プロスポーツにおいて、移籍選手の補償として、移籍金の代わりに選手を獲得すること。
FA制度の補遺的な要素として扱われる。
野球協約第205条の2に規定されている。
当該年度において、FA宣言により他球団に移籍した選手が存在する場合、戦力的低下の補償として、以下を要求できる。但し、ランクC*1の選手の場合2009年以降、補償を要求することができなくなった。
移籍前の球団は金銭か選手を選択する事が可能である。
通常は交渉時に希望を伝えるが、移籍前の球団が取り消さない限り、移籍先は拒否できない。
なお、移籍先の球団は、一軍登録選手の人数と同数の28人*3をプロテクトにかけることができる。
よって、人的補償を要求した移籍前の球団が選択可能な選手は、
新人選手・外国人選手・プロテクト選手以外である。
年度 | FA対象選手 | 移籍前の球団 | 移籍先の球団 | 補償選手 | |
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1996年 | 河野博文 | 日本ハム・ファイターズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | 川邉忠義 |
2002年 | 前田幸長 | 中日ドラゴンズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | 平松一宏 |
2002年 | 加藤伸一 | オリックス・ブルーウェーブ | ⇔ | 大阪近鉄バファローズ | ユウキ |
2006年 | 野口茂樹 | 中日ドラゴンズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | 小田幸平 |
2006年 | 豊田清 | 西武ライオンズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | [[江藤智]]*5 |
2007年 | 小久保裕紀 | 読売ジャイアンツ | ⇔ | 福岡ソフトバンクホークス | 吉武真太郎 |
2007年 | 門倉健 | 横浜ベイスターズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | [[工藤公康]] |
2008年 | 石井一久 | 東京ヤクルトスワローズ | ⇔ | 埼玉西武ライオンズ | 福地寿樹 |
2008年 | 新井貴浩 | 広島東洋カープ | ⇔ | 阪神タイガース | 赤松真人 |
2008年 | 和田一浩 | 埼玉西武ライオンズ | ⇔ | 中日ドラゴンズ | 岡本真也 |
2011年 | 小林宏之 | 千葉ロッテマリーンズ | ⇔ | 阪神タイガース | 高濱卓也 |
2012年 | 村田修一 | 横浜DeNAベイスターズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | [[藤井秀悟]] |
2012年 | 大村三郎(サブロー) | 読売ジャイアンツ | ⇔ | 千葉ロッテマリーンズ | 高口隆行 |
2013年 | 平野恵一 | 阪神タイガース | ⇔ | オリックス・バファローズ | 高宮和也 |
2013年 | 寺原隼人 | オリックス・バファローズ | ⇔ | 福岡ソフトバンクホークス | 馬原孝浩 |
2014年 | 大竹寛 | 広島東洋カープ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | 一岡竜司 |
2014年 | 鶴岡慎也 | 北海道日本ハムファイターズ | ⇔ | 福岡ソフトバンクホークス | 藤岡好明 |
2014年 | 久保康友 | 阪神タイガース | ⇔ | 横浜DeNAベイスターズ | [[鶴岡一成]] |
2014年 | 片岡治大 | 埼玉西武ライオンズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | 脇谷亮太*6 |
2014年 | 涌井秀章 | 埼玉西武ライオンズ | ⇔ | 千葉ロッテマリーンズ | 中郷大樹 |
2015年 | 相川亮二 | 東京ヤクルトスワローズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | 奥村展征 |
2017年 | 糸井嘉男 | オリックス・バファローズ | ⇔ | 阪神タイガース | 金田和之 |
2017年 | 山口俊 | 横浜DeNAベイスターズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | 平良拳太郎 |
2018年 | 前田大和 | 阪神タイガース | ⇔ | 横浜DeNAベイスターズ | 尾仲祐哉 |
2018年 | 野上亮磨 | 埼玉西武ライオンズ | ⇔ | 読売ジャイアンツ | 高木勇人 |