<「人生楽しいかい?」ゲオルギー・システマスキー著>
   【指令10】動き続ける
  【指令11】力む
 【指令12】成功体験を忘れる
【指令13】相手を観察する
   
   * 【指令10】動き続ける
 〜姿勢を保ち、呼吸をし、リラックスをする。それができてはじめて、
 冷静に『いま、何が起きているのか』を把握できる。
もっとも平常心を保つことが出来た人間が、もっとも正確に状況を把握し、
もっとも早く危機の訪れに気付くことができる。
 動き続けること。未来の門は、動き続ける人間にのみ開かれる。
「呼吸、リラックス、姿勢、動き続ける。これが、システマの「4原則」。

   * 【指令11】力む
 〜「力む」のは、より深くリラックスをして、回復するため。
「ヨガ」が、「呼吸、リラックス、姿勢、静かに動き続ける」そのもの。
「力」は、抜くことより、入れる方が遥かに楽。
「深くリラックスしたければ、まず深く力むことだ」。

   * 【指令12】成功体験を忘れる
 〜神様が微笑みかけてくるのは、変化を恐れず、動き続けるものだけ。
高度成長時代の成功体験の足枷から抜出せない結果が、私の失敗原因。
耳が痛い。頭では、応仁の乱明治維新、太平洋戦争の敗戦に匹敵する
断層と理解していたつもりだったが… 分かっていなかったということ。
因果応報で、『ご覧のとおり、そのまま、結構』で、諦めるしかなかった。

   * 【指令13】相手を観察する
 〜「相手の姿勢、緊張、呼吸を観察する」
詐欺師になったつもりで、町中で出会う1人ひとりを観察する。
倒産というのは、経済犯罪であり、当事者は思いのほか以上に、軽蔑の対象
に置かれる。ガンにもスキル性などの悪質のものと、深刻になる前の良質の
ものがある。10ランクの2番目辺りだったが、他者には理解できない。
それは、自分の知識、経験の認識範囲で、決めつけ、物語化しているのが
手に取るように観察できる。犯罪組織系の借金の場合、「逃亡者」のように、
身を隠さなければならないケースを多々見てきた。その恐ろしさを克服するに、
事前の方策をとっておけば、全力で事にあたれる。娑婆とは如何なるものか?
を知るほど、不安は少なくなる。そこには、巧妙な詐欺師など魑魅魍魎が潜む。

▼ 楽しむためには、楽しめるほどの、経験と知識と対策が必要。 当初は、
経験も知識も不足だが、動いているうちに、不足の経験が、自然と身につく
のも事実である。それを楽しめるかは、魂の力量のいかんで決まる。魂を込め
れば、そこには、魂が籠った楽しみが具現する。だが、一つ間違えると奈落! 
<シリアスに、スリル、サスペンス、スピードを持って、ことに当れ!>
 ですか。そこには、愛と、自尊心と、魂のカケラが残る。それで充分。
 
・・・・・・
5601,恋愛心理学 〜? 美人・ハンサムの好印象は長続きする
2016年07月16日(土)        
           『美人の正体』〜越智啓太著 
   * 美人・ハンサムの第一印象は長続きする
 その人の情報は、包み隠されてない顔と全身のバランスと着ているもので
判断するしかない。全身の集約は特に顔に現れる出る。顔かたちは、長年の
男女の掛けあわせそのままの物語でもある。そのため、その内容を少しでも
良く見せようと、化粧をし、ファッションで飾りたてる。それは、自分への思い
込みの主役のテーマ、早くいえば、化身である。その美人度、化け具合を
ゲームのように衆人同士が楽しむ。特に、出会いの第一印象が決定的になる。
≪ 第一印象の効果はきわめて強力です。なぜこのようなことが生じるのか
 といえば、我々の心の中には「初めに形成された印象はできるだけ変えない
ようにしよう」というバイアスが存在しているからだと考えられる。
 そのため、A君が友好的だという印象が一度生じてしまった場合、もし、
A君が友好的な行動をすれば一ああやっぱりA君は友好的なんだ」と自分の第一
印象を強化する方向に考えますが、A君が逆に非友好的な行動をした場合には
「あれ?やっぱりA君は友好的じゃないのかな」と思って第一印象を修正する
というよりは「A君は、いま友好的でない行動をとったけど、それはたまたま
気分が悪かったからなんだ」とか「そういう行動をとるような状況に置かれた
からやむをえずしたんだ」と考えることによって、もとの印象を変えないように
しているのではないかと考えられています。そうすると、外見の良い人と接した
場合、最初に形成されたときめきと「この人は良い人であるレという第一印象も、
外見のあまり良くない人と接した場合に最初に形成された「この人はあまり
良い人でないかもしれない」という印象も、その後の対人相互作用を通しても
なかなか変わらないということになるのです。≫
▼ クレオパトラは、その第一印象の効果を知り尽していて、その為の場の
 設定のセンスが抜群だったという。考えてみれば、そんなものでしかない。
一番大切なことだろうが。鳥でさえ、するのだから、人間なら当然のこと。

・・・・・・
5236,NHKスペシャル「腰痛」治療革命  ー?
2015年07月16日(木)
   * 「痛みへの恐怖」こそ、腰痛原因
 6年前、最後になる重度の腰痛で本気に腰痛対策を次々始めた。
 その時を含めて医者通いは一度もなく現在に至っている。
・まず、ベッドに「低反発シート」と「低反発枕」を、
 事務所に椅子と、居間の座椅子に、「低反発クッション」を設置。
・通販で「座椅子型エビ反りマシーン」を購入、就寝前に、エビ反りを実施。
・縦型振動マシーンを購入、この上に立って足裏を、次に腰を下しマッサージ。
・全自動腰マッサージクッション(パッション)を購入をして、
 これも一日、数回、使用。 以来、重症の腰痛にはなってない。
 一番効果があったのは、低反発シートとクッション。 
しかし、それ以前に、痛みの原因が、「痛みへの恐怖」とは驚き。
「上記を実施しているから大丈夫!」という認知が最大の効果要素とは!
   〜その辺りから
≪  なぜ、脳の鎮痛の仕組みが衰えるのか?
  その大きな原因と考えられているのが、「痛みへの恐怖」。
腰痛に対する恐怖や不安の気持ちが強いと、それがストレスになり、脳の
痛みを抑える働きを持つ部位が衰え、結果として痛みが長引いてしまいます。
そこで今回番組では、専門家とタッグを組み、腰痛への恐怖を減らすことで
痛みを改善するプロジェクトを行いました。その結果は・・・?
・痛みへの恐怖を減らして腰痛を改善するプロジェクト。
映像を見て正しい知識を知るだけでは、恐怖や不安が減らない人もいます。
そうした人に向けて専門家が考えた対策第2弾が
「1回3秒、背を反らす姿勢をとる」というもの。といっても通常の
腰痛体操のように、筋肉を鍛えることが最大の目的ではありません。
この姿勢に秘められた「狙い」とその効果は・・?
・番組が行った対策プロジェクトでは、映像や姿勢など手軽にできる対策に
よって恐怖を減らすことで、慢性腰痛に悩む方の半数以上に改善効果が
見られました。しかし一方で、全く効果が見られなかった人も。
そうした人に対する治療としていま注目されているのが、専門家による
サポートのもとで心理療法を受ける「認知行動療法」です。
オーストラリアの病院では、薬や手術でも効果が得られない重度の患者に対し、
3週間にわたって1日8時間カウンセリングと運動を繰り返すという徹底的
認知行動療法を行い、大きな成果をあげています。
日本でも3年前、腰痛治療の指針となるガイドラインで、認知行動療法を行う
ことを強く推奨できる「グレードA」に位置付けられた。(慢性腰痛の場合)≫
▼ 心理療法認知行動療法」で、腰痛が改善するとは驚きだが、半世紀に
亘って腰痛を抱えてきた身にとって、現在でも、釈然としないところがあるが、
話半分としても、グレードAである。私の腰痛は、毎年数回、決まった時期に
自然発生するか、腰を冷やした場合である。重症の場合、一ヶ月。軽症だと、
二週間で収まる。ホッカイロで暖める療法で、母親から学んだ。重症の場合の
苦痛は、言語に絶する。立っても、座っても、横になっても、何をしても、
脂汗が出るほどきつい。
・・・・・・
4871,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー39
2014年07月16日(水)
  * 客室は一日限りの限定販売、在庫の翌日持越し不可品!
 色いろあったホテルの立上げも、学生ショップ共々、無事に軌道に乗せる
ことが出来た。そこで、気づいたのが、<どんなにお客に支持されても、客室
在庫以上は売れない。イベントなどで一万人が市内に溢れかえっても、それ以上
機会ロス。 逆に当日に売れ残った客室の在庫持ち越しが不可能であること> 
この辺が、この商売の限界で、物販やファッションのような面白みが全くない。
ホテル立上げは派手で面白いが、その後は、客室という単品を売る地道な商売。
ハレと、ケ(質素)がハッキリしている。 まだ学生ショップを兼用をしている
時は、面白味があったが、撤退すると、宿泊客の自殺や苦情以外は、変わりばえ
ない日が続く。 それも新築、増築が続いている内は、刺激があったが・・  
そうこう振返ると、10年が節目時? それもあって、準備期間15年間は、
書くネタは幾らでもあるが、ホテル開業後の15年目以降からは、ネタがない。 
この辺りから母の軽い痴呆症が始まり、その介護と、ストレス解消の秘境旅行に、
暇に任せ行くようになっていた。そして、バブル崩壊の潮流の変化が、デフレと
共に表立ってきていた。20以上あった都銀が、3つに集約された時期である。 
そして、母が亡くなった後の2001年の9・11テロから、地元を含めた地方経済は
大きく落ち込んでいった。 それがそのまま、当方の業績に跳ね返えっていた。
その3年後の中越地震、6年後の柏崎沖地震である。さらに1995年にマイクロ
ソフトがウィンドウ95を出してネット社会が本格的に普及を始めていた。 
そこに携帯電話など情報機器の進化で、根こそぎ、ビジネスのあり方を変った。 
当初、付帯売り上げを含め6千円あった客単価が、最後は3分2以下まで落込み、
これに客数が3分の2になって、会社整理段階で、売上高が3分の1になって
しまった。振返って考えるほど、10年目辺りが、郊外への転進か、撤退時。
この事業、有余った余剰資金と不動産を持ってする事業。私のような小資金しか
ない者は、期間限定で、転進する場合を除いてすべきではない!ということ。 
実際に身に沁みた痛みを伴った言葉である。そんなこと解っていた筈だったが、
バブルは、見境をつかなくさせていた。 でも、心底、面白かった!
・・・・・
4504, 閑話小題 ー最近の大相撲が面白くなった
2013年07月16日(火)
  * 最近の大相撲が面白くなっている
 朝青龍の一連の不祥事も冷めやらぬ内に、「野球賭博」と「八百長」問題が
続き、多くの力士が追放され、体質も一新?以前のような馴合い相撲が出来なく
なったこともあってか、勝負への気迫が格段と増し、このところ面白くなっている。
TVで50年近く観戦してきたが、これだけ真剣で引き締まっっているのも珍しい。
大相撲の面白さは、わずか数秒の間に、多くの要素が詰まっていることにある。
ところで、横綱が下位力士に張り手をするのを見る度に、怒りを感じていた。
逆に下位が横綱の顔を張るのは厳しい上下社会でタブー視され、殆どなかった。
 先日、若手力士が横綱の顔を張ったのには驚いた。これは横綱を含めた一門の
力士から出稽古などで、報復されるだろう・・ また、今度はアフリカ出身の
力士も出てきた。 外国人への開放は、モンゴロイド系だけに絞るべきと思うが、
今さら後には戻れない。神事の余興で神社で行われていた力比べが、興行として
発展したもの。 ムラ社会の中で、ある程度の八百長はあって然るべき。
 柔道の世界にレスリング選手が参入してくるのと同じで、大相撲の性格も
変わっていく。あの小さな円で、色々な人種が一瞬の技を競うのも面白い。
やはり外国人に開放したのは正解ということか。
   * 今さらだが、どうも世界経済が変である
 世界経済を引っぱってきた新興国が、ここにきて変のようだ。
あれだけ元気の良かったブラジルが、何と「来年のワールドカップの当地開催
反対のデモ」が起こっている。経済効果も考えると、マイナスよりプラスの要素
が多いはず。経済的反動で、一般市民の経済的困窮が開催反対運動につながって
いる。あれだけサッカー好きの国民が反対するのは、よほどのことだろう。
これまで元気だった新興国が3重苦にあえいでおり、近い将来、世界的金融危機
が近々に勃発しそうな様相である。数ヶ月前まで一オンス1800ドルまで高騰して
いた金の価格が1200ドル前後まで落ちている。積極的に買いに入っていた中国、
インドなどが緊急に売りに出たため。20Gで世界の主だった首脳が集まり、
持ちこたえていた世界経済に黄色の点灯である。インド中央銀行がドル売り介入
をしたと見られ、世界各国が微妙な空気になっている。エジプトは小麦在庫が
50万トンを切ったと言われる。これは一ケ月で80万トン余り消費する中で、
半月しか備蓄がない中の政治混乱。これに食糧暴動が発生するリスクが高くなって
おり事態は危機的状況。更にEUも、中国も、危ない。表立つまでは、今までの
延長だが、一度起こってしまえば一挙に燃え立つのが世界経済。グローバル化
弱肉強食を果てしなく強くするが、弱者はネットで繋がり、強者を攻撃する構図
の混乱は当分、続くことになる。壮年まで、敗戦から高度成長期を生きて
こられたことに感謝ということか!
・・・・・・
4130, マネー大動乱  −3
2012年07月16日(月)
 * ユーロの崩壊の可能性?     
        「日本と世界を直撃するー マネー大動乱」増田悦佐
 リーマンショックをキッカケに欧米が没落過程に入ったといってよい。
世界は人種間、民族間、国家間、すべからくフラットになるプロセスに入った。
それが良いか悪いかは解らないが、これまでとは全く違った激流が押し寄せて
きている。本格的情報化社会のもたらした新時代の到来である。
その中でユーロ圏という人工的な経済共同体が出来たが、壁にぶつかり
 右往左往している。南欧系を抱え込んだため、大きな価値観の差が大きく
立ちふさがっている。もしユーロの崩壊ともなれば、数千年続いてきた
白人主導社会の崩壊に繋がる可能性が強くなる。 
 ー 以下はそれを指摘している部分である。
≪ ユーロというあまりにも人工的にでっち上げられた共通通貨が採用された
ことで、これらの加盟国の勤労倫理が改善するとか、借りたカネは返さなければ
ならないといった市民社会の倫理が浸透するとかの変化があったのだろうか。
人間の働き方や生き方は、制度が変更されたからといって5〜10年でガラッと
変るものではない。むしろ、突然変わってしまったら、南欧ののんびりした
雰囲気を満喫きた観光客を失望させてしまうだろう。ギリシャポルトガル
アイルランドあたりでの危機対応策が公式に債務不履行と認められるかどうかは
別として、何らかの債務不履行なしでユーロ圏金融市場が再建できると考える
のは白昼夢に近い。ここにきて格付けが大きく引き下げられたイタリアも、
かなり危ない。このへんの金融市場の混乱は既定の事実で、あとは実際に
起きるのがいつになるかというタイミングが興味の焦点ということになる。 
すぐにもやってくるヨーロッパ発の金融危機が打上げ花火のように派手な
ものになろうと、比較的地味に抑えることができようと、これからの
ヨーロッパ経済が回復のない没落過程に入っていくことだけはまちがいない。
これは、決して世界にとって悪いことではない。大した働きもないくせに、
夏は一〜二ヵ月のバカンスをとり、「ヨーロッパはアジア、アフリカ、中南米
の人間より生まれつきできがいいのだから、いい生活をして当然だ」と
思いこんでいる連中は没落して当然なのだ。 第二次世界大戦が終わるまで
(フランスやベルギーの場合は、一九六〇年代まで)、この手前勝手な思いこみ
が通用していた最大の理由は、アジア、アフリカ、中南米の植民地を収奪して
いたからだ。イギリスがその典型だが、戦後のヨーロッパは、慢性的な経常赤字
を垂れ流しながら、慢性インフレによる合法的な借金踏み倒しをすることで、
稼ぎよりいい生活をし、欧州諸民族の人種的優越性という虫のよい思い込みを
維持してきた。 そういう連中が、やっと身の丈に合った生活水準に引きずり
下ろされるのだ。まじめに働ぎ、自分たちの稼ぎの範囲内で生活してきた人たち
にとっては、なに一つ悪いことはない。むしろ、そのタカリ屋たちが、
没落すれば、自分たちの取り分が増える。アジア、アフリカ、中南米
人たちには、間違いなく歓迎すべきことである。≫
▼ 白人主導のシステムとして、マネーを支配下に置くことがある。
 これまではドルだったが、それに対抗すべしと欧州がユーロという共同通貨を
作り上げた。しかし、それが崩壊の一歩手前に陥っている。恐らく、これから
数十年かけて、新しい通貨システムが構築されるだろうが、その間は恐慌と
戦争などの大混乱が生じる厳しい時代に入った。問題は何時、発火するか。
・・・・・・
3764, ユング ー7
2011年07月16日(土) 
  * 集合的無意識と、元型
潜在意識には、個人が長い年月を経て蓄積してきたさまざまな人生経験に
とどまらず、個人を超えた「普遍的なもの」とアクセスする場合がある。
この「普遍的なもの」から送られてくるメッセージによって、人類の長い歴史や
文化という大きな文脈の中における、自分の本質的な位置をとらえることができる。
▼時間と空間を超えて、すべてにつながっているもの <集合的無意識と、元型>
 〔1〕人類に普遍的に存在する「集合的無意識
 潜在意識には、個人の過去の経験とは無関係な誰もが普遍的に所有している
 無意識層があり、ここに、時代、国家、地域、 民族、文化、さらにはすべて
 の人類における「共通の意識」があると考え、これによって、人類が考え方を
 自然に共有できるとも考えた。 このような人類に存在する深層意識の共通点
 を「集合的無意識」とした。
 〔2〕集合的無意識に触れるから、自他との会話が可能になる
 古今、時空を超えた地域の神話や昔話が心をとらえたり、そこに自分と似た
 ような人物を見出したりする。また時代や地域の異なる宗教に真理を見出す
 ことが出来ある。時代や地域を超えた「普遍的なもの」に「自分」の本質的な
 位置を理解することができます。
 〔3〕元型
 集合的無意識を構成しているものを「元型」と呼び、世界各地の神話や伝説、
 遺跡や壁画、宗教、芸術、小説、映画、夢で「普遍的なイメージパターン」
 を生み出している。元型は、子を生んで育む母性イメージとしての「母親元型」、 
 厳格に教え導く父性イメージとしての父親元型」、男性の心の中の女性的な部分
(女性像)である「アニマ」、女性の心の中の男性的な部分である「アニムス」、 
 社会に適応するために身につけた外向きの顔である「ペルソナ」、自我を形成
 する過程で発達させることができずに抑圧さえた人格である「シャドー」がある。
 〔4〕自己
 特に重要な元型は「自己(セルフ)」と呼ばれるもの。これは「完全なるもの」
「最高なるもの」を意味し、この元型から生み出されるイメージパターンは、
 悟りや解脱などの宗教的境地や、イエス像・天使像・仏像などの頭上や背後に
 ある光の輪、あるいは、金やダイヤモンドなどのような物質に与えられた特別な
尊い、神聖な)意味などが挙げられる。「自己(セルフ)」の元型は、
 自分らしくない人生を生きている場合や、自分の人生が意味のないものに
 感じられる時に、生きる意味を与えたり、自分らしい人生を選択していく
 ための力となったりする。
◎ 我々が自然に安らぎを感じたり、太陽を崇拝することは人類に共通すること。
 その共通するものがあるからこそ、我々は自分とも他人とも対話したり、
つながることができる。民族に伝わる神話や昔話が、それぞれの民に共感するのは、
それぞれの集合的無意識が働くからである。ところでペットにも集合的無意識
あるんじゃない?共通項があるから可愛いのでは?


        <「人生楽しいかい?」ゲオルギー・システマスキー著>
   【指令10】動き続ける
  【指令11】力む
 【指令12】成功体験を忘れる
【指令13】相手を観察する
   
   * 【指令10】動き続ける
 〜姿勢を保ち、呼吸をし、リラックスをする。それができてはじめて、
 冷静に『いま、何が起きているのか』を把握できる。
もっとも平常心を保つことが出来た人間が、もっとも正確に状況を把握し、
もっとも早く危機の訪れに気付くことができる。
 動き続けること。未来の門は、動き続ける人間にのみ開かれる。
「呼吸、リラックス、姿勢、動き続ける。これが、システマの「4原則」。

   * 【指令11】力む
 〜「力む」のは、より深くリラックスをして、回復するため。
「ヨガ」が、「呼吸、リラックス、姿勢、静かに動き続ける」そのもの。
「力」は、抜くことより、入れる方が遥かに楽。
「深くリラックスしたければ、まず深く力むことだ」。

   * 【指令12】成功体験を忘れる
 〜神様が微笑みかけてくるのは、変化を恐れず、動き続けるものだけ。
高度成長時代の成功体験の足枷から抜出せない結果が、私の失敗原因。
耳が痛い。頭では、応仁の乱明治維新、太平洋戦争の敗戦に匹敵する
断層と理解していたつもりだったが… 分かっていなかったということ。
因果応報で、『ご覧のとおり、そのまま、結構』で、諦めるしかなかった。

   * 【指令13】相手を観察する
 〜「相手の姿勢、緊張、呼吸を観察する」
詐欺師になったつもりで、町中で出会う1人ひとりを観察する。
倒産というのは、経済犯罪であり、当事者は思いのほか以上に、軽蔑の対象
に置かれる。ガンにもスキル性などの悪質のものと、深刻になる前の良質の
ものがある。10ランクの2番目辺りだったが、他者には理解できない。
それは、自分の知識、経験の認識範囲で、決めつけ、物語化しているのが
手に取るように観察できる。犯罪組織系の借金の場合、「逃亡者」のように、
身を隠さなければならないケースを多々見てきた。その恐ろしさを克服するに、
事前の方策をとっておけば、全力で事にあたれる。娑婆とは如何なるものか?
を知るほど、不安は少なくなる。そこには、巧妙な詐欺師など魑魅魍魎が潜む。

▼ 楽しむためには、楽しめるほどの、経験と知識と対策が必要。 当初は、
経験も知識も不足だが、動いているうちに、不足の経験が、自然と身につく
のも事実である。それを楽しめるかは、魂の力量のいかんで決まる。魂を込め
れば、そこには、魂が籠った楽しみが具現する。だが、一つ間違えると奈落! 
<シリアスに、スリル、サスペンス、スピードを持って、ことに当れ!>
 ですか。そこには、愛と、自尊心と、魂のカケラが残る。それで充分。
 
・・・・・・
5601,恋愛心理学 〜? 美人・ハンサムの好印象は長続きする
2016年07月16日(土)        
           『美人の正体』〜越智啓太著 
   * 美人・ハンサムの第一印象は長続きする
 その人の情報は、包み隠されてない顔と全身のバランスと着ているもので
判断するしかない。全身の集約は特に顔に現れる出る。顔かたちは、長年の
男女の掛けあわせそのままの物語でもある。そのため、その内容を少しでも
良く見せようと、化粧をし、ファッションで飾りたてる。それは、自分への思い
込みの主役のテーマ、早くいえば、化身である。その美人度、化け具合を
ゲームのように衆人同士が楽しむ。特に、出会いの第一印象が決定的になる。
≪ 第一印象の効果はきわめて強力です。なぜこのようなことが生じるのか
 といえば、我々の心の中には「初めに形成された印象はできるだけ変えない
ようにしよう」というバイアスが存在しているからだと考えられる。
 そのため、A君が友好的だという印象が一度生じてしまった場合、もし、
A君が友好的な行動をすれば一ああやっぱりA君は友好的なんだ」と自分の第一
印象を強化する方向に考えますが、A君が逆に非友好的な行動をした場合には
「あれ?やっぱりA君は友好的じゃないのかな」と思って第一印象を修正する
というよりは「A君は、いま友好的でない行動をとったけど、それはたまたま
気分が悪かったからなんだ」とか「そういう行動をとるような状況に置かれた
からやむをえずしたんだ」と考えることによって、もとの印象を変えないように
しているのではないかと考えられています。そうすると、外見の良い人と接した
場合、最初に形成されたときめきと「この人は良い人であるレという第一印象も、
外見のあまり良くない人と接した場合に最初に形成された「この人はあまり
良い人でないかもしれない」という印象も、その後の対人相互作用を通しても
なかなか変わらないということになるのです。≫
▼ クレオパトラは、その第一印象の効果を知り尽していて、その為の場の
 設定のセンスが抜群だったという。考えてみれば、そんなものでしかない。
一番大切なことだろうが。鳥でさえ、するのだから、人間なら当然のこと。

・・・・・・
5236,NHKスペシャル「腰痛」治療革命  ー?
2015年07月16日(木)
   * 「痛みへの恐怖」こそ、腰痛原因
 6年前、最後になる重度の腰痛で本気に腰痛対策を次々始めた。
 その時を含めて医者通いは一度もなく現在に至っている。
・まず、ベッドに「低反発シート」と「低反発枕」を、
 事務所に椅子と、居間の座椅子に、「低反発クッション」を設置。
・通販で「座椅子型エビ反りマシーン」を購入、就寝前に、エビ反りを実施。
・縦型振動マシーンを購入、この上に立って足裏を、次に腰を下しマッサージ。
・全自動腰マッサージクッション(パッション)を購入をして、
 これも一日、数回、使用。 以来、重症の腰痛にはなってない。
 一番効果があったのは、低反発シートとクッション。 
しかし、それ以前に、痛みの原因が、「痛みへの恐怖」とは驚き。
「上記を実施しているから大丈夫!」という認知が最大の効果要素とは!
   〜その辺りから
≪  なぜ、脳の鎮痛の仕組みが衰えるのか?
  その大きな原因と考えられているのが、「痛みへの恐怖」。
腰痛に対する恐怖や不安の気持ちが強いと、それがストレスになり、脳の
痛みを抑える働きを持つ部位が衰え、結果として痛みが長引いてしまいます。
そこで今回番組では、専門家とタッグを組み、腰痛への恐怖を減らすことで
痛みを改善するプロジェクトを行いました。その結果は・・・?
・痛みへの恐怖を減らして腰痛を改善するプロジェクト。
映像を見て正しい知識を知るだけでは、恐怖や不安が減らない人もいます。
そうした人に向けて専門家が考えた対策第2弾が
「1回3秒、背を反らす姿勢をとる」というもの。といっても通常の
腰痛体操のように、筋肉を鍛えることが最大の目的ではありません。
この姿勢に秘められた「狙い」とその効果は・・?
・番組が行った対策プロジェクトでは、映像や姿勢など手軽にできる対策に
よって恐怖を減らすことで、慢性腰痛に悩む方の半数以上に改善効果が
見られました。しかし一方で、全く効果が見られなかった人も。
そうした人に対する治療としていま注目されているのが、専門家による
サポートのもとで心理療法を受ける「認知行動療法」です。
オーストラリアの病院では、薬や手術でも効果が得られない重度の患者に対し、
3週間にわたって1日8時間カウンセリングと運動を繰り返すという徹底的
認知行動療法を行い、大きな成果をあげています。
日本でも3年前、腰痛治療の指針となるガイドラインで、認知行動療法を行う
ことを強く推奨できる「グレードA」に位置付けられた。(慢性腰痛の場合)≫
▼ 心理療法認知行動療法」で、腰痛が改善するとは驚きだが、半世紀に
亘って腰痛を抱えてきた身にとって、現在でも、釈然としないところがあるが、
話半分としても、グレードAである。私の腰痛は、毎年数回、決まった時期に
自然発生するか、腰を冷やした場合である。重症の場合、一ヶ月。軽症だと、
二週間で収まる。ホッカイロで暖める療法で、母親から学んだ。重症の場合の
苦痛は、言語に絶する。立っても、座っても、横になっても、何をしても、
脂汗が出るほどきつい。
・・・・・・
4871,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー39
2014年07月16日(水)
  * 客室は一日限りの限定販売、在庫の翌日持越し不可品!
 色いろあったホテルの立上げも、学生ショップ共々、無事に軌道に乗せる
ことが出来た。そこで、気づいたのが、<どんなにお客に支持されても、客室
在庫以上は売れない。イベントなどで一万人が市内に溢れかえっても、それ以上
機会ロス。 逆に当日に売れ残った客室の在庫持ち越しが不可能であること> 
この辺が、この商売の限界で、物販やファッションのような面白みが全くない。
ホテル立上げは派手で面白いが、その後は、客室という単品を売る地道な商売。
ハレと、ケ(質素)がハッキリしている。 まだ学生ショップを兼用をしている
時は、面白味があったが、撤退すると、宿泊客の自殺や苦情以外は、変わりばえ
ない日が続く。 それも新築、増築が続いている内は、刺激があったが・・  
そうこう振返ると、10年が節目時? それもあって、準備期間15年間は、
書くネタは幾らでもあるが、ホテル開業後の15年目以降からは、ネタがない。 
この辺りから母の軽い痴呆症が始まり、その介護と、ストレス解消の秘境旅行に、
暇に任せ行くようになっていた。そして、バブル崩壊の潮流の変化が、デフレと
共に表立ってきていた。20以上あった都銀が、3つに集約された時期である。 
そして、母が亡くなった後の2001年の9・11テロから、地元を含めた地方経済は
大きく落ち込んでいった。 それがそのまま、当方の業績に跳ね返えっていた。
その3年後の中越地震、6年後の柏崎沖地震である。さらに1995年にマイクロ
ソフトがウィンドウ95を出してネット社会が本格的に普及を始めていた。 
そこに携帯電話など情報機器の進化で、根こそぎ、ビジネスのあり方を変った。 
当初、付帯売り上げを含め6千円あった客単価が、最後は3分2以下まで落込み、
これに客数が3分の2になって、会社整理段階で、売上高が3分の1になって
しまった。振返って考えるほど、10年目辺りが、郊外への転進か、撤退時。
この事業、有余った余剰資金と不動産を持ってする事業。私のような小資金しか
ない者は、期間限定で、転進する場合を除いてすべきではない!ということ。 
実際に身に沁みた痛みを伴った言葉である。そんなこと解っていた筈だったが、
バブルは、見境をつかなくさせていた。 でも、心底、面白かった!
・・・・・
4504, 閑話小題 ー最近の大相撲が面白くなった
2013年07月16日(火)
  * 最近の大相撲が面白くなっている
 朝青龍の一連の不祥事も冷めやらぬ内に、「野球賭博」と「八百長」問題が
続き、多くの力士が追放され、体質も一新?以前のような馴合い相撲が出来なく
なったこともあってか、勝負への気迫が格段と増し、このところ面白くなっている。
TVで50年近く観戦してきたが、これだけ真剣で引き締まっっているのも珍しい。
大相撲の面白さは、わずか数秒の間に、多くの要素が詰まっていることにある。
ところで、横綱が下位力士に張り手をするのを見る度に、怒りを感じていた。
逆に下位が横綱の顔を張るのは厳しい上下社会でタブー視され、殆どなかった。
 先日、若手力士が横綱の顔を張ったのには驚いた。これは横綱を含めた一門の
力士から出稽古などで、報復されるだろう・・ また、今度はアフリカ出身の
力士も出てきた。 外国人への開放は、モンゴロイド系だけに絞るべきと思うが、
今さら後には戻れない。神事の余興で神社で行われていた力比べが、興行として
発展したもの。 ムラ社会の中で、ある程度の八百長はあって然るべき。
 柔道の世界にレスリング選手が参入してくるのと同じで、大相撲の性格も
変わっていく。あの小さな円で、色々な人種が一瞬の技を競うのも面白い。
やはり外国人に開放したのは正解ということか。
   * 今さらだが、どうも世界経済が変である
 世界経済を引っぱってきた新興国が、ここにきて変のようだ。
あれだけ元気の良かったブラジルが、何と「来年のワールドカップの当地開催
反対のデモ」が起こっている。経済効果も考えると、マイナスよりプラスの要素
が多いはず。経済的反動で、一般市民の経済的困窮が開催反対運動につながって
いる。あれだけサッカー好きの国民が反対するのは、よほどのことだろう。
これまで元気だった新興国が3重苦にあえいでおり、近い将来、世界的金融危機
が近々に勃発しそうな様相である。数ヶ月前まで一オンス1800ドルまで高騰して
いた金の価格が1200ドル前後まで落ちている。積極的に買いに入っていた中国、
インドなどが緊急に売りに出たため。20Gで世界の主だった首脳が集まり、
持ちこたえていた世界経済に黄色の点灯である。インド中央銀行がドル売り介入
をしたと見られ、世界各国が微妙な空気になっている。エジプトは小麦在庫が
50万トンを切ったと言われる。これは一ケ月で80万トン余り消費する中で、
半月しか備蓄がない中の政治混乱。これに食糧暴動が発生するリスクが高くなって
おり事態は危機的状況。更にEUも、中国も、危ない。表立つまでは、今までの
延長だが、一度起こってしまえば一挙に燃え立つのが世界経済。グローバル化
弱肉強食を果てしなく強くするが、弱者はネットで繋がり、強者を攻撃する構図
の混乱は当分、続くことになる。壮年まで、敗戦から高度成長期を生きて
こられたことに感謝ということか!
・・・・・・
4130, マネー大動乱  −3
2012年07月16日(月)
 * ユーロの崩壊の可能性?     
        「日本と世界を直撃するー マネー大動乱」増田悦佐
 リーマンショックをキッカケに欧米が没落過程に入ったといってよい。
世界は人種間、民族間、国家間、すべからくフラットになるプロセスに入った。
それが良いか悪いかは解らないが、これまでとは全く違った激流が押し寄せて
きている。本格的情報化社会のもたらした新時代の到来である。
その中でユーロ圏という人工的な経済共同体が出来たが、壁にぶつかり
 右往左往している。南欧系を抱え込んだため、大きな価値観の差が大きく
立ちふさがっている。もしユーロの崩壊ともなれば、数千年続いてきた
白人主導社会の崩壊に繋がる可能性が強くなる。 
 ー 以下はそれを指摘している部分である。
≪ ユーロというあまりにも人工的にでっち上げられた共通通貨が採用された
ことで、これらの加盟国の勤労倫理が改善するとか、借りたカネは返さなければ
ならないといった市民社会の倫理が浸透するとかの変化があったのだろうか。
人間の働き方や生き方は、制度が変更されたからといって5〜10年でガラッと
変るものではない。むしろ、突然変わってしまったら、南欧ののんびりした
雰囲気を満喫きた観光客を失望させてしまうだろう。ギリシャポルトガル
アイルランドあたりでの危機対応策が公式に債務不履行と認められるかどうかは
別として、何らかの債務不履行なしでユーロ圏金融市場が再建できると考える
のは白昼夢に近い。ここにきて格付けが大きく引き下げられたイタリアも、
かなり危ない。このへんの金融市場の混乱は既定の事実で、あとは実際に
起きるのがいつになるかというタイミングが興味の焦点ということになる。 
すぐにもやってくるヨーロッパ発の金融危機が打上げ花火のように派手な
ものになろうと、比較的地味に抑えることができようと、これからの
ヨーロッパ経済が回復のない没落過程に入っていくことだけはまちがいない。
これは、決して世界にとって悪いことではない。大した働きもないくせに、
夏は一〜二ヵ月のバカンスをとり、「ヨーロッパはアジア、アフリカ、中南米
の人間より生まれつきできがいいのだから、いい生活をして当然だ」と
思いこんでいる連中は没落して当然なのだ。 第二次世界大戦が終わるまで
(フランスやベルギーの場合は、一九六〇年代まで)、この手前勝手な思いこみ
が通用していた最大の理由は、アジア、アフリカ、中南米の植民地を収奪して
いたからだ。イギリスがその典型だが、戦後のヨーロッパは、慢性的な経常赤字
を垂れ流しながら、慢性インフレによる合法的な借金踏み倒しをすることで、
稼ぎよりいい生活をし、欧州諸民族の人種的優越性という虫のよい思い込みを
維持してきた。 そういう連中が、やっと身の丈に合った生活水準に引きずり
下ろされるのだ。まじめに働ぎ、自分たちの稼ぎの範囲内で生活してきた人たち
にとっては、なに一つ悪いことはない。むしろ、そのタカリ屋たちが、
没落すれば、自分たちの取り分が増える。アジア、アフリカ、中南米
人たちには、間違いなく歓迎すべきことである。≫
▼ 白人主導のシステムとして、マネーを支配下に置くことがある。
 これまではドルだったが、それに対抗すべしと欧州がユーロという共同通貨を
作り上げた。しかし、それが崩壊の一歩手前に陥っている。恐らく、これから
数十年かけて、新しい通貨システムが構築されるだろうが、その間は恐慌と
戦争などの大混乱が生じる厳しい時代に入った。問題は何時、発火するか。
・・・・・・
3764, ユング ー7
2011年07月16日(土) 
  * 集合的無意識と、元型
潜在意識には、個人が長い年月を経て蓄積してきたさまざまな人生経験に
とどまらず、個人を超えた「普遍的なもの」とアクセスする場合がある。
この「普遍的なもの」から送られてくるメッセージによって、人類の長い歴史や
文化という大きな文脈の中における、自分の本質的な位置をとらえることができる。
▼時間と空間を超えて、すべてにつながっているもの <集合的無意識と、元型>
 〔1〕人類に普遍的に存在する「集合的無意識
 潜在意識には、個人の過去の経験とは無関係な誰もが普遍的に所有している
 無意識層があり、ここに、時代、国家、地域、 民族、文化、さらにはすべて
 の人類における「共通の意識」があると考え、これによって、人類が考え方を
 自然に共有できるとも考えた。 このような人類に存在する深層意識の共通点
 を「集合的無意識」とした。
 〔2〕集合的無意識に触れるから、自他との会話が可能になる
 古今、時空を超えた地域の神話や昔話が心をとらえたり、そこに自分と似た
 ような人物を見出したりする。また時代や地域の異なる宗教に真理を見出す
 ことが出来ある。時代や地域を超えた「普遍的なもの」に「自分」の本質的な
 位置を理解することができます。
 〔3〕元型
 集合的無意識を構成しているものを「元型」と呼び、世界各地の神話や伝説、
 遺跡や壁画、宗教、芸術、小説、映画、夢で「普遍的なイメージパターン」
 を生み出している。元型は、子を生んで育む母性イメージとしての「母親元型」、 
 厳格に教え導く父性イメージとしての父親元型」、男性の心の中の女性的な部分
(女性像)である「アニマ」、女性の心の中の男性的な部分である「アニムス」、 
 社会に適応するために身につけた外向きの顔である「ペルソナ」、自我を形成
 する過程で発達させることができずに抑圧さえた人格である「シャドー」がある。
 〔4〕自己
 特に重要な元型は「自己(セルフ)」と呼ばれるもの。これは「完全なるもの」
「最高なるもの」を意味し、この元型から生み出されるイメージパターンは、
 悟りや解脱などの宗教的境地や、イエス像・天使像・仏像などの頭上や背後に
 ある光の輪、あるいは、金やダイヤモンドなどのような物質に与えられた特別な
尊い、神聖な)意味などが挙げられる。「自己(セルフ)」の元型は、
 自分らしくない人生を生きている場合や、自分の人生が意味のないものに
 感じられる時に、生きる意味を与えたり、自分らしい人生を選択していく
 ための力となったりする。
◎ 我々が自然に安らぎを感じたり、太陽を崇拝することは人類に共通すること。
 その共通するものがあるからこそ、我々は自分とも他人とも対話したり、
つながることができる。民族に伝わる神話や昔話が、それぞれの民に共感するのは、
それぞれの集合的無意識が働くからである。ところでペットにも集合的無意識
あるんじゃない?共通項があるから可愛いのでは?

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 三番目の姉の連れ合いが亡くなり、明日、葬儀。
一昨年の暮れには一番上の既に故人の姉の連れ合いが亡くなった。
 私たち世代に順番がまわってきたようだ。



・・・・・・
3764, ユング ー7
2011年07月16日(土) 
  * 集合的無意識と、元型
 潜在意識には、個人が長い年月を経て蓄積してきたさまざまな人生経験に
とどまらず、個人を超えた「普遍的なもの」とアクセスする場合がある。
この「普遍的なもの」から送られてくるメッセージによって、人類の長い歴史や
文化という大きな文脈の中における、自分の本質的な位置をとらえることができる。
▼時間と空間を超えて、すべてにつながっているもの <集合的無意識と、元型>
 〔1〕人類に普遍的に存在する「集合的無意識
 潜在意識には、個人の過去の経験とは無関係な誰もが普遍的に所有している
 無意識層があり、ここに、時代、国家、地域、 民族、文化、さらにはすべて
 の人類における「共通の意識」があると考え、これによって、人類が考え方を
 自然に共有できるとも考えた。 このような人類に存在する深層意識の共通点
 を「集合的無意識」とした。
 〔2〕集合的無意識に触れるから、自他との会話が可能になる
 古今、時空を超えた地域の神話や昔話が心をとらえたり、そこに自分と似た
 ような人物を見出したりする。また時代や地域の異なる宗教に真理を見出す
 ことが出来ある。時代や地域を超えた「普遍的なもの」に「自分」の本質的な
 位置を理解することができます。
 〔3〕元型
 集合的無意識を構成しているものを「元型」と呼び、世界各地の神話や伝説、
 遺跡や壁画、宗教、芸術、小説、映画、夢で「普遍的なイメージパターン」
 を生み出している。元型は、子を生んで育む母性イメージとしての「母親元型」、 
 厳格に教え導く父性イメージとしての父親元型」、男性の心の中の女性的な部分
(女性像)である「アニマ」、女性の心の中の男性的な部分である「アニムス」、 
 社会に適応するために身につけた外向きの顔である「ペルソナ」、自我を形成
 する過程で発達させることができずに抑圧さえた人格である「シャドー」がある。
 〔4〕自己
 特に重要な元型は「自己(セルフ)」と呼ばれるもの。これは「完全なるもの」
「最高なるもの」を意味し、この元型から生み出されるイメージパターンは、
 悟りや解脱などの宗教的境地や、イエス像・天使像・仏像などの頭上や背後に
 ある光の輪、あるいは、金やダイヤモンドなどのような物質に与えられた特別な
尊い、神聖な)意味などが挙げられる。「自己(セルフ)」の元型は、
 自分らしくない人生を生きている場合や、自分の人生が意味のないものに
 感じられる時に、生きる意味を与えたり、自分らしい人生を選択していく
 ための力となったりする。
◎ 我々が自然に安らぎを感じたり、太陽を崇拝することは人類に共通すること。
 その共通するものがあるからこそ、我々は自分とも他人とも対話したり、
つながることができる。民族に伝わる神話や昔話が、それぞれの民に共感するのは、
それぞれの集合的無意識が働くからである。ところでペットにも集合的無意識
あるんじゃない?共通項があるから可愛いのでは?


・・・・・・
3399, おテレビ様と日本人 ー3
2010年07月16日(金)
 * 限定的な陰謀、対極的な陰謀
 ここまで書いて良いものかと思うほど辛らつだが、これが真実である。さらに「ゆとり教育
で植民地人間=ブタ化の完成である。その典型が、その世代の10代後半から30歳半ばの青年たちは、
中国、韓国の若者達に大きく差がつけられてしまった。その上に携帯電話という思考停止マシーンで
育っているから目が当てられない。哀れというしかない! 他人事でない?
 ーまずは、その辺の部分を記してある部分からー  (P/177)
≪ 第二次大戦以降だろう、「地球エリート」とでも名づけたい一部の集団が確立して、具体的な
行動に取り掛かったのは人類に一定の知性しか持たせない「総白痴化陰謀」である。エリートを
揺るぎないエリート化するということは、結局その裏返し、それ以外全員を非エリート化することで、
全員を無知蒙昧のバカ者に仕立て上げておくということなのだ。・・・
何しろ人類を支えるあらゆる種類の「資源」には限度がある。食糧だけの問題ではない。知的資源
にも飽和限界というものがある。たとえばすぺての人間がデスクワークを望むようになれば、肉体
労働者はいらなくなるか、常に闘争が激化する。バカをバカのままにしておくことは、人類未来に
必要にして不可欠な状態なのだ。 人類全体の知的啓蒙、教育浸透は、昔単純に考えられていたほどに
素晴らしいことではなのである。 個人的な人生の幸福論から考えても、これに近い解答が出る。
人間は考えれぼ考えるほど、知れば知るほど不幸になり、苦しみも増える。それより、
「考えても仕方がない、知らないほうがいい」という結論が出る。 これを全人類、その時代時代の
人間全体に置き換えても真理なのだ。「人はみな、部相応に生きるのがもっとも幸せである」という結論。
背伸びをするほど、求めれば求めるほど、不満と不幸はつのる。無関心こそ幸福への扉なのだー、
と、少数エリート集団は見極めている。 間違っていない。正しい。 豚には豚のエサがある。
豚にライオンの食物を与えても食べられない。 もし与え続ければ、豚は餓死するしかない。 
であれば、豚には豚の好物を与え、ライオンに近づかせないことが豚の幸せであり、ライオンの幸せ
でもある。 大衆にテレビを与えよ。 その番組内容を、できる限り豚のエサに近くせよ。間違っても
ライオンの食事を横取りしたいなどと考えさせるな。彼らの幸せのために! この種の陰謀はイラク
から軍隊を撤収するかしないかとか、アフガンの今後をどうするかなどといった陰謀とは、まったく
性格を異にする陰謀なのだ。 白人から見た黄色人種、なかんずく日本人は、豚の中の豚である。 
人間のエサは決して与えてはならない。 人間のエサとは、何か? 考えることである。
思考力である。 これだけは絶対に食わせてはならない。 多少ビタミンが入っていてもいい。 
ミネラルも少しは混合しよう。タンパク質もごく少量。だが、思考力は絶対ダメだ。そんなエサがあるか?  
ある。テレビだ。 思考力を阻害する最善策。 忙しくさせておくこと。 時間を与えないこと。 
子供には勉強、部活、いじめ、そしてテレビで充分に時間がなくなる。 ≫
 ー現在の日本の世界に先駆けての恐慌も、ブタ化の結果である。リーマンショック以来、その弱点を
一番初めに曝け出してしまった。  それが現在の政治であり、経済の惨状である。更にケッタイな
日本的な街中無差別テロである。あの虚ろな目をした若者たち。
   ・・・・・・・・・
3024,明治・大正と昭和・平成の符号説
 2009年07月16日(木)
 「生の科学、死の科学」 -養老孟司 対談集ー  ~2
  【憂国の時代】 ー関川夏央
*明治・大正と昭和・平成の符号説
 この中で、関川が語っていた明治・大正と昭和・平成の符号説が面白い。
  ーその概要をまとめるとー
 現在の激変の時代を幕末から明治維新期に例えると分かりやすいが、明治・大正と昭和・平成の
符号説というのがある。「時代の状況」がそっくりに見えるのである。その平成も大正時代を越えて
21年になる。 大正という時代は、明治の近代国家づくりが日清・日露戦争を経験し完成。
大正デモクラシー」という教養を尊ぶ自由な時代。第一次大戦の好景気があり、関東大震災があり、
の5年後と言えば昭和の大不況の真っ只中。昭和・平成といえば、バブルと、その崩壊、平成不況と
阪神大震災とピッタリ符合する。そうすると、次にくるのは第二次世界大戦ということになる。
これから10年間は大恐慌の嵐が吹き荒れ、そして戦争? それとも、既に戦争があり、全ての国が
敗戦したのだろうか? 平成も昭和を引き継ぎ、戦後から数十年かけて豊かな経済社会になった一方で、
アメリカの陰の占領統治で、若者を始めとする社会的、精神的荒廃が進み、大正時代に似た社会現象が
現われている。明治が大正を生んだとすれば、大正は国家主義の生みの親?
そうすると、これからの方向は昭和の統制経済に立ち戻る流れになるのだろう。
 ーー
 そうこう考えると、現時点は日本は重大な岐路に立たされていることになる。2001年の9・11のテロと、
2008年の9・15の金融恐慌が日本に与えた大震動からきた惨状を目の当たりにすると、日本がアメリ
から離れて、戦後60年で自分の意思で大きく舵取りをしなければならない時期に入ったことを示す。
その意味で今回の選挙で自民党が壊滅し、その後の政界再編成は大きな意味を持つ。表面的には、
あまり変わった風ではないが、実態は終戦直後に街の彼方此方の焼け野原に闇市が立っている状態に
酷似しているといってよい。 悲観的に成るのは、アメリカが戦後半世紀をかけた占領政策もある。 
半世紀以上をかけて日本の文化、精神が粉々に破壊されてしまったことである。戦争か、ハイパー
インフレで実質所得が激減するかである。それは、間違いなく、ある日突然やってくる。
 ・・・・・・・・・
2659, コールド・リーディング
 2008年07月16日(水)
 本の新聞広告に「コールド・リーディング」という言葉が目についた。
そこで、フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』で調べてみたら面白い。
 ーー
コールド・リーディング(Cold reading)とは話術の一つ。
 外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に
「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術である。「コールド」とは
「事前の準備なしで」、「リーディング」とは「相手の心を読む」という意味である。詐欺師、占い師、
 霊能者などが相手に自分の言うことを信じさせる時に用いる話術であるが、その技術自体は
 セールスマンによる営業、警察官などの尋問、催眠療法家によるセラピー、筆跡鑑定、恋愛などに
 幅広く応用できるものであり、必ずしも悪の技術とは言えない。
・よく似たものでショットガンニング(Shotgunning)も、超能力者や霊能者を自称する者が用いる
 技術である。 彼らは実演する相手に大量の情報を話すが、そのうちのいくつかは当たるため、相手の
 反応を見計らいながらその反応に合わせて最初の主張を修正し、全てが当たったように見せかける。
 エドガー・ケイシー、ジョン・エドワードらはショットガンニングの疑いがもたれている。
コールド・リーディングの技法として、実際のリーディングを始める前に、読み取る者は相手の協力を
 引き出そうとする。「私には色々なイメージが見えるのですが、どれも明確ではないので、私より
 あなたの方が意味が分かるかもしれません。あなたが助けてくだされば、二人で協力してあって導き
 出しましょう」という。これは情報を引き出そうという意図である。そして分からないように相手を
 よく観察しながら、誰にでも当てはまりそうなごく一般的な内容から入る。
*「あなたは、自信がなくなる感じのすることがあるようですね。特に知らない人と一緒にいるとき
 などです。そのように感じますがどうですか?」(バーナム効果を参照) または、観察に基づき、
 より具体的にみえる内容(実は具体性はあまりない)に踏み込んで推測を行う。
*「私には年老いた婦人があなたのそばによりそっているイメージが見えます。
 少し悲しそうで、アルバムを持っています。このご婦人はどなたかお分かりになりますか。」
*「私はあなたの痛みを感じます。多分頭か、もしくは背中です。」相手はこれら具体性のない推測に
 対して、びっくりしたり思い当たることを話したりするなどの反応をすることで、リーディングを
 行う者になんらかの情報を明かしてしまうことになる。これを基礎に、リーディングを行う者はさらに
 質問を続けることができる。推測が次々当たれば、相手はリーディングを行う者への信頼をどんどん
 深めてしまう。もし相手に推測を否定されたとしても、態度を崩したりうろたえたりせず、威厳を
 もって「あなたは知らないかもしれないが実は私にはそのように見えるのです」と言い張るなど、
 信頼を損なわずうまく切り返す方法がある。 コールド・リーディングには確立した技術がある。
 多くの演者がこの技術を習っており、能力者を装って一対一の占いを行ったり、ジョン・エドワード
 のように「死者と対話する」などと題した公開の場で、観客に死んだ近親者からのメッセージを披露
 したりする。演者の中には、観客について言い当てて大喝采を受けてからはじめて、実は超能力は
 使っておらず、心理学とコールド・リーディングの知識だけあればできるとばらすものもいる。
  ーーー
 以上だが、少し前は宜保愛子、最近では細木数子などが、この手法を使っていた。スタッフに相手
 の下調べをさせたり、待合所に隠しマイクを設置して、情報をとる「ホット・リーデング」がある。
 営業にしても人間関係にしても、それを利用して悪いわけがない。この手練手管の営業の男を何人も
 知っている。 それも、どうも自分で意識をしないでしているから、恐ろしいのである。
 営業テクニックで、これを無意識でやる人こそプロ?である。
・・・・・・・・・
2007年07月16日(月)
2295, 中島義道の「池田晶子」追悼文 -1
                      ・д・)ノ〔● ォ'`ョゥ○〕
 自ら書いているように奇人変人の哲学者の中島義道が、池田晶子と知り合いであり、彼女への追悼文を、
ある月刊誌の中で見つけて驚いてしまった。この随想日記も中島は何回か取りあげてきたが、その奇人ぶり
には読んでいて、あきれていた。唯我独尊で、ただへ理屈?を並べ立てている姿、誰かに似ている。
かた方の変人の雄の池田と知り合いで、その追悼文を書いていたとは! 中島にしては、前半はシンミリ
とした感じであった。何か自分に劣らない奇人の死に戸惑っているようだった。中島は池田を哲学者と
認めてないようで、哲学者でも哲学研究者でもなく、著述業として切り捨てているところが、彼らしい。
昨年から池田晶子にはまってしまっているが、亡くなったことで更に、もう一歩踏み込んでいる。
とにかく根源的で、純粋であるのがよい。その彼女の姿を中島がどの様に見ていたかを知るのは面白くない
わけがない。哲学者の間では彼女は無視された存在であり、著述家としてしか、見られてなかったようだ。
哲学者にとっては哲学用語を一切使わないのは、それだけで、相手にされなかったのだろう。
初心者向けに絞って、哲学みたいな文を書いている女とみられていたようだ。
 前半は、中島が見た池田の哲学学者仲間としての心象。 後半は、中島独特の批判で構成されている。
  まずは、前半の中島の彼女の心象から・・・
 ー 月刊・新潮45?2007年・5月号ーより  P-152
ーー
池田晶子さんが亡くなった。四十六歳の若さである。新聞報道は三月二日の読売新聞が最初だが、
私は翌三日の朝日新聞社会面で知った。昨年末、新潮社の編集者と忘年会と称して呑んだとき、
彼女が癌を患っていることは聞かされていた。その口ぶりから、末期ということはわかったが、こんなに
阜く逝くとは思わなかった。ショックはないと自分に言いきかせていたが、その日大学にいても彼女の
ことばかりを考えて過ごした。いままで意図的に避けてきたが、ある種の独特の形で哲学に携わった
彼女に対する自分の気持ち(評価)をごまかすことなく語ってみようと思う。池田さんとは四、五回
会っている。はじめは十五年以上も前のことであるが、(いま慶応大学の教授である)斎藤慶典さんが
「おもしろいことを書く人が後輩にいるから」と「大森先生を囲む会(略して「大森会」)」に連れてきた。
池田さんは例会の日に、教室の入り口でそっとお辞儀をして入ってきた。そのころ彼女は三十歳位であり、
とびきり美人であることは誰の眼にも明らかだったが、そこにいた参加者たちはまったく無視していた。
水玉の(?)袖が長めの白っぽいワンピースを着ていたように記憶している。池田さんは、当時まったく
哲学仲間のあいだでは知られておらず、まだ本を二冊書いた程度であったから、世間的には、ほぼ無名
であった。そこには、永井均、野矢羨樹、飯田隆、丹治個治・・など、いまや日本哲学界を担う人々が
決集していたが、当時彼らは哲学界という狭い世界の中では評価されていたが、誰も世間的には有名では
なかった。

永井さんが有名になったのは『〈子ども〉のための哲学』あたりからであり、それが講談社のPR誌『本』
に掲載されていたとろから評判であった。そして、一九九五年の夏に『ソフィーの世界」が大ペストセラー
になると相前後して出版界は「哲学ブーム」という軽薄な掛け声と共もに浮かれ出し、池田さんの
『帰ってきたソクラテス」(新潮杜)、永井さんの『ウィトゲンシュタイン入門」(ちくま新書)、木田元
さんの「反哲学史」など、それぞれ部数を仲ぱした。・・(中略)
池田さんは、例会のあと渋谷での呑み会にも時々参加した。何を話したかすっかり忘れたが、彼女と
しぼらく話し込んでいると、丹治君がまん前に座り込んで、しげしげと二人を見比べ「やっぱり綺麗って
いいもんだねえ」と言った。私がそのあとを受けついで、「池田さんの欠点は、綺麗すぎる乙とレと言うと、
彼女はのけぞっで笑い「そうなの、中島さん?!」と言って、私の膝を,ハシヅと叩いた。・・(中略)
ある日、呑み会のあとで、数人を彼女の行きつけのバーに連れて行ってくれた。
(字数の関係でカット 10年07月16日)
・・・・・・・・・・
2006年07月16日(日)
1930, 二つ目のブログ
               ( ̄▽ ̄;)!! オハヨウ!               
新しいブログを二つ開設した。一つは、このHP上に貼り付けてある海外旅行の写真ブログ。
  (字数の関係でカット 09年07月16日)
・・・・・・・
2005年07月16日(土)
1565, 新潟駅周辺再開発が動き出す
ここにきて、新潟駅再開発が本格的に動き出した。昨日(7月15日)、近くの市民会館で住民説明会
が開かれた。一時間あまりであったが、400人位が来ていた。同じ内容で、この数日で6回も開かれるという。
当社のホテル4棟のうち2棟が駅東線道路の拡張に引っかかり、更に200坪の駐車場が明石紫竹線道路に
面していることもあり、このプロジェクトは非常に大きな要素を持っており、ホテル事業に大きな影響を与える。
丁度、ホテル建設から10~24年経っており建て替え時期になっているので、プラスになるだろう。また工事が
始まると工事関係者の宿泊に多大な影響をもたらす。10~30パーセントのアップが見込める。(朱鷺メッセと、
至近の東横インの入っている再開発ビル工事で実証済み)総事業費が1445億というから、新潟市にとっては
巨大プロジェクトになる。この事業構想から13年も経つが、やっと具体的な動きになってきた。年度内
計画決定を目指すという。事業完成目標は平成25年というから、決定をすれば工事は急ピッチになる。
 今までの大きなプロジェクトとして
ー県事業として
万代島再開発事業で  290億円     ・サッカーの新潟スタジアムに 300億円
ー市事業として
・市民芸術文化会館の建築費  180億円  ・市民病院建設費   220億円
 等々である。これに比べても、この1445億円の開発の大きさは新潟市レベルからみて大きいことが解る。
内訳として
・立体交差事業に  707億  
・駅周辺整備事業として 738億(鳥屋野線・85億 駅西線・85億 駅東線・129億 明石紫竹線・12億)
(字数の関係でカット 10年07月16日)
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2004年07月16日(金)
 1200, ロマン・ロラン
 ー哲学についてー16
(以下、字数の関係でカット2008年7月16日)
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2003年07月16日(水)
833, 孤独について ?2
 以前も書いたが(あとでコピーしておきます)、再び孤独について書く。経営者は孤独でなくては
ならないとか、孤独であるという。特に創業は独に徹しないと、甘さが生まれてくる。山の中の孤独
というより、街の中の孤独である。街の中の孤独とは自分と他者の間にラインを引くことである。
お互いの距離をおくことである。
 ある本に孤独を「六独」6つに分解して、説明をしていた。
1 独想  2 独学  3 独行  4 独遊  5 独創  6 独楽
 これが出来るようになるには強い意志が必要だ。創業を何回か経験をすると深い孤独の経験をする。
独り着想と構想をねり、その為の情報を集め、分析をして決断、たった独りで嘲笑のなか行動開始、途中から
ゲーム化をして遊びまで高め、創りあげる。そしてその起承転結を楽しむ。しかし実際はつらい孤独業である。
つらさと楽しみは裏表であること知る。二代目が失敗をするのは、この孤独に耐えられないためである。
孤独に耐えるためには、宗教が必要である。日本人が平気で自分は無宗教と答えるが、グローバルで
見たときとんでもないことだ。欧米では自分が気違いだと言っているに近いことになる。
スモールS (多神教)の集まりを宗教観を前提で答えていることを、自覚していない為である。
                   ーつづく
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2002年07月16日(火)
458,一期一会
 以前にも書いたが、旅行の楽しみの一つが色々の人と会えることである。 それも字のとおり
「一期一会」である。 殆んどの人が初めて会い、2度と会うことがないことが解っているから、全てを
曝け出し、そして別れていく。「天国?に行く途中の舟で一時隣り合わせた人たち」に喩えることができる。
平気で自分を曝け出せる場でもあり、人生の学問の場でもありうる。お互いの人生の通知表を見せ合える場
であり人生の決算書を携えて来ているともいえる。 色々な人生があるものとつくづく思う。遠藤周作
「深い河」というインドのツアー参加者のそれぞれの人生を描いた小説があったが、正しくそれである。
直にそれを見れるのも、一種独特の圧縮された社会がその期間に形成されるからだろう。特に秘境系のツアー
には濃い人生を生きてきた人が多い。 私のように人間ウオチャーにとって、最高の観察ができる場でもある。