ったものには適用しない)
(5) フリーキックあるいはペナルティーキックとなる違反で、ゴールに向かっている相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する
(6) 攻撃的な、侮辱的な、あるいは下品な発言や身振りをする
(7) 同じ試合の中で二つ目の警告を受ける
退場者 | 回数 | 所属クラブ・内訳 | 備考 |
---|---|---|---|
ストイコビッチ | 13回 | 名古屋13 | |
大久保嘉人 | 8回 | C大阪8 | |
松田直樹 | 8回 | 横浜M8 | |
土屋征夫 | 7回 | ||
戸田和幸 | 7回 |
処分理由に該当する行為があった時に、該当者に対して、審判員により直ちに下される。
経緯は処分を下した審判員によって、場内に説明される。
理由は審判員への暴言、審判員や選手間の暴力行為、侮辱行為、乱闘、危険投球などが挙げられる。
処分後は、当該試合に競技者として参加できない。
また、退場の理由により、追って制裁金や出場停止処分などが課されることもある。
退場者 | 回数 | 所属球団・内訳 | 備考 |
---|---|---|---|
タフィ・ローズ | 14回 | 大阪近鉄7・巨人2・オリックス5 | 選手最多 |
マーティ・ブラウン | 12回 | 広島東洋監督8・東北楽天監督4 | 監督最多 |
金田正一 | 8回 | 国鉄1・巨人1・ロッテ監督6 | |
藤本定義 | 7回 | 巨人監督1・大映監督3・阪急監督1・阪神監督2 | |
大沢啓二 | 7回 | 東京コーチ1・日本ハム監督6 | |
仰木彬 | 7回 | 西鉄1・近鉄2(コーチ1・監督1)・オリックス監督4 | |
フリオ・ズレータ | 6回 | 福岡ダイエー・福岡ソフトバンク6 | |
アレックス・カブレラ | 5回 | 西武5・オリックス1 | |
大島康徳 | 5回 | 中日1・日本ハム4(監督3) | |
星野仙一 | 5回 | 中日監督4・阪神監督1 |
処分理由に該当する行為があった時に、該当者に対して、審判員により直ちに下される。
1試合でパーソナルファウル・テクニカルファウル合わせて5回、アンスポーツマンライク・ファウルを2回犯した場合に処分が下される。
ディスクオリファイング・ファウルは即退場となる。
ちなみにFIBAルールでは暴力行為は当事者のみが退場となるが、bjでは加わった選手も退場となる。