2013-05-02
最近読んで面白かったWeb小説 Part6
生徒は対象外です。
http://ncode.syosetu.com/n5941i/
クールだけど情に脆い女教師と、腹黒かつ直情的な優等生の恋愛モノ。しつこく迫ってくる生徒をあしらいつつ、しかし突き放せないで徐々に深みにはまっていく先生が可愛すぎる。親に捨てられた過去だとか、そういう歪んだ要素も入っていて、たまらなく良いです。
風のフラン
http://ncode.syosetu.com/n8090bd/
北方騎馬民族萌え! 傾国の美貌を誇りながらも、武人として兄王を支えたいと思っているフラン。しかし、敵国の軍師にほだされるわ、兄王は変態だわで、いろいろと板挟みになってしまうわけですな。フランちゃんエロ可愛い!
死の方程式
http://ncode.syosetu.com/n3710bo/
この作者の過去作品もほとんどが含ヤンデレでどんだけ好きやねんって感じですよね。最高です。元天才数学少女と共感覚者による衒学的なカップル描写。以前に紹介した『その女、小悪魔につき――。』を十倍くらい不穏にするとこんな感じになるのかなと勝手に思っています。
Last color
http://ncode.syosetu.com/n1316bd/
吸血鬼的なものに目覚めてしまった美少女と、女性養護教諭(既婚!)との百合百合な話。なんかこう、作者の好きなものを全部入れて無調整でどうぞ、という感じの良くも悪くもアマチュアらしい作品なんだけど、百合+吸血鬼はどうしようもなく俺得なのです。
喋喋喃喃
http://ncode.syosetu.com/n4049ba/
普通の女子高生とイケメン俳優の、実にオーソドックスなラブストーリー。適度な長さで完結していて読みやすい。
氷の滅慕
http://ncode.syosetu.com/n1363bh/
麗しの女魔族に育てられた可愛らしい少女が、その女魔族から引き離されたことでヤンデレてしまって、「魔族を食って力を取り込んで女魔族を取り返してやる!」ということになってしまう凶悪百合ファンタジー。ヒロインが狂犬すぎて怖い。
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -
http://ncode.syosetu.com/n9669bk/
わりとエグい感じの話。タイトルどおりの異世界転生モノ、やっぱり主人公は最強なんだけど、物語途中で大災害が発生してからは苦難の連続で、出来が良すぎる故に周囲から頼られ、しかし本人は転生したとは言っても普通の人間に過ぎないわけで、それ故の懊悩もあったりして、かなり読み応えがある。
さようなら竜生 こんにちは人生
http://ncode.syosetu.com/n6375bm/
人から竜に転生する話はけっこう見かけるけど、こちらは竜から人に転生した話。主人公は長命な竜らしく冷静な人物であり、それもあって全体に落ち着いた雰囲気なのだが、戦闘となれば一転してド派手で爽快、非常に熱い。
やる気なし英雄譚
http://ncode.syosetu.com/n5279bn/
怠惰な天才軍人が大活躍という銀英伝ライクな戦記ファンタジー。僻地に学園に、各章で舞台を移しつつ、きっちりと話をまとめていて好感が持てる。
今回は以上。
過去記事。
2013-05-01
いまだにラノベの長文タイトルを叩いている情弱に最新のトレンドを解説する
ええっ!?
おっくれってるううぅぅぅ―――――――――っ!!!
ラノベのテンプレを批判していたつもりが、いつのまにか自分が「ラノベ批判のテンプレ」に乗っかっていたというわけですね!
…いえいえ、人は誰しも古きに安住して新しきを倦厭するもの。
あなたがいつまで経っても芸のないラノベ叩きを続けるのを責めるつもりはございません。
本日、私はあなたがたに新たなるトレンドをお教えしたいのです。
そんなセンスが求められているのです!
- 作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
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- 作者: 長谷敏司,深遊
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以下のデータを御覧ください。
これは1月〜4月の売り上げランキングからアニメ化作品を抜いたもの。
すなわち次期アニメ化候補とも言うべき最新の売れ筋リストなのですが。
1月から今日までのオリコンデータから、アニメ化作品を抜いて並び替えてみたリスト - REVの雑記 - LightNovel Group*1
| 部数 | 発売日 | 集計期間 | タイトル |
|---|---|---|---|
| 31,835部 | 13/02/20 | 5日 | フルメタル・パニック! アナザー 5 |
| 27,464部 | 13/02/27 | 5日 | 悲痛伝 |
| 27,114部 | 13/01/23 | 5日 | 魔弾の王と戦姫 6 |
| 22,485部 | 13/02/21 | 4日 | 精霊使いの剣舞 10 魔王覚醒 |
| 20,544部 | 13/02/20 | 5日 | 甘城ブリリアントパーク 1 |
| 19,252部 | 13/01/23 | 5日 | 星刻の竜騎士 XI |
| 19,169部 | 13/01/23 | 5日 | 学戦都市アスタリスク 02.銀綺覚醒 |
| 18,160部 | 13/03/09 | 9日 | 一つの大陸の物語 上 〜アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他〜 |
| 17,671部 | 13/04/10 | 5日 | マグダラで眠れ III |
| 16,619部 | 13/02/28 | 4日 | 少年陰陽師 うごもつ蔽に捧げもて |
| 15,856部 | 13/03/19 | 6日 | 冴えない彼女の育てかた 3 |
長文タイトルは見当たりませんね。
せいぜい「アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他」が長いというくらいです。
『魔弾の王と戦姫』
→「戦姫」と書いて「ヴァナディース」と読む
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『精霊使いの剣舞』
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『星刻の竜騎士』
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ぜんぶMF文庫Jじゃねえか!
『落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国』
→「龍王」と書いて「ナーガ」と読む
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『剣神の継承者』
- 作者: 鏡遊,みけおう
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『聖剣使いの禁呪詠唱』
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『黒鋼の魔紋修復士』
→「黒鋼の魔紋修復士」と書いて「クロのヒエラグラフィコス」と読む
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扉の魔術師の召喚契約<アドヴェント・ゲート> -その少女、最強につき- (HJ文庫)
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などなど。
さて。
ここでまたぞろ「センスのない当て字www」なんて言い出すのは「目くそ鼻くそを笑う」というやつです。
というか、ラノベは鼻くそじゃないので、叩く方が一方的に目くそです。
ラノベの捻りのなさを叩くのなら、叩き方も多少は捻ってほしいところ! 期待してます!
2013-04-30
ライトノベルの「ライト」に大した意味はない
ライトノベルを読んだことがない人が、「ライトノベルとは何か」を考えるとき、よく手がかりにされるのが、この「ライト」という単語です。「ライトノベルと呼ばれているからには、きっと軽い小説であるに違いない」と。
ライトノベルに対して使われる「ライト/軽い」という形容には、主に三つの意味が含まれています。
- 読みやすい
- 物語が明るい
- ページ数が少ない
以上から「ラノベって会話文中心でページ下半分が真っ白で登場人物が誰も悩まないラブコメじゃないと駄目なんだろ?」みたいな認識をされてしまうのですが。
端的に言って、それは間違いです。ライトなのもあればヘビーなのもあります。文字の詰まったラノベ。残酷描写のあるラノベ。鬱展開のあるラノベ。分厚いラノベ。いろいろあります。
「会話文が多い」と言えば、ハルヒのヒット以降は「地の文で主人公が延々と独白するのがラノベ」とも言われるようになりましたけど。結局、売れた作品だけを見ての思い込みなんですよね。
ただ、ラノベ読者でも「ライトノベルは軽いものだ」と主張する人は少なくありません。これは長らく「軽さ」が批判の対象とされてきたことの反動なのでしょう。「軽くて何が悪い! 重いのがいいなら純文学でも読んでおけ!」と言うわけです。
私としては、「軽いラノベは好きだ」はいいんだけど、「ライトノベルは軽くあるべし」というのは不健全だなあ、と思います。もちろん「重くあるべし」も嫌ですが。
ともあれ、ラノベを読まない人が「ラノベには軽いものしかない」と思って去っていくのは何とか引き止めたいですよね。
追記:関連リンクとしてこれを張っておきます。