またミスってしまった。 ダチョウは人の心配をすると相手に負担をかけてしまうらしい。 未だにその距離感、感覚、かける言葉が難しい。 ダチョウの周りにはダチョウよりキャパが狭い人しかいないのだ。だがその人たちは人に寄り掛かれる愛嬌がある。 助けてと言わずとも周りが察して助けてくれるような魅力だ。 だがその分寄り掛かれる人がいないとすぐにキャパオーバーになる。 ダチョウの周りがそういう人が多いということは、もちろんダチョウが寄りかかられる側だ。 だがダチョウも人間。よりかかりたくなって反対に倒れようとすると相手はするりと抜け、他の棒に寄り掛かりに行く。 すんでのところでインナーマッスルを駆使し、また…