近年のモノマネ、特に歌マネなどでよくみられる、いわば完コピ主義的なモノマネありますよね。あれって確かにとても凄いけど、なんかモノマネという営みの良さが死んでいる気がしませんか。本質的なところで何か履き違えているように感じませんか。 おそらくこれは仕方のないことでもあります。デジタルメディアの発達と普及によって、本家とモノマネとの比較対照が非常に容易くなった。それを行うハードルも、行われた比較自体を見るハードルも、各種SNSや動画配信サービスのおかげで、格段に下がったのです。だから、受け手は公開されたモノマネを簡単かつ詳細にジャッジすることができてしまう。すると作り手もそれを前提にして、論えられ…