山本一太先生はblog更新して気持ちを落ち着かす

山本一太先生のblogはいつもよりは多少比較的早い、日に二三度の更新速度でございました。(それにしてもよく書かれる方だ)

So-net blog:山本一太の「気分はいつも直滑降」より、9/12から13までの更新から気になるものをピックアップした。(どうでもいいが、直滑降って言うタイトルから連想できるものって少ないよなあ)

http://blog.so-net.ne.jp/ichita/archive/20070912
http://blog.so-net.ne.jp/ichita/archive/20070913

 安倍首相が突然の辞任を発表した。 午後からは各局からテレビへの出演依頼が殺到した。 政治家になって、今日ほど「テレビに出たくない!」と思った日はない。 が、だからこそ、行かないと。 「調子のいい時だけメディアに顔を出して、都合の悪い時は逃げるのか!」と言われてしまう。 急遽招集された総務会や派閥総会の合間を縫って、中継やスタジオでコメントした。 今回の辞任に関する世論の反応は厳しい。  せめて、安倍総理の語られなかった無念とか、思いを伝える役割を果たしたいと思う。 が...総理の真意が分からない!! そこが辛い!!

アンタ一度だって「首相の真意」がわかっていたことあったのか?という問いかけは風に流しておくこととして、この人、「首相の真意をお伝えする」と称してよくテレビで話していたけど、それが「真意」とは到底思えないような話が多かったが、どう考えてももともと首相から真意を語られるような昵懇ではなかったんじゃないか。

 あ、もう午前1時15分か。 小泉前総理の再登板(総裁選挙への立候補)は、100%ない! 自分はそう思う。 どう考えても、小泉総理の「美学」と相容れないからだ。 そして、小泉前首相と同じ役割を果たせる政治家なんて、今の政界には1人もいない!! ただし、万万が一、小泉前総理が総裁選挙に立つようなことがあったとすると、これは「大政局」になるだろう。

この人の文章は読みづらく、主語述語がはっきりしてないので難読なものも多い。(これとか)だが本日は勢いのまま書いているようで、要点しか記載されてない分とても読みやすい。直感で断定しているだけなのでなんとなくご神託的な雰囲気も漂っている。まあこの人に緻密な理論とか怜悧な客観性なんつーものを求めても無理なのは話し方でわかるけれども、そのあたりが文章にも如実に表われているんだなというのがよくわかる。政治家のブログで巷の一般人以下の感想が読めるとは思わなかった自分は、まだまだ一太先生の真意をわかっていなかったんだな…と遠い目をしてみたりして。

八木電波アンテナといい、こういう人に囲まれていたから戦後レジームだの美しい国だの、本人以外が客体としてとらえにくい言語を用いていたのかもしれない。そういう意味では、山本一太先生は間違いなく側近であられたと思う。

なんだかよくわからなかった安倍総理の辞意表明記者会見を翻訳する。

私のような腐ってイカレてアレになった頭ではさっぱりわからなかった安倍総理の辞意表明記者会見だったが、親切な方がわかりやすく翻訳してくださった。コメント欄にいただいたのがあまりにも秀逸だったので、コチラでも紹介したい。ちなみに原文はこちら。翻訳部分は赤字にしてございます。

※画像はイメージではありません。

 本日、解散総選挙だけは避けたいので被害を最小限に抑えるべく)総理の職を辞するべきと決意をいたしました。
 7月の29日、参議院の選挙が、結果が出たわけですが、大変厳しい結果でございました。しかし(私か小沢かという選択で小沢が選択されたという)厳しい結果を受けて、この改革を止めてはならない、また戦後レジームからの脱却、その方向性を変えてはならない、(そうしないと増税や残業代ゼロ、年金や医療などの社会保障削減といった問題がクローズアップされてしまう)との決意で続投を決意をしたわけであります。今日まで全力で取り組んできたところであります。

 そしてまた先般、シドニーにおきまして、大量破壊兵器を持たなかったけれど攻め込んでしまったイラクの反米勢力を支援する)テロとの戦い宗主国であるアメリカとイスラエルが形成する)国際社会から期待されているこの活動を、そして(米国とネット右翼の皆様から)高い評価をされているこの活動を中断することがあってはならない、なんとしても継続をしていかなければならないと、このように申しあげました。国際社会への貢献、これは私が申し上げている、中韓への河野談話の継承などの)主張する外交の中核でございます。この政策は何としてもやり遂げていく責任が私にはある、この思いの中で、私は、中断しないために全力を尽くしていく、職を賭していく、というお話をいたしました。そして、私は、職に決してしがみつくものでもない、と申し上げたわけであります。そしてそのためには、(責任を取らない、開き直る、臭いものには蓋をする、身内は徹底的にかばう、責任は全て労組に押しつけるといった)あらゆる努力をしなければいけない。環境づくりについても、努力をしなければいけない、一身を投げ打つ覚悟で、全力で努力すべきだと考えてまいりました。

 本日、小沢党首に(国民の目の届かない場所で密約をすべく)党首会談を申し入れ、(手打ちと妥協の55年体制の復活をもくろんだ)私の率直な思いと考えを伝えようと。残念ながら、(私が得意とする審議なしの強行採決のように)党首会談については実質的に断られてしまったわけであります。(ムカついたから辞めてやるよと思いました。)先般、小沢代表は民意を受けていないと、このような批判もしたわけでございますが、大変残念でございました。今後、このテロとの戦いを継続させる上において、私はどうすべきか、むしろこれは局面を転換しなければならない。新たな総理のもとで、テロとの戦い(に論点を絞って国民の目をそらさせて残業代ゼロや増税衆院選前に処理する手法)を継続をしていく、それを目指すべきではないだろうか。きたる国連総会にも、新しい総理が行くことが(誰であろうと自分よりはましなわけで)、むしろ局面を変えていくためにはいいのではないか。

 また、新自由主義に基づく格差社会を指向した)改革を進めていく、その決意で続投し、そして内閣改造を行ったわけでございますが、参議院を野党に奪われるという)今の状況でなかなか、国民の支持、信頼の上において力強く強行採決をするような)政策を前に進めていくことは困難な状況であると。ここは自らがけじめをつけることによって、局面を打開をしなければいけない(喉元過ぎて国民が頭を冷やし、悲劇の宰相である俺様が辞めたことによって自民党に同情が向けられる頃合いだ)。そう判断するに至ったわけでございます。

 先ほど、(実質的に大臣たちの去就を牛耳っている)党の五役に対しまして私の考え、決意をお伝えをいたしました。そしてこのうえは、政治の空白を生まないように、なるべく早く次の総裁を決めてもらいたい、本日からその作業に入ってもらいたいと指示をいたしました。私としましても、私自身の決断が先に伸びることによってですね、今国会において、困難が大きくなると(いうことは、参院選後に辞任しなかったことで実感しているわけですね)。その判断から、(たとえ所信表明の直後だろうと、外遊の日程が詰まっていようと)決断はなるべく早く行わなければならないと、そう判断したところでございます。

 私からは以上であります。

おかげさまでオロカな私にも理解することができましたぜ。ありがとうございます。多謝。

改変魔界転生でみる安倍ちゃんへのひそかな思い

正直に申し上げて、去る秋からの安倍様のなされよう、拙者にはまだ腑におちぬことだらけでございます。まさに天魔に魅入られておいであそばすとしか思われませぬ。……この小池百合子、すでに魔性の閣僚たち)佐田玄一郎松岡利勝赤城徳彦久間章生遠藤武彦ら5人まで討ち果たしました。それというのも、日本国政府をお救い申し上げたい一念からのことでござる。小泉純一郎の純然なる願いによって。

飯島秘書官はまた動くらしいのですが、花火をでかくぶち上げてどうしようっていうのだろうか。

9/13付け正論は屋山太郎先生でした。

さてお待ちかね。まずは9/13付け正論から。
産経御用評論家屋山太郎氏とは、まさに定番中の定番ですな。岡崎久彦氏に書かせたりしたら、何を言われるかわかったもんじゃないし。屋山先生とkkk新聞との抜群の信頼感をうかがわせますな。

 ■公務員制度改革断行の決意引き継げ

 ≪なぜ支持率下落し続けた≫

 安倍首相の辞任表明は青天の霹靂(へきれき)だった。

 参院選惨敗後の続投宣言、内閣改造、所信表明と突き進んできた安倍首相がなぜ突然、政権を投げ出すに至ったのか。首相は辞意表明の記者会見で「国際公約テロとの戦いを継続するために局面打開を図ろうと思った」と述べた。

 安倍政権の支持率は70%近い数字でスタートしながら、ひたすら下がり続け、参院選ののちも30%前後まで落ちた。内閣改造で40%強まで持ち直したが、「政治とカネ」問題でまた下がる傾向を示し始めた。首相は支持率の回復をバネに反転攻勢に出ようとしていたようだが「所信表明で述べたことを実行するのは困難と判断した」という。

 突貫工事のような安倍政治で、先の国会では17回の強行採決が行われた。このうえテロ新法を衆院の3分の2で再議決すれば「民意を受けていない」(小沢一郎民主党代表)総理の独裁といわれかねない。そこに思い至って突然、気力が失(う)せたというのが真相だろう。

 ちょうど1年の安倍政治だったが、歴代内閣が先送りしてきた教育基本法の改正、教育関連3法の改正、国民投票法の制定、防衛庁の省昇格、公務員法の改革を断行した功績は大きい。この功績大きい安倍政権がなぜ支持率の下落を続けたか。

 ≪「天下り根絶」への抵抗≫

 第1は「戦後レジームからの脱却」を望まない勢力が意外に多かったということだ。とくに朝日新聞は論調、記事ともに「反安倍ビラ」の趣を呈し、紳士の皮を被ったヤクザ的言論に終始した。「日の丸・君が代反対、護憲」の朝日は安倍政権にことごとく反抗した。マスコミの世論誘導の恐ろしさを感じた。

 第2は公務員制度改革に密かに反抗する官僚たちを敵に回したことだ。公務員法の改正は人材バンク官民人材交流センター)の設計と公務員への民間並み労働法の適用−といった作業が残っており、次期通常国会公務員制度改革基本法が提出される段取りだった。

 この基本法が理想的な形でまとめられると、官僚の「天下り根絶」が実現することになる。独立行政法人特殊法人などが160もあるが、これらは天下り受け入れのために作られた受け皿ポストにすぎない。仕事もないのに年2000万〜3000万円をふんだくる“汚職ポスト”だが、これらの法人は設立の根拠法を持っている。

 松岡利勝氏を自殺に至らしめた「緑資源機構」も年金資金をドブに捨てたグリーンピアもすべて法に則って設立されたものだ。官僚の利益を図るために立法府の議員がお手伝いし、その利権のおこぼれを政治家がいただくという図式だ。この姿は明治以来の、官僚が行政府のみならず立法府をも握るという「官僚内閣制」の姿にほかならない。安倍首相の目論んだのは「天下り根絶」によってこの官僚内閣制を終わらせ、憲法のうたう「議院内閣制」を確立しようとするものだった。

 残念ながら安倍氏の真意を古手の政治家や閣僚が理解していたとは言い難い。「官僚をうまく使うのが政治家の手腕」「官僚を痛めつけてはいけない」と、麻生太郎幹事長も与謝野馨官房長官もいう。官僚と政治家の関係を改めてこそ、民意に沿う政治が行われると知るべきだ。選挙の洗礼を受けない官僚が政治をやるとは言語道断なのである。

 新総裁はこの道理を自覚して、是非とも公務員制度改革を実現してもらいたい。

 ≪公務員制度改革地方分権

 安倍首相は改造内閣地方分権、都市間格差の是正を念頭に増田寛也氏(前岩手県知事)を総務相に起用した。増田氏はバラまきのカネではなく産業振興で地方を興したいと述べ、将来の道州制を見据えた地方分権を説いている。地方の疲弊は中央集権のやりすぎに起因している。地方交付税14兆円のほかに19兆円の補助金がばらまかれている。かりにこの19兆円のほとんどを交付税化するとすれば、中央府省のいくつかは消えてなくなるだろう。橋本行革で1府22省庁を1府12省庁にしたが、実は中央府省の体積は全く削減されていない。小泉前首相の三位一体改革もほとんど地方分権につながらなかった。中央官僚が権限を握って離さなかったからだ。各省がピラミッド型人事制度を堅く守り、そのための天下りポストを死守しようとしている。

 こうみると公務員制度改革地方分権とは一体のものとわかるだろう。民主党地方分権道州制については同じ方向を向いている。衆参のねじれは2大政党の話し合いに進まざるを得ない。

(ややま たろう)(2007/09/13 06:13)

なんだかわれわれの知らない間に、安倍総理は大変な政策に着手されていたようですな。それを知っていたのはkkk新聞と屋山太郎先生だけとは。その慧眼には恐れいります。それでもさすがに「政権を投げ出すに至ったのか。」と指摘している点についてはまだ理性が残っているんでしょうな。

 突貫工事のような安倍政治で、先の国会では17回の強行採決が行われた。このうえテロ新法を衆院の3分の2で再議決すれば「民意を受けていない」(小沢一郎民主党代表)総理の独裁といわれかねない。そこに思い至って突然、気力が失(う)せたというのが真相だろう。

 ちょうど1年の安倍政治だったが、歴代内閣が先送りしてきた教育基本法の改正、教育関連3法の改正、国民投票法の制定、防衛庁の省昇格、公務員法の改革を断行した功績は大きい。この功績大きい安倍政権がなぜ支持率の下落を続けたか。

参院選の結果を見れば、「総理の独裁といわれかねない。」なんてことは火を見るより明らかであって、だからこそあのときに辞任すべきだった、と巷間言われてしまうのである。気力がうせたからやめますなんてゴタクいうのだったらなおのこと。それにしてもこうして安倍政権の「功績」とやらを改めてみてみると、前政権からの申し送りをひたすらこなしていたんだなということがよくわかる。そしてこういう点しか評価されないことに安倍政権の無能さとそれに見合わない強行さが浮き彫りになるというもの。

 第1は「戦後レジームからの脱却」を望まない勢力が意外に多かったということだ。とくに朝日新聞は論調、記事ともに「反安倍ビラ」の趣を呈し、紳士の皮を被ったヤクザ的言論に終始した。「日の丸・君が代反対、護憲」の朝日は安倍政権にことごとく反抗した。マスコミの世論誘導の恐ろしさを感じた。

「紳士の皮を被ったヤクザ的言論」ってアータ、どこの聖教新聞かと思いましたよ。朝日新聞なんて前世紀の異物だとかもはやその言論に価値はないなどといいつつ、都合が悪くなるとみんな朝日のせいなんて、そりゃ産経さん、あまりにもツンデレすぎるんじゃないですか?マスコミの世論誘導の恐ろしさは安倍政権時の産経新聞の論調を見ていればおのずからわかってきますので、あんまり吐露されなくても結構です。

 第2は公務員制度改革に密かに反抗する官僚たちを敵に回したことだ。公務員法の改正は人材バンク官民人材交流センター)の設計と公務員への民間並み労働法の適用−といった作業が残っており、次期通常国会公務員制度改革基本法が提出される段取りだった。

 この基本法が理想的な形でまとめられると、官僚の「天下り根絶」が実現することになる。独立行政法人特殊法人などが160もあるが、これらは天下り受け入れのために作られた受け皿ポストにすぎない。仕事もないのに年2000万〜3000万円をふんだくる“汚職ポスト”だが、これらの法人は設立の根拠法を持っている。

ここでも黄金パターンの「みんな官僚のせい」がでてくる。こういう仮想敵を作って自分への支持を高めるって冷戦構造が終結してもう何十年となるのに、どうもそこから一歩もでることができないのが安倍ちゃん脳、産経脳ってことなんだろうか。「理想的な形でまとめられると」と“まとめられなかったら民主党と朝日のせい”にする気満々であることが伺える。人材バンクの負の点については全く触れられてない。見てない事実=存在しないが今流行の産経脳。また、新たな箱を作ってそれでよしとする発想は、天下り受け入れのための汚職ポストを作っていたときとなんら変わらない気がするが、それは愚か者ゆえの穿った見方なんだろう。

 松岡利勝氏を自殺に至らしめた「緑資源機構」も年金資金をドブに捨てたグリーンピアもすべて法に則って設立されたものだ。官僚の利益を図るために立法府の議員がお手伝いし、その利権のおこぼれを政治家がいただくという図式だ。この姿は明治以来の、官僚が行政府のみならず立法府をも握るという「官僚内閣制」の姿にほかならない。安倍首相の目論んだのは「天下り根絶」によってこの官僚内閣制を終わらせ、憲法のうたう「議院内閣制」を確立しようとするものだった。

 残念ながら安倍氏の真意を古手の政治家や閣僚が理解していたとは言い難い。「官僚をうまく使うのが政治家の手腕」「官僚を痛めつけてはいけない」と、麻生太郎幹事長も与謝野馨官房長官もいう。官僚と政治家の関係を改めてこそ、民意に沿う政治が行われると知るべきだ。選挙の洗礼を受けない官僚が政治をやるとは言語道断なのである。

 新総裁はこの道理を自覚して、是非とも公務員制度改革を実現してもらいたい。

まさか安倍ちゃんのいう戦後レジームからの脱却というのが“憲法のうたう「議院内閣制」を確立しようとするものだった。”とは!おじいちゃんもびっくりだ。あー安倍ちゃんは大いなる野望を抱いていたんだー(棒読み)と感嘆いたしました。身の丈を知るって大事ですね。「官僚内閣制」によって生きながらえてきたのはどこの政党かとも思うが、先に述べたように見てない事実=存在しないが産経脳ゆえ、そんな話は聴いたことないんだろうな。

 安倍首相は改造内閣地方分権、都市間格差の是正を念頭に増田寛也氏(前岩手県知事)を総務相に起用した。増田氏はバラまきのカネではなく産業振興で地方を興したいと述べ、将来の道州制を見据えた地方分権を説いている。地方の疲弊は中央集権のやりすぎに起因している。地方交付税14兆円のほかに19兆円の補助金がばらまかれている。かりにこの19兆円のほとんどを交付税化するとすれば、中央府省のいくつかは消えてなくなるだろう。橋本行革で1府22省庁を1府12省庁にしたが、実は中央府省の体積は全く削減されていない。小泉前首相の三位一体改革もほとんど地方分権につながらなかった。中央官僚が権限を握って離さなかったからだ。各省がピラミッド型人事制度を堅く守り、そのための天下りポストを死守しようとしている。

 こうみると公務員制度改革地方分権とは一体のものとわかるだろう。民主党地方分権道州制については同じ方向を向いている。衆参のねじれは2大政党の話し合いに進まざるを得ない。

最後は屋山先生の妄想が炸裂して終了。「衆参のねじれは2大政党の話し合いに進まざるを得ない。」ということなので、肝心の話し合いをするための努力を放棄し、党首会談してくんないから辞めたーとのたまい、敵前逃亡説明責任を放棄してしまうような御仁がトップから退き、表舞台から姿を消したことにより、話し合いはもっと円滑に進むのではないか?と、希望が見えたところで〆てみる。

安倍首相:胃腸障害で最低3〜4日の入院必要…慶大病院

毎日新聞より。

安倍首相:胃腸障害で最低3〜4日の入院必要…慶大病院
 辞任表明した安倍晋三首相を検査した慶応大学病院(東京都新宿区)は13日午後、記者会見した。主治医の日比紀文内科学教授は「首相は全身が衰弱している。体重も数カ月で約5キロ減った。機能性胃腸障害で、ひどくなると日常生活に支障をきたす」と説明し、「少なくとも3、4日の入院、安静加療が必要だ」と述べた。

 首相は同日午前、同病院で検査を受けていた。首相は同日午後の自民党両院議員総会に出席したい意向を伝えたが、医師団が無理と判断したため、取りやめた。

毎日新聞 2007年9月13日 14時30分 (最終更新時間 9月13日 14時41分)

「数ヶ月で5キロ」かあ。うらやましくなるくらい順調なダイエットペースですね。ずる休み中学生じゃないんだから、責任ぐらいきちんと果たせ。今年を一文字で表すと?と聴かれて「責任」と答えた安倍先生らしくないっすよ。

光市事件気になるニュース

光市事件について気になるニュースがいくつかあったのでこちらもピックアップ。

まずは毎日新聞より

光市事件:「報道を検証する会」がテレビ局に申し入れ
 学者やジャーナリストでつくる「『光市事件』報道を検証する会」は13日、山口県光市の母子殺害事件を番組で取り上げたNHKや読売テレビなど在京と在阪の計6局に対し「被告の元少年に批判的な立場からの看過できない一方的な決め付けがある」と見解を尋ねる申し入れを行った、と発表した。計16番組での演出やコメンテーターの発言などを問題視し「感情的、一方的な断定があり、問題を情緒的に流している」と指摘。同会は放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構BPO)」の放送倫理検証委員会にこの問題を取り上げるよう求めるという。

毎日新聞 2007年9月13日 21時04分

この「『光市事件』報道を検証する会」というのがググッても見つからなかったのでどんな団体かはよくわかりませんが、こういうところも乗り出してきているとなると、今までのような偏向報道も若干抑えられてくるかなという気がします。

もうひとつはこちら。時事通信より。

2007/09/13-13:54 右翼団体を家宅捜索=光市母子殺害・弁護人脅迫との関連捜査−千葉県警
 千葉県警公安2課と東金署は13日、政治資金規正法違反の疑いで同県東金市右翼団体「東金山匝塾(とうがねさんそうじゅく)」の事務所などを家宅捜索した。
 同団体は、山口県光市の母子殺害事件に絡む弁護人あての脅迫文などが今年7月、朝日新聞東京本社(東京都中央区)と読売新聞東京本社千代田区)に送り付けられた際、差出人として記載されていた。

安田弁護士へ銃弾がおくりつけられた事件は有名ですが、あれも2ちゃんあたりでは「自作自演」なんていうデマがまことしやかにささやかれておりました。なんでもザイニチか反動勢力(左翼陣営)のせいにしておけば日本が安泰だったなんて戦後の一時期ぐらいかと思っておりましたが、なんの21世紀になっても健在でございます。日本をだめにするのは馬鹿な右翼と阿呆な左翼であるという私の考えは今も変わりありません。

だれか山本一太センセイの歌をDLする猛者はいないのか

先ほど引用した山本一太センセイのblog「気分はいつも直滑降」(まっさかさーまーにー)にその後の動向がupされていた。

 東京に着くのは午後10時過ぎの予定。 午後10時30分から世耕弘成氏、山内康一氏、佐藤ゆかり氏等と「情報交換の会」を持つことになっている。 新幹線の中でも、移動中の車の中でも、携帯を握りっぱなしだった。 次々に入ってくる情報を総合すると、総裁選挙は「福田康夫官房長官」の優位が固まりつつあるようだ。 「派閥横断」でこれだけの支持が集まるのは、この危機的状況下での福田氏の優れたパランス感覚や安定感に期待が大きい証拠だろう。 上州群馬県から「第4の総理」が誕生することも嬉しくないと言えばウソになる。 ずっと応援してきた同世代の安倍首相の「モロさ」をここまで見せつけられると、「やはり政治リーダーには経験が必要なのかなあ」「ここは安定感が大事なんだろうなあ」と考えたりする。

早い!さすが政治家はこうでなきゃといわんばかりの展開。応援してきた自分の目のなさは華麗にスルーして「安定感」だの「経験」だののたまう姿勢に感動。でもその後で一応、

 が、総裁選挙で誰を支持するかは、各候補者の政策や公約を見極めた上で決めたいと思う。 安倍首相の「突如の辞任」は全くの想定外だった。 「じゃあ、今度は違う人を全面的に支持する!」なんてコロコロ態度を変えられない。 加えて、候補者の政治姿勢や政策を全く見ないうちに「投票行動」を決めてしまったら、オープンな総裁選挙をやる意味がなくなってしまう。 このブログには、「こことあそこの派閥の応援で優勢が固まったから」ではなく、「この人の政治姿勢や政策に賛同出来るから応援する」と書きたいと思う。

と冷静?になってみたりしている。まあこの人のことですから、結論ありきで「派閥の応援で優勢が決まった」から「政治姿勢や政策に賛同」するような気がしますけれども。

 何度も言うようだが、自分は(直感的に)「解散総選挙は思った以上に早い」(恐らく年内にある)と考えている。 次の内閣は選挙をやるための内閣になるだろう。 え?なぜ、そう思うのかって?? 以前にも書いたように、新しい首相が誕生すれば、必ず「出来るだけ早い時期に民意を問うべきだ」という世論が巻き起こる。 国民の8割が「解散を望む」状況になれば、とても抗し切れない。

なんかご神託がおりたようなので、どうやら年内解散総選挙は「ない」ようです。これで森田神のご神託もキタら「ガチ」ですな。

最後になぞかけがあった。

 解散総選挙」は、思ったより早くやって来る。 チャッピーの尻尾は依然として光り続けている。 もう一度言う。 世はすでに「乱世」なのだ!!

「チャッピーの尻尾は依然として光り続けている。」っていきなり唐突なんだが、これはなんだろう?チャッピーというのはなにかの固有名詞なのだろうか。思慮深い山本センセイのこと、私のような愚か者が知らないだけの、有名な故事かもしれない。単純に飼っている犬かなんかの名前かもしれないけど。しかしなぜに「チャッピー」その秘密はセンセイ作詞作曲の「チャレンジャーに捧げる歌」に隠されている。猛者よ集え!この秘密を解き明かすのだ!私は面倒だから嫌ですけど。