Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

Interview with Heiner Goebbels

◇[特別インタビュー]ハイナー・ゲッベルス複数の声、音楽のポリティクス - 談 Speak, Talk, and Think

遠近法の誕生が視覚を制度化したようには、聴覚は限定されることはなかった。 聴覚はそれ自体アクソメトリックで、キ ュービスティックなものかもしれない。 音を聴くとは何か。それはもしかすると空間を聴くことであり、空間の経験そのものではないか。 音楽は単に時系列で推移していく振動の変化ではなく、認知に空間的な知覚を呼び起こすことである。 音と空間の交錯の可能性をサイバースペース上に発見する。

http://www.dan21.com/backnumber/no56/intavew.html
http://www.dan21.com/


◇ ハイナー・ゲッベルス インタビュー - A-Musik 生きてるうちに見られなかった夢を(β version)
http://am.jungle-jp.com/interview.html


◎ Heiner Goebbels
http://heinergoebbels.com/

22〜23年前のニューアカ鼎談集(http://www.amazon.co.jp/dp/4061843591)

小野英樹さん(http://www.ono-studio.com/)との対話の中で出てきた本。
少し調べてみました。


◇ EV. Cafe 超進化論【村上龍坂本龍一】 - 中島みゆき研究所

【目次】
Stage 0 快感 7
 時代という現場
 日本的な音楽の土壌への拒否
 音楽の快感原則
 吉本隆明への危惧
 戦争回避による欲望のはけ口
 コンピュータ・グラフィックス的操作の時代
Stage 1 表現 吉本隆明 41
 音楽と言葉の差異
 聖域としての音楽
 中島みゆきの音楽
 女性が子を産む強さ
 中上健次の困難き
 言葉の自壊作用
 ポップの波
 父権社会の崩壊
 母性の喪失
 人間には内部はあるのか
 言語の内部と外部
 テクノロジカルな操作が表現
 物語の解体の果て
Stage 2 生物 河合雅雄 97
 サルから見た人間の実像
 なぜ人は二本足で立ったか
 性と攻撃性
 三五○万年のうちの一万年
 狩猟民の時間
 分子レヴェルでの思考
 「考える脚」
Stage 3 金属 浅田彰 133
 『構造と力』が興奮させるもの
 経済の破綻をまねくカリスマ
 国際通貨のギャンブル性
 経済ネットワークのリアリティー
 アメリカ文化の面白さ
 異種交配から生まれるもの
 この時代に戦略が立てられるか?
 アメリカと日本の差異
 高橋悠治グレン・グールド
 メタリック音のもたらすもの
 高エネルギー振動から溶解へ
 日本的平準さを破るもの
Stage 4 外部 柄谷行人 199
 日本的ポストモダンの中で
 コカ・コーラは思想だ
 消費社会での情報と差異
 神秘主義へ導くもの
 民主主義とチューインガム
 批評の権力意識
 内面のない苦しみ
 マシーンとしての自己
 アメリカ的とヨーロッパ的
 アメリカの底力
 日本的普遍という制度
 外部の獲得
 パラドックスとしての独創性
Stage 5 凡庸 蓮實重彦 247
 映画と日本人の顔
 進化と凡庸
 一流志向の脆弱さ
 逡巡と排除
 コッポラの混乱
 ゴダールとマキノ
 言葉における「制度」
 匿名の声として響くもの
 映画の顔と音楽の声
 多様性のなかの人生
Stage 8 速度 山口昌男 289
 今は往年の名スター
 小錦スキゾ力士論
 周縁理論と落書マンガ
 ヒューマニズムは陰謀だ
 ブラジルは世界最後の救い
 欲望全肯定の暴力
 カーニヴァルの都市
 スピードとリズムのファシズム
Stagee X 序走 323
 エレクトロニクス・ゲリラによる情報の撹乱
 「ブレードランナー」における神の復活
 ハイパー・ムービーの出現
 テクノロジーと超プラトニズム
 三五○万年の記憶
 核時代の新人類の予感
 テクノロジー一神教
 物語の不健康さ
 テクノロジーの回避としてのアジア主義
 超情報社会の新日本主義
 ソフトなシステムとしての天皇
 日本は大規模集積回路
 近未来のユダヤ教天皇
注索引 365
図版リスト 366

http://www.miyuki-lab.jp/biblio/book/e851128.shtml
興味深い見出しがちらほら。
しかし時代を感じさせます。。。


◇ EV.Cafe - 読書ノート

村上 内部があって、ものを書くんじゃなくて、言葉っていうのはア・プリオリ(前もって与えられた)にあるもんだから、それを書いた瞬間に内部が生じるんだと。まあ内部の蓄積っていうのはテキストとして俺たちの前にあるわけだからさ、それはしようがないけど、でも、やっぱり、内部があって何かをするんじゃないんだよ。

柄谷 だからね、神秘主義の決定的にいやらしい問題っていうのは権力の問題だと思う。他人を支配するという根本的な動機を神秘主義に感じる。一般的にマジック(呪術)というのは、自然を支配するかわりに人間を支配する戦略だけれど。

坂本 今のをフォローすると、テクノロジーが進歩して、外部というのがなくなってくるわけ。すべてが内部になってくる。そうすると、極端な、超プラトニズムしかなくなってくるんだよね。つまり、どこにあるかわかんないけど、脳の情報が持っているイデア、青写真ね、それなくしてはテクノロジーは働かないわけで、しかも、それを完全に実在化することに極端に走っていくわけね。

http://www.kaimei.org/note/book_in/ev_cafe.html
イーヴィー・カフェからの抜き書き。


◇ なんだか、バッハってすごいね/『社会の窓2』からご褒美届いた - Oppekepe Diary

『たとえば非常にまれな可能性としてね、ヒョウが降ってきて、何かに当たって、その音が偶然バッハの「パルティータ」になったっていうことは考えられるわけでしょ。いわばそういうような弾き方をしてるからね』(高橋悠治氏の演奏について)

http://kazu5210.hp.infoseek.co.jp/Diary_Sep99/091199.html
同書より高橋悠治さんについての坂本龍一さんの発言。

「ゴルトベルク変奏曲」を聴く  高橋悠治

さて その競争に加わってどうするのだ 「音楽の父」となったバッハの父権的権威に抵抗して 音楽をその時代のパラドックスの環境にかえしてやる 均等な音符の流れで縫い取られた和声のしっかりした足取りをゆるめて 統合と分岐とのあやういバランスの内部に息づく自由なリズムをみつけ 組み込まれた小さなフレーズのひとつひとつを 固定されない音色のあそびにひらいていく といっても スタイルの正統性にたやすく組み込まれるような表面の装飾や即興ではなく 作曲と楽譜の一方的な支配から 多層空間と多次元の時間の出会う対話の場に変えるこころみ 


CDも一回のこころみの仮の姿 それを経て演奏のプロセスはさらに遠くからバッハを観ようとする もともとは鍵盤演奏の教育のために出版された音楽を バロックの語源でもあるゆがんだ真珠のばらばらな集まりとみなして はじめて触れた音のようにして未知の音楽をさぐるのが 毎回の演奏であり その鏡から乱反射する世界を発見するのが 音楽を聴くことの意味でもあるだろう 


と言ったところで これも事実の半分にすぎない あとの半分は きままな指についていく遍歴の冒険 ちがう世紀ちがう文化の死者の世界にいるバッハとの対話から織りなす現在の東アジア地域の物語  

http://www.suigyu.com/yuji/ja-text/2004/goldberg.html
http://www.suigyu.com/yuji/Yuji_Takahashi_ja.html

『思想地図』増刷決定! - 東浩紀の渦状言論

さて、ところでそんな『思想地図』ですが、第2号の特集は「ジェネレーション(仮)」を予定しています。また、詳細はまだ確定していないのですが、6月あるいは7月に公開シンポジウムを開催する予定です。そちらのテーマは「公共性とエリート主義」になるはずです。


エリート主義?と首を傾げるひとがいるかもしれませんが、これはじつは、なぜか明示的に話題になってこなかっただけで、いまの日本の思想界を理解するうえで隠れたキーワードなのではないかと思います。たとえば、宮台真司さんとぼくの「対立」は、要はエリート主義にどれだけコミットするかという違いです。ナショナリズムだとか民度だとかいう言葉を使うと話がぼやけてくるのですが、公共的な価値にコミットできる人間を集中的に育てないと国がだめになる、って要はエリート教育待望論です。そしてそれは格差社会の話にも繋がります。ぼくたちはエリートを育てることでしか公共的価値を涵養できないのか、これはなかなか深い問いなのです。

http://www.hirokiazuma.com/archives/000397.html


◇『思想地図』発売されました - サイトー商会:新忘れじのレイドバック

[共同討議]
「国家・暴力・ナショナリズム」 東浩紀萱野稔人北田暁大白井聡中島岳志

1 歴史のなかの「ナショナリズム

・日本右翼再考――その思想と系譜をめぐって 中島岳志
・日韓のナショナリズムとラディカリズムの交錯――韓国の進歩イデオロギーと日本のアジア観を事例として 高原基彰

2 ニッポンのイマーゴポリティクス

・マンガのグローバリゼーション――日本マンガ「浸透」後の世界 伊藤剛
・データベース、パクリ、初音ミク 増田聡
・物語の見る夢――華文世界の文化資本 福嶋亮大
・中国における日本のサブカルチャージェンダー――「80後」世代中国人若者の日本観 呉咏梅

[鼎談]
・日本論とナショナリズム 東浩紀萱野稔人北田暁大
・ブックガイド「日本論」 斎藤哲也

3 問題としての日本社会

・「まつろわぬもの」としての宗教――現代日本の「宗教」の位相 川瀬貴也
・〈生への配慮〉が枯渇した社会 芹沢一也
・社会的関係と身体的コミュニケーション――朝鮮学校のケンカ文化から 韓東賢

4 共和主義の再発明

・共和制は可能か? 白田秀彰
・死者への気づき――「ナショナリズムからの逃避」を自覚させるもの 黒宮一太

[公募論文]
・キャラクターが、見ている。――アニメ表現論序説 黒瀬陽平

http://saitoshokai.seesaa.net/article/94759121.html
フリー編集者・斎藤哲也さんのブログより。


◇ 『思想地図 vol.1』
http://www.amazon.co.jp/dp/4140093404
http://www.bk1.jp/product/02999452

【番外編】構造とかの時代――若者にレクチャーする羽目に。 - やぶいぬ日記

 例えば。
 ジャック・デリダ

現前の領域における存在の意味の限定としての西洋形而上学は、ある言語学的な形式の支配として生み出される。この支配の根源を問うことは(中略)私達の歴史を構成するものについて、超越論性そのものを生み出したものについて問うことである。 (『グラマトロジーについて』)

 ということを書くとき、このとき要はデリダは「中野の次は三鷹に停車」と言っているのである。


 これを読んで「やっべー!!オレ、特快に乗っちゃったよ!」と言えるのが浅田彰東浩紀

 すなわち、ある路線が抱えてる矛盾や問題点を解消するために登場したのだが、その一方で新たな矛盾を抱え込むことになってしまったとか、初めは違っていたが年を経るにしたがって同じような路線になってきた、とか。


 いわゆる「ニューアカポストモダン」思想の解説書というのは、多くは「中央線快速は、東京始発の場合は中野に停まるが新宿始発の場合は中野には停まらない」とか「中央特快と青梅特快の違いは国分寺駅に停車するかどうかだけだが、後にどちらも国分寺に停まるようになったので実質的には違いはなくなった」とか、そういうことが書かれているのである。

 人文科学系の大学生・大学院生のブログなんかで、グローバリゼーションやブッシュ政権の批判や東浩紀宮台真司etcの悪口や著名ブロガー同士の揉め事については無闇と勇ましく何千字ものエントリーをアップするのに、自分の身辺雑記や日常生活の日記になると、とたんに愚痴と弱音とバイト先の悪口ばっかりで、コイツ自分の人生よっぽど退屈でつまんねぇんだろうな、その数千字のエントリーに使う労力と時間を卒論や院試やレポートの勉強に費やせばいいじゃねぇか、と要らぬ心配をしてしまうようなブログをたまに見かけることがある。


 そういうお兄さんのブログは、俺の目からはこう見える。

http://d.hatena.ne.jp/Bushdog/20080404/p1
大切な視点をとてもわかりやすく。


>>>不幸・不毛・不当・不様
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080313#p4

最近のドクター茂木健一郎

◇ 脳は変わることができる!プロフェッショナル 茂木健一郎スペシャル - 人間学とコンピュータを極める。
http://d.hatena.ne.jp/usukey/20080429/1209477695
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/usukey/20080429/1209477695
凡庸と言ってもいいほど典型的なライフハック系。


◇ 超絶馬鹿番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」 - つねおの怠惰な非日常
http://elsidion.blogspot.com/2008/05/blog-post.html


◇ 「プロフェッショナル 仕事の流儀 脳活用法SP」観賞記(1) - Liber Studiorum

「タウプラスデルタタウ」って、カタカナで書くとなんだか呪文みたいでワケ分からないけど、「τ+Δτ」ってことだよな。
「因果性の要請」なんて難しそうなこと言ってるけど、ある時点の状態がわかれば、そのちょっと後の状態も決まるっていうだけのことなんだが。
世界線」云々っていうのは、相互作用可能な範囲が決まってるっていうだけのことでしょ。
それと脳がどう関係するのかサッパリわからないけど。


文系の人間を煙に巻くのは簡単だな。

http://a-gemini.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_e126.html


◇ Liber Studiorum: 茂木健一郎
http://a-gemini.cocolog-nifty.com/blog/cat14888603/index.html

東西

◇【アウトサイダー前田日明プロデュース不良大会、無事終わる - GBR
http://gbring.com/sokuho/result/result2008_03/0330_outsider.htm
◇ 5/1「THE OUTSIDER 第弐戦」 出場者募集開始!! - RINGS公式サイト
http://www.rings.co.jp/01news2.html
http://www.rings.co.jp/


◇ 大阪ミナミ・アメリカ村で誕生した格闘イベント”喧王”
http://www.kenoh.tv/top.html