嫁さんと二人でキャンプに行ってきた(18年ぶり)
去る2021年3月11日(木)〜12日(金)、休暇をとって18年ぶりにキャンプに行ってきた(嫁さんと二人は初めて)ので、その記録。
(それにしても焚き火は最高だ♪)
緊急事態宣言中にキャンプ?
まず、緊急事態宣言中にキャンプなぞ不謹慎......とのお叱りを受けそうなのだが、以下の3点により自分の中で「大丈夫」との判断に至った。
- 平日ということもありキャンプ場の予約状況にかなり余裕があったこと
- 当該キャンプ上の頃な対策がしっかりしていること(1サイト大人2名以内に制限など) ⇒ リンク
- クルマでの県内移動であること
実際、当日キャンプ場は思ってた以上にゆったりとしており、チェックイン・チェックアウトのとき以外、キャンプ場内で半径30メートル以内で他者と接触することは皆無だった。
結果論かもしれないが、コロナ禍の下でのレジャーとしては問題なかったものと判断している。
準備
21〜18年前の4年間、南大阪方面(泉州ともいうw)に家族で赴任していたのだが、その頃、我が家のブームはキャンプであった。
その後私が5年間の単身赴任となり、また子供達も親と一緒にキャンプという年頃でもなくなってしまったので、揃えたキャンプ道具も使われなくなったまま納戸や物置でホコリを被ることとなる。
しかし今般、「ゆるキャン△」やら「ヒロシのソロキャンプ」にミーハー的な影響を受けた結果、「久しぶりにキャンプに行こう!!」って話で俄に嫁さんと盛り上がってしまう。
そして基本的には新たに道具は買い足さず、あるもの(一番新しいもので18年前)でチープシックなキャンプにチャレンジしてみようということになった。
まずテントとタープについては、コールマンのコネクティングBCドーム&タープ」というものがホコリを被っていいて、これを近くのだだっ広い公園で試し張り。
一応問題のないことを確認した。
シュラフ(寝袋)についてもコールマンの封筒型のヤツだが、洗濯機で洗い天日干しの後、念の為コインランドリーの乾燥機で30分(主にダニ対策)
軽く柔らかく生き返ったのでこれも一安心。
ガソリンのツーバーナー(メジャーな413よりやや小振りな425)は、少々不安のあったジェネレーターとポンピングカップは交換。
サビが酷かったので錆落としは一所懸命頑張ったが、それでもご覧のとおりかなりボロいw渋いw(機会を見つけて塗装してみたいが、耐熱のスプレーは結構高いし、良い色がない)
ガソリンランタンはポンピングカップのみ交換。
いずれも庭で事前テストの結果、安定した燃焼。
構造もシンプルなので、やはりコールマンのガソリンバーナー&ランタンは信頼度が高い。
その他細々した道具やツールのチェックも大変だったのだが、それも含めキャンプの楽しみでもある。
いざ出発!
今回予約させていただいたのは、比較的近場(我が家から下道で40分)で、多くのキャンパーから高評価を得ている「有野実苑オートキャンプ場」さん。
夫婦二人のキャンプは意外と荷物もコンパクトで、我が家のメルセデス(仮)(またの名をワゴンR)でも余裕の積載。(流石に今回は14インチのダッチオーブンには遠慮してもらったw)
前日はかなりの強風であったが、当時は風もなく絶好のキャンプ日和.......いざ出発である♪
到着&設営
予定どおり40分で現地到着。
まずはチェックイン。
受付は代表者1名が、まずは入口前でスマホで予約情報を入力した後に、室内で簡単な説明が行われるので対面は短時間で済む。
今回指定されたサイトがこちら。
トイレと洗い場が近く、混雑期だと落ち着かないロケーションかもしれないが、今回は確認できた範囲で我が家の他に2組だけだったので、全く問題なし。
因みに洗い場は温水が出る。
この時期のキャンプでこれはありがたい。
一回予行演習をしたとはいえ、18年ぶりなのでそれなりに悪戦苦闘しながら設営完了ヽ(・∀・)ノ
買出し&食事
食材は、事前にスーパーが近くにあることを把握していたため、現地調達することにした。
買出し後、シャワーを浴びて暫くノンビリタイムヽ(・∀・)ノ
このキャンプ場は露天風呂(500円/人)と家族風呂(2500円/40分)があるのだが、当日は平日で客も極めて少ないためクローズされており、使えるのはシャワー(300円/人)のみであったのが少々残念。
とは言え、サッパリしたあとのビール、めちゃ旨である❤
(少し前に書いたとおり、習慣的飲酒を自粛すテスト中なので、実に一週間ぶりのビール♪)
現地調達した食材によるメニューは以下のとおり
豚汁(豚肉以外の具材は家で切ったものを持参し、豚バラ肉だけ現地調達) 翌日の朝食は残り汁で豚汁うどん
ステーキ(今回唯一のニュー・ギア、いま流行りの「ホットサンドメーカー」ヽ(・∀・)ノ )
餃子(これもホットサンドメーカー、めちゃ旨!!)
あとは画像はないが、スキレットでホタテと舞茸をオリーブ焼きにしたのも旨かった。(デザートは焚き火......再掲w)
まとめ
まず反省点から。
実は試し張りの時には気づかなかったのだが、タープの防水のシームテープが駄目になっていた。
二日目の朝、小雨が降ったのだが、もし大雨だったら大変な事になっていたかもしれない。
流石に18年仕舞いっぱなしのテント&タープ、ノモがしっかりしていても、劣化しやすそうなところは確実に劣化することが分かった。
シームテープを貼り替えるか、テント&タープ新調するか、少し考えることとしたい。
とは言え18年ぶりのキャンプ、大したトラブルもなく心より楽しむことができた。
熟年夫婦が近い将来迎える老後の楽しみの一つとして、キャンプを再発見できたのは大いなる成果であろう。
因みにサイトの片隅で苔が芽吹いていた。 なかなかお目にかかれない神秘的な絵が撮れたので、今回の記事の締めとさせて頂く。
読書の記録「私の1000冊」
1,000冊達成
読書の記録・管理ができるブクログというWebサービスがあるのだが、ここに記録を初めて10年と2ヶ月で読了した本の数が1,000冊を超えた。
学生の頃はそれなりに本好きではあったのだが、社会人となりそれなりに忙しく、また大半が地方勤務のクルマ通勤だったこともあり5年間の単身赴任時代を含め、あまり「本を読む大人」にはなれなかった。(30代後半の頃、千葉から新宿まで電車で通勤している時期があって、その頃は少し読んでいたのだが、その後また地方勤務となり殆ど読まなくなってしまった)
しかし定年を間近に控え(やっと)地元に戻り、その当初は往復4時間にわたる電車通勤であったため、その時間をを有効活用せねばと思い、読書週間をつけるべくその記録をつけ始めたのが2011年、50歳になる年であった。
はじめの数年は年間100冊には届かないくらいの読了数で推移していたのだが、100冊を超えたのが2017年(記録をつけ始めてから7年目。実はその年「年間100冊読んで、その100冊の感想をブログに上げる」という目標を立てたのだが、「100冊読む」は達成できたもののブログは途中で挫折した)。
それをきっかけに翌年からは毎月10冊以上のペースで推移。
やっと読書習慣が生活の中に定着してきな......という感じである。
もちろん読書は数を競うものではないし、決して教養が身につくような読書をしている訳ではない。
ただただ「面白い」から本を読んでいるだけだが、それで良いのだと思うことにしている。
なぜ読書?
今の時代、自分にインプットをする手段は数多くある。
ニュース系で言えば、新聞は(電子版に移行したものの)日経は購読し一通り目をとおしているし、ラジオニュースも朝ひげを剃りながらと夜シャワーを浴びながらの1日2回、グーグルアシスタントで聴いている。
また「はてブ」は細く長くだがそれなりのユーザーなので、主なネットでの話題もリアルタイムで把握しているし、Twitterも2007年に初めて辛うじてフォロー・フォロワーともに1,000人を超えているので、はてブと併せて瞬間的にバズった話題もほぼ逃さない。
ただこういう類の情報のインプットは、あまり暮らしを豊かにすることには繋がらないのだと常々感じている。
では私の「読書」が「暮らしを豊かに」するのかというと、それは分からないし、特に実感もない。
私の読書の大半は「小説」だ。
現代もの、時代もの、歴史もの、ファンタジーなどその舞台は様々だが、その中に数多の物語や、登場する人たちの経験や決断、想いがある。
それらが積み重なり、私の暮らしに「彩り」や「厚み」を僅かでも加えてくれたらと願わずにいられない、というのが率直な思いである。
いや、そんなのは屁理屈で、単純に「音楽を聴くのに理由や目的がいらない」ように、「本を読むのにも理由や目的はいらない」というのが正解なのだろう。
「面白いから」「好きだから」、「本を読む」「音楽を聴く」で良いのだ。(小学生並の感想文みたいな結論で申し訳ないw)
著者別分析
とは言えせっかく1,000冊という切りの良いところなので、ここまでどんな本を読んできたか振り返って見ることとする。
こういう振り返りができるところが記録をつけることのメリットではあるが、「ジャンル」分けを記録してこなかったので、仕方なく著者別に集計してみたのが以下の表である。
詳細はこちら ⇒ 「た」の本棚♪ (tamu2822) - ブクログ
# | 著者 | 読了数 |
---|---|---|
1 | 西條奈加 | 29 |
1 | 辻村深月 | 29 |
3 | 葉室麟 | 27 |
4 | 諸田玲子 | 26 |
5 | 井上荒野 | 23 |
5 | 原田マハ | 23 |
7 | 有川浩 | 21 |
8 | 柴田よしき | 18 |
9 | 吉田修一 | 17 |
9 | 朝井まかて | 17 |
11 | 三崎亜記 | 16 |
11 | 島本理生 | 16 |
13 | 窪美澄 | 15 |
13 | 松井今朝子 | 15 |
15 | 原田ひ香 | 14 |
16 | 江國香織 | 12 |
16 | 桜木紫乃 | 12 |
16 | 西加奈子 | 12 |
19 | 玉岡かおる | 11 |
19 | 西尾維新 | 11 |
19 | 青山七恵 | 11 |
22 | 角田光代 | 10 |
22 | 宮木あや子 | 10 |
22 | 彩瀬まる | 10 |
22 | 白石一文 | 10 |
22 | 柚木麻子 | 10 |
27 | 額賀澪 | 9 |
27 | 桜庭一樹 | 9 |
27 | 山口恵以子 | 9 |
30 | 花村萬月 | 8 |
30 | 瀬尾まいこ | 8 |
30 | 川上弘美 | 8 |
30 | 村上春樹 | 8 |
30 | 葉真中顕 | 8 |
30 | 絲山秋子 | 8 |
36 | あさのあつこ | 7 |
36 | 山崎ナオコーラ | 7 |
36 | 森絵都 | 7 |
36 | 森見登美彦 | 7 |
36 | 村山由佳 | 7 |
41 | 三浦しをん | 6 |
41 | 柴崎友香 | 6 |
41 | 大沢在昌 | 6 |
41 | 長嶋有 | 6 |
41 | 道尾秀介 | 6 |
41 | 万城目学 | 6 |
41 | 梨木香歩 | 6 |
48 | マーガレットミッチェル | 5 |
48 | 伊東潤 | 5 |
48 | 乾ルカ | 5 |
48 | 橋本治 | 5 |
48 | 金原ひとみ | 5 |
48 | 山田詠美 | 5 |
48 | 山内マリコ | 5 |
48 | 雫井脩介 | 5 |
48 | 小路幸也 | 5 |
48 | 星野博美 | 5 |
48 | 大島真寿美 | 5 |
48 | 津村記久子 | 5 |
48 | 島田雅彦 | 5 |
48 | 綿矢りさ | 5 |
62 | 伊藤たかみ | 4 |
62 | 奥田亜希子 | 4 |
62 | 宮下奈都 | 4 |
62 | 桐野夏生 | 4 |
62 | 今野敏 | 4 |
62 | 小野寺史宜 | 4 |
62 | 瀬戸内寂聴 | 4 |
62 | 盛田隆二 | 4 |
62 | 中島京子 | 4 |
62 | 朝比奈あすか | 4 |
62 | 李龍徳 | 4 |
73 | ジェイムズ・P・ホーガン | 3 |
73 | 奥田英朗 | 3 |
73 | 加納朋子 | 3 |
73 | 近藤史恵 | 3 |
73 | 古内一絵 | 3 |
73 | 佐藤多佳子 | 3 |
73 | 酒井順子 | 3 |
73 | 小池真理子 | 3 |
73 | 植本一子 | 3 |
73 | 村田沙耶香 | 3 |
73 | 滝口悠生 | 3 |
73 | 池井戸潤 | 3 |
73 | 池波正太郎 | 3 |
73 | 藤田宜永 | 3 |
73 | 藤本ひとみ | 3 |
73 | 平安寿子 | 3 |
73 | 和田竜 | 3 |
73 | 澤田瞳子 | 3 |
- | その他 | 258 |
総計 | 1,003 |
ざっとみて現代もの、歴史小説、時代小説、ファンタジー、ミステリー(ラノベも読む)とバラエティに富んでいるが、一見して顕著な傾向として見て取れるのが、女性作家の作品が多いこと。
1,003冊のうち3冊以上読んだ作家90名のうちの60名(66.6%)が、そして10冊以上読んだ作家26名のうち、なんと21名(80.7%)が女性である。(まぁイヤラシイw)
なぜ?と聞かれても、良く分からない。
「好きな本を読み続けたらそういう結果になった」というしかないのだが、後付で理由を探すとすれば、歳をとって男性的なマッチョな世界観(の物語)があまり好きでなくなったのかもしれない。
実際、上表中の数少ない男性作家をみても比較的マッチョ感のない作品を書く作家が多い。(もちろん例外はあるw)
その他の傾向として以下が挙げられる。
- 現役の(ご存命中の)作家が殆ど
- 年齢も私とほぼ同年代か若い世代の作家が大半
- 翻訳ものは殆ど読まない(ランキングに入っているのはマーガレット・ミッチェル=「風とともに去りぬ」新潮文庫の新訳のやつ全5巻と、ジェイムズ・P・ホーガン=「星を継ぐもの」3部作のみ)(ついでにいうと「キャッチャー・イン・ザ・ライ」も「オン・ザ・ロード」も読みかけ途中で挫折、どうも翻訳ものは根本的に苦手だ)
それはそうと、29冊同数でランキング1位の西條奈加氏と辻村深月氏。
辻村氏は意識的に好きな作家で納得の1位なのだが、西条氏は無意識のうちに数多く読んでいた結果で、集計結果を見て意外な1位であった。
比較的地味ながらも、時代ものを中心にファンタジーや現代ものなど幅広く良質の作品を書かれており、先の直木賞(第164回=2020年下半期)受賞、心からおめでとうと申し上げたい。
出版社別
データとして集計できるのが「読了日」「作品名」「作者」「出版社」くらいしかないので、とりあえず「出版社」で集計したのが以下の表。
出版社 | 読了数 | |
---|---|---|
1 | 新潮社 | 134 |
2 | 講談社 | 120 |
3 | 文藝春秋 | 110 |
4 | 集英社 | 85 |
5 | KADOKAWA/角川書店 | 75 |
6 | 幻冬舎 | 61 |
7 | 光文社 | 53 |
8 | 中央公論新社 | 47 |
9 | 河出書房新社 | 36 |
10 | 朝日新聞出版 | 31 |
11 | 祥伝社 | 29 |
12 | 小学館 | 21 |
13 | 実業之日本社 | 18 |
14 | 徳間書店 | 18 |
15 | 双葉社 | 17 |
16 | PHP研究所 | 14 |
17 | 筑摩書房 | 12 |
18 | ポプラ社 | 10 |
19 | 角川春樹事務所 | 10 |
20 | 東京創元社 | 10 |
- | その他 | 92 |
総計 | 1,003 |
実は出版社の販売数ランキングと私のランキングとの比較をしたかったのだが、文芸書に絞った出版社別の販売数のデータが見つからなかったので、私の集計結果のみ。(出版社の会社としての売上高のランキングしか見つからなかった)
まとめ
無理やり纏めることに意味はないのだが、それでも決意表明的に箇条書きにて無理やり纏めてみる。
- これからも気の向くままに面白そうな本を読む
- 恐らく「量を読む」ことにも意味があると信じている(月10冊ペースは維持したい)
- 今まであまり読まなかったジャンルにも挑戦したい
- せっかくブログも(少しずつ)再開したので、書評(というか読書感想文)もまた書いてみたい
- It's Only "読書" (But I Like It)ヽ(・∀・)ノ
惰性的飲酒習慣を自粛してみるテスト
37年(ほぼ毎日)飲み続けてしまった
1984年の4月に社会人になって、この3月で37年が経つ。
よく働き続けたなぁと思いつつ、それは同時に酒を飲み続けた歴史でもある。
学生時代から酒は好きではあったが、就職して地方で一人暮らしを始めてからはほぼ毎日飲みんだ。
おそらく飲まない日は年に数日、記憶している限りで最長の連続休肝日は、交通事故で鎖骨骨折して鎮痛剤飲んでた間の9日である。
もちろん健康診断の前日も、21時までなら飲食可ということでその時間まではふつーに飲んでいた。
そう考えると仕事をした日数より、酒のんだ日数のほうが遥かに多いw
因みに家で飲むときの量は、今も昔も缶ビール2本、プラス焼酎ロック2〜3杯っていう感じであまり変わっていない気がする。(外で飲むときは時間の許す限り飲むw)
まぁホントよく飲み続けたと思うが、それでも健康診断の数値(血液検査や血圧)も、大きく悪化することもなく、何も考えずに37年飲み続けてしまったという感じではある。(健康レベルを維持できたのは、大いにランニングを継続できたお陰なのは間違いないが、それについては今日は触れない)
体調と心境の変化
そんな私であるが、還暦を間近に控え、飲酒習慣が体調や生活に悪影響を与えている可能性についてしばしば考えるようになってきた。
特に顕著に感じるのが、睡眠の質が悪くなったこと。
もちろん単純に加齢による部分もあるのだろうが、それに飲酒が輪をかけて悪さをしている気がしてならない。
特に夜中のトイレの回数とか、熟睡度であるとか、睡眠中の口内環境であるとか、朝起きたときの爽快感とか。
それ以外にも、倦怠感や、体重の維持が難しくなったこと、はたまた気分の不安定さなど、いわゆる男の更年期的なもろもろが、習慣的な飲酒に起因しているような強迫観念にかられて仕方ない。
また飲酒が生活の質(quality of life, QOL)を下げているのではないかという思いもある。
若い頃は、仕事も忙しく家に帰り着くのが22時とか時には23時過ぎになって、遅めの晩飯を頂きながらの晩酌は良い気分転換かつ明日への活力になった。
しかしながら社会人生活も終盤を迎え、残業も余程のことがなければしなくなり、従って夜家に帰ってからの時間が長い。
それは自分の為に使える時間が増えたことを意味するのだが、19時頃から晩酌を始めてしまうと、結局はその後の時間を有意義に過ごせない。
恐らくこれが、一大決心をした一番大きな理由だ。
惰性的飲酒習慣を自粛してみるテスト
結論として、試しに毎晩のように晩酌する「習慣」をやめてみようと決意してみた。(あくまで「試しに」であるw)
もちろん、コロナ禍が収まれば仲間と飲みに行って楽しい酒を飲んだり、嫁さんと料理の美味い店で美味しい酒を頂いたりしたいし、家でも時々は気分転換にお酒を味わうことは、人生を楽しむためにもやめる気はない。(たぶん走ったあとの昼びう もやめないw)
要は惰性的に毎日飲む習慣をやめようということである。
で、(しつこいようだが「試しに」)昨日まで5日連続で酒を抜いてみた。 短い期間であるが、感じたことは以下のとおり。
- 帰宅後、晩飯が終わるまでは飲みたい気持ちが強いが、とりあえずノンアルビールで凌いでいる(食後は殆ど飲みたい気持ちにはならない)
- はじめの数日は、飲んだときに比べ入眠までに時間がかかったものの、寝入った後の睡眠の質はかなり高くなったと実感
- 朝起きたとき、口の中がスッキリしている
- 夜中のトイレの回数は減った気がする(2〜3回 ⇒ 1回〜2回)
- 歯茎が締まった気がする
- 夜、食後の時間が有意義に過ごせる(今のところ、読書とブログ書きくらいしかしていないが)
- 朝ごはんが美味しい
- 気のせいだとは思うが、個々最近悩まされ続けてきた、坐骨神経痛の症状が軽くなった
いまのところ良いこと尽くめなので、しばらくはテストを継続してみたいと思う。
大事なこと
「酒やめた」みたいなことを書いてしまったが、途中にも記しているように決して酒をやめたわけではなく、「末永く美味しいお酒を飲み続けるために、惰性的な飲酒を控える」のが、このテストwの趣旨である。
従って、(繰り返しになるが)コロナ禍が収まったらまたみなさんと楽しくお酒を飲みたいと思っているで、是非お誘い頂きたく、お願い申し上げます。
(もちろん私からもお誘い致します)
何度目かのブログ再開(もう数えられないw)
ご無沙汰しております
2005年2月にランニング記録を中心にした雑記(日記?)として開始した本ブログ、2010年までは結構真面目(ほぼ毎日)アップしていたが、2011年の膝の故障、2015年の交通事故による鎖骨骨折等の不幸wを経て更新が徐々に鈍っていった。
その後、一時は「読書ブログ」として頑張ってはみみたものの、2017年秋に職場が変わったのを機に、忙しさにかまけてほぼ休止状態となり、そして2018年1月からは3年以上も完全に放置。
ホントすみません........って、誰に謝る必要がある訳でもないのだが、潜在的に何か書きたい願望は抱えつつも、逆に久々だからこそ良い記事・面白い記事を書かねばという気負いが邪魔をして、結局は何も書けずに時を空費してしまっていた。
そもそもブログって.....
このブログは当初「はてなダイアリー」というサービスを使ってスタートしたもので、サービスの趣旨そのものが「ダイアリー」であった。(現在は「はてなブログ」にサービスそのものが移行)
そして、そもそもこのブログ名が『「た」の日記♪』って....そう、これは実は日記だったのである。(大発見w)
ブログって言葉自体が”Web Log”(ウェブ上の履歴)からきている訳で、断続的ながらも15年の歴史のあるこのブログも、読み返してみれば立派な私のライフログだ。
という訳で、少し肩の力を抜いて、「いい記事を書こう!」ではなく、初心に帰り、自分のライフログをコツコツと記録していくことを目的として、ここに再スタートを切ろうと思った次第である。
今後の指針(大げさw)
日々の暮らしの中で、以下のような事柄を極力マメに掬い取って、記録していけたらと思っている。
- このブログのそもそものメインテーマであったランニングの記録(これは私のライフワークかもしれない)
- 読んだ本の記録、面白かった本の感想
- PC関連やガジェットのトピックス
- お気に入りのグッズやアイテムについて
- 美味しかったお店・食事(含む自炊)
- 楽しかったイベント(旅行やアウトドアライフ)
- 気に入ったミュージシャンや楽曲について
- その他生活の中で感じたこと・思ったこと などなど
歳とともに徐々に根気が続かなくなってきていることは切実に感じるが、今後は短い記事でも気にせず、細々とでもマメにアップしていきたいと思っている。
とはいえ注意すべきこと
本ブログ、一応は匿名ブログではあるものの、過去記事ではかなりプライベートを晒しているので、その気になれば私を特定することは容易であろう。
ましてやリンクしているツイッターアカウンではハンドルではあるもののアイコンは実写であるし、検索避けを掛け一応の不可逆性を担保しているもののFacebookは実名登録である。
というわけで、変なトラブルに巻き込まれないよう、このブログもリアルネームで発言しているのと事実上同じ状態であるとの意識を常に持って、常識的かつ節度のある言動を心がけて行かねばならないと強く思っている。
(いずれ、ツイッターやFacebookと全く紐付けない、完全な匿名ブログもやってみたいとは思っているが)
まぁ私も半年後には還暦を迎える「いい大人」なので、そこはあまり心配していないのだが(嘘、とっても心配であるwww)。
【読書記録】2017年に読んだ本
2017年の振り返り
去年読んだ本は、冊数で105冊、ページ数 30,671ページ、価格計 182,108円.......因みに自分で買った本は2冊1,562円のみで、他の103冊は全て図書館で借りた。
もう少し文化にお金を落とさなきゃとかねがね思ってい入るのだが、如何せん小遣いの殆どが飲み代で消えてしまう (´・ω・`)
それはともかく、年間100冊を超えたのは初めてで、おそらくそれはブログでアウトプットしなかった分、インプットに集中できた.....ってことなのだと思う。
その反面、やはり読んだ内容や感想をアウトプットしておかないと、なかなか記憶に残らない=身についていない.....という実感は確実にあって、本エントリの末尾に105冊の明細を掲載しているが、ここにアウトプットしていたときに比べ全体的に印象が薄い感は否めない。
と、言うわけで、少なくとも今後、記憶に留めておきたい、自分の身にしたいと思えた本は、ここでキチンとアウトプットしておくよう努力したいと思う。
2017年ベストスリー
上記のとおり自分が怠けたせいで印象の薄かった昨年の読書だが、記憶を掘り起こして2017年ベストスリーを。
.....と、思ってリストを眺めたのだが、記憶の曖昧さのせいで、結局小説としての面白さ、完成度の高さというより、なんかしら一点でも記憶に強く残った箇所のある本ベストスリーになってしまった。
クドいようだがやはりアウトプットしておくことは大事である φ(..)メモメモ
本日も教官なり (小野寺 史宜)
- 作者: 小野寺史宜
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/09/01
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豊士の教習車には今日もさまざまな人が乗り込む。カレシに飲酒運転をさせまいと教習所に通う佳世。就職先で免許が必要な大学四年の七八。孫娘の幼稚園送迎のため69歳で免許取得を目指すしの。彼ら教習生に対し紳士的に接することを心掛ける豊士。だが、それどころではなかった。17歳の娘が妊娠したというのだ。若い男女の教習生は、ついつい娘とその相手に見えてしまう。加えて現カノジョ・万由とは徐々に疎遠に。元妻・美鈴との再会がそれを加速させる!?どうなる、ロック中年・豊士!!
本日も教官なり | 小野寺 史宜 |本 | Amazonより
一言で表すと「中二病こじらせた中年のオッサンの奮闘記」といったところか。
われわれ中高年世代には、それなりに共感を呼ぶストーリー仕立てであり、また各章のタイトルが往年のロックの名曲になっているので、結構ノスタルジーを誘うので楽しく読むことができた。
ただ、人によっては上記の中二病臭さが鼻についてしまうかもしれない。
個人的には、作中に「ロックのスローバラッドに名曲はないが、レイナード・スキナードの Tuesday's Gone だけは例外である」みたいな台詞があって、それだけでこの小説を読んだ価値があった。
Lynyrd Skynyrd - Tuesday's Gone
潮風エスケープ(額賀 澪)
- 作者: 額賀澪
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/07/19
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高校生の深冬は、思いを寄せる優弥とともに、彼の故郷・潮見島へ向かう。島の伝統「潮祭」が開かれる夏のことだった。そこで出会ったのは祭の神女となる少女・柑奈。伝統に縛られる彼女の生き方に、深冬は疑問を覚える。さらに、優弥の思い人であった渚が島に現れ……。
それぞれの思いが交錯する時、十二年に一度の祭が幕を開ける――。大人と子供、自由と伝統、恋と友情に揺れる若者の叫びが胸をつんざく。この夏、最も心を揺さぶる青春小説!
潮風エスケープ | 額賀 澪 |本 | Amazonより
額賀澪は2015年のデビュー以来フォローしている若手作家だ。
感情や言葉を上手に切り抜いて、それをわかり易く、面白く、時に感動的に配して表現する技は、若さを感じさせない手練れ感と安定感があって、生きのいい新人が出てきたな......というのが第一印象
【読書記録】屋上のウインドノーツ(額賀澪)......絶賛売出し中の若手新人の佳作 - 「た」の日記♪
と、デビュー作について過去記事で言及したが、その後いまいち殻を破りきれないもどかしさがあった。
しかしながら今回は一皮むけたのかな?と思わされる迫力と緊張感のある小説に仕上がっている。
ま、未だ「恋愛」を書くのは下手だとは思うし、相変わらず性愛を表現することは(多分意識的に)避けているようだ。
そこら辺を克服できると、更にいい作家になれるとは思うのだが......
若手作家は書き続けることによって成長していくと思っているので、今後もコンスタンに書き続けて欲しい。
日蝕えつきる(花村 萬月)
- 作者: 花村萬月
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/08/26
- メディア: 単行本
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天明六年、来るべき皆既日蝕を背景に起きた、男と女の残酷物語。暗黒の極限、無惨な生死を描いた、渾身の時代小説集。
女は軽井沢宿で飯盛女をしていたが、江戸に逃れて夜鷹となり、唐瘡に罹ってしまう―「千代」。歌舞伎の戯者になることを希う男児は、京から下り、希望とは裏腹に江戸の陰間茶屋で育てられることに―「吉弥」。貧乏長屋に住み、町芸者に入れ込んで借金を背負った浪人の男は、女房の不義密通を疑うのだが―「長十郎」。八丈島に住む娘は、御用船で送られてきた女犯僧らしき流人と懇意になる―「登勢」。濡れ衣の人殺しで入牢した男は、覚悟の準備をするのだが、そこで地獄の光景を目にし、自らも責問を受ける―「次二」。鬼気迫る五つの暗黒物語。
日蝕えつきる | 花村 萬月 |本 | Amazonより
上記の紹介文が全てで、これ以上特に書くことはない。
ダントツに昨年のベスト!
こんな世界観を淡々と描きあげる事のできる作家は、いま花村萬月をおいて他はないだろう。
なんの共感もないが、こういう小説を味わえるのが読書の醍醐味だと思う。
2017年読んだ本リスト
# | 読了日 | タイトル | 評価 | 作者名 | 出版社 | ページ数 | 価 格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 01/02 | 明るい夜に出かけて | ★★★★★ | 佐藤 多佳子 | 新潮社 | 284 | 1,512 |
2 | 01/06 | きのうの影踏み (幽BOOKS) | ★★★ | 辻村 深月 | KADOKAWA/角川書店 | 266 | 4,720 |
3 | 01/14 | これでいいのか千葉県千葉市 | ★★★★ | 小森 雅人 | マイクロマガジン社 | 320 | 853 |
4 | 01/14 | モンローが死んだ日 | ★★★★ | 小池 真理子 | 毎日新聞出版 | 504 | 1,944 |
5 | 01/17 | タスキメシ | ★★★★ | 額賀 澪 | 小学館 | 301 | 1,404 |
6 | 01/20 | 青が破れる | ★★★★ | 町屋良平 | 河出書房新社 | 144 | 1,296 |
7 | 01/27 | 長いお別れ | ★★★★★ | 中島 京子 | 文藝春秋 | 263 | 1,674 |
8 | 02/04 | 少女は花の肌をむく | ★★★★★ | 朝比奈 あすか | 中央公論新社 | 239 | 1,620 |
9 | 02/07 | 千日のマリア | ★★★ | 小池 真理子 | 講談社 | 274 | 1,620 |
10 | 02/11 | 刑罰0号 (文芸書) | ★★★★★ | 西條 奈加 | 徳間書店 | 351 | 1,836 |
11 | 02/19 | 鬼神の如く: 黒田叛臣伝 | ★★★★ | 葉室 麟 | 新潮社 | 311 | 1,728 |
12 | 02/22 | 眩 | ★★★★ | 朝井 まかて | 新潮社 | 347 | 1,836 |
13 | 02/26 | 赤へ | ★★★★ | 井上荒野 | 祥伝社 | 235 | 1,512 |
14 | 03/11 | 黄金の時 | ★★★ | 堂場 瞬一 | 文藝春秋 | 314 | 1,782 |
15 | 03/19 | ままならないから私とあなた | ★★★★ | 朝井 リョウ | 文藝春秋 | 252 | 1,511 |
16 | 03/23 | 残り者 | ★★★★ | 朝井 まかて | 双葉社 | 280 | 1,620 |
17 | 03/30 | 最低。 | ★★★★ | 紗倉 まな | KADOKAWA/メディアファクトリー | 236 | 1,296 |
18 | 04/08 | 風かおる | ★★★★ | 葉室 麟 | 幻冬舎 | 280 | 1,728 |
19 | 04/20 | サロメ | ★★★★ | 原田 マハ | 文藝春秋 | 322 | 1,512 |
20 | 04/27 | 氷の轍 | ★★★★ | 桜木 紫乃 | 小学館 | 349 | 1,728 |
21 | 05/03 | 東京會舘とわたし(上)旧館 | ★★★★★ | 辻村深月 | 毎日新聞出版 | 285 | 1,620 |
22 | 05/03 | 東京會舘とわたし(下)新館 | ★★★★★ | 辻村深月 | 毎日新聞出版 | 285 | 1,620 |
23 | 05/05 | 眠れない夜は体を脱いで (文芸書) | ★★★★ | 彩瀬 まる | 徳間書店 | 239 | 1,727 |
24 | 05/09 | 恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂 | ★★★★ | 山口恵以子 | 角川春樹事務所 | 282 | 1,512 |
25 | 05/15 | GOSICK GREEN | ★★★★ | 桜庭 一樹 | KADOKAWA | 304 | 1,188 |
26 | 05/19 | メビウス・ファクトリー | ★★★ | 三崎 亜記 | 集英社 | 304 | 1,728 |
27 | 05/23 | 珠玉の短編 | ★★★ | 山田 詠美 | 講談社 | 258 | 1,619 |
28 | 06/06 | ウォーク・イン・クローゼット | ★★★★ | 綿矢 りさ | 講談社 | 258 | 1,512 |
29 | 06/06 | あなたも眠れない | ★★★★ | 山口 恵以子 | 文藝春秋 | 261 | 4,914 |
30 | 06/08 | 西洋菓子店プティ・フール | ★★★★★ | 千早 茜 | 文藝春秋 | 254 | 1,458 |
31 | 06/13 | 君はレフティ | ★★★★ | 額賀 澪 | 小学館 | 317 | 1,511 |
32 | 06/18 | 少女奇譚 あたしたちは無敵 | ★★★ | 朝倉 かすみ | KADOKAWA/角川書店 | 220 | 1,620 |
33 | 06/22 | ツタよ、ツタ | ★★★★ | 大島真寿美 | 実業之日本社 | 288 | 1,728 |
34 | 06/26 | イノセント | ★★★★ | 島本 理生 | 集英社 | 376 | 1,728 |
35 | 07/03 | 三の隣は五号室 | ★★★★ | 長嶋 有 | 中央公論新社 | 220 | 1,180 |
36 | 07/04 | まっぷたつの先生 | ★★★ | 木村 紅美 | 中央公論新社 | 283 | 1,728 |
37 | 07/09 | みかづき | ★★★★★ | 森 絵都 | 集英社 | 472 | 1,998 |
38 | 07/11 | みやこさわぎ (お蔦さんの神楽坂日記) | ★★★ | 西條 奈加 | 東京創元社 | 238 | 1,620 |
39 | 07/13 | 歌姫メイの秘密 | ★★★★ | 伊藤 たかみ | 講談社 | 234 | 1,620 |
40 | 07/15 | アカガミ | ★★★★ | 窪美澄 | 河出書房新社 | 256 | 1,511 |
41 | 07/17 | 残花繚乱 (双葉文庫) | ★★★★★ | 岡部 えつ | 双葉社 | 318 | 3,263 |
42 | 07/23 | 坂の途中の家 | ★★★★★ | 角田光代 | 朝日新聞出版 | 424 | 1,728 |
43 | 07/28 | ドナ・ビボラの爪 下 | ★★★★ | 宮本 昌孝 | 中央公論新社 | 428 | 1,836 |
44 | 07/28 | ドナ・ビボラの爪 上 | ★★★★ | 宮本 昌孝 | 中央公論新社 | 440 | 1,836 |
45 | 07/31 | 風のかたみ | ★★★★ | 葉室 麟 | 朝日新聞出版 | 248 | 1,619 |
46 | 08/04 | 嘘ばっか (Visual Books) | ★★★ | 佐野 洋子 | マガジンハウス | 179 | 1,258 |
47 | 08/04 | ワン・モア | ★★★★ | 桜木 紫乃 | 角川書店(角川グループパブリッシング) | 188 | 1,620 |
48 | 08/08 | 君の膵臓をたべたい (双葉文庫) | ★★★★ | 住野 よる | 双葉社 | 328 | 720 |
49 | 08/08 | バラカ | ★★★★ | 桐野 夏生 | 集英社 | 656 | 1,998 |
50 | 08/11 | トコとミコ | ★★★★ | 山口 恵以子 | 文藝春秋 | 294 | 1,836 |
51 | 08/13 | 拳の先 | ★★★★ | 角田 光代 | 文藝春秋 | 540 | 2,376 |
52 | 08/18 | ゆけ、おりょう | ★★★ | 門井 慶喜 | 文藝春秋 | 325 | 1,728 |
53 | 08/18 | お春 | ★★★★ | 橋本 治 | 中央公論新社 | 235 | 1,511 |
54 | 08/23 | 奥様はクレイジーフルーツ | ★★★ | 柚木 麻子 | 文藝春秋 | 243 | 1,404 |
55 | 08/22 | 信長さまはもういない | ★★★★ | 谷津 矢車 | 光文社 | 245 | 1,511 |
56 | 08/30 | ふたり天下 | ★★★ | 北沢 秋 | 河出書房新社 | 305 | 1,620 |
57 | 09/01 | 家族最後の日 | ★★★★★ | 植本 一子 | 太田出版 | 299 | 1,836 |
58 | 09/05 | デトロイト美術館の奇跡 | ★★★★★ | 原田 マハ | 新潮社 | 104 | 1,296 |
59 | 09/08 | 大きくなる日 | ★★★★★ | 佐川 光晴 | 集英社 | 264 | 1,620 |
60 | 09/11 | 横浜1963 | ★★★★ | 伊東 潤 | 文藝春秋 | 309 | 1,164 |
61 | 09/13 | 神剣 人斬り彦斎 | ★★★ | 葉室麟 | 角川春樹事務所 | 312 | 1,728 |
62 | 09/16 | 我ら荒野の七重奏 | ★★★★ | 加納 朋子 | 集英社 | 296 | 1,620 |
63 | 09/19 | 七人の敵がいる (集英社文庫) | ★★★ | 加納 朋子 | 集英社 | 366 | 670 |
64 | 09/21 | まく子 (福音館の単行本) | ★★★★★ | 西加奈子 | 福音館書店 | 253 | 1,535 |
65 | 09/23 | アノマリー 水鏡推理 | ★★★★ | 松岡 圭祐 | 講談社 | 338 | 2,052 |
66 | 09/25 | 望み | ★★★★ | 雫井 脩介 | KADOKAWA/角川書店 | 352 | 1,728 |
67 | 09/27 | 遊園地に行こう! | ★★★ | 真保 裕一 | 講談社 | 354 | 1,620 |
68 | 09/30 | 九十九藤 | ★★★★★ | 西條 奈加 | 集英社 | 312 | 1,620 |
69 | 10/03 | 浮遊霊ブラジル | ★★★★ | 津村 記久子 | 文藝春秋 | 180 | 1,404 |
70 | 10/05 | 向田理髪店 | ★★★★ | 奥田 英朗 | 光文社 | 253 | 1,620 |
71 | 10/07 | サブマリン | ★★★★ | 伊坂 幸太郎 | 講談社 | 274 | 1,620 |
72 | 10/09 | 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 | ★★★★★ | 磯田 道史 | NHK出版 | 134 | 842 |
73 | 10/12 | カムパネルラ (創元日本SF叢書) | ★★★★ | 山田 正紀 | 東京創元社 | 293 | 1,944 |
74 | 10/14 | 強運の持ち主 (文春文庫) | ★★★★ | 瀬尾 まいこ | 文藝春秋 | 262 | 540 |
75 | 10/16 | 手のひらの京 | ★★★★ | 綿矢 りさ | 新潮社 | 220 | 1,512 |
76 | 10/17 | 海は見えるか | ★★★★ | 真山 仁 | 幻冬舎 | 207 | 1,620 |
77 | 10/22 | 日蝕えつきる | ★★★★★ | 花村 萬月 | 集英社 | 224 | 1,620 |
78 | 10/25 | 記憶の渚にて | ★★★ | 白石 一文 | KADOKAWA/角川書店 | 489 | 1,579 |
79 | 10/26 | 羊と鋼の森 | ★★★★★ | 宮下 奈都 | 文藝春秋 | 243 | 1,282 |
80 | 10/28 | 太陽のパスタ、豆のスープ | ★★★★ | 宮下 奈都 | 集英社 | 250 | 9,961 |
81 | 10/31 | スローバラード Slow ballad | ★★★★ | 小路幸也 | 実業之日本社 | 336 | 1,620 |
82 | 11/02 | 家康の遠き道 | ★★★★ | 岩井 三四二 | 光文社 | 350 | 1,836 |
83 | 11/04 | 銀河の通信所 | ★★★ | 長野 まゆみ | 河出書房新社 | 261 | 1,512 |
84 | 11/06 | ストロベリーライフ | ★★★★ | 荻原 浩 | 毎日新聞出版 | 351 | 800 |
85 | 11/07 | クローバーナイト | ★★★★★ | 辻村 深月 | 光文社 | 337 | 1,512 |
86 | 11/09 | アノニム | ★★★★ | 原田 マハ | KADOKAWA | 304 | 1,620 |
87 | 11/13 | 性表現規制の文化史 | ★★★★ | 白田 秀彰 | 亜紀書房 | 240 | 3,598 |
88 | 11/15 | その手をにぎりたい | ★★★★ | 柚木 麻子 | 小学館 | 206 | 1,404 |
89 | 11/17 | 今日はヒョウ柄を着る日 | ★★★★ | 星野 博美 | 岩波書店 | 176 | 1,512 |
90 | 11/21 | 鳳凰の船 | ★★★★★ | 浮穴 みみ | 双葉社 | 248 | 1,620 |
91 | 11/26 | ここは退屈迎えに来て | ★★★★ | 山内 マリコ | 幻冬舎 | 239 | 1,620 |
92 | 11/24 | La Vie en Rose ラヴィアンローズ | ★ | 村山 由佳 | 集英社 | 288 | 1,620 |
93 | 11/27 | 私をくいとめて | ★★★★ | 綿矢りさ | 朝日新聞出版 | 224 | 1,511 |
94 | 11/29 | リストランテ アモーレ | ★★★★ | 井上荒野 | 角川春樹事務所 | 240 | 1,512 |
95 | 12/01 | さまよえる古道具屋の物語 | ★★★★★ | 柴田 よしき | 新潮社 | 407 | 1,727 |
96 | 12/05 | 今ひとたびの、和泉式部 | ★★★★ | 諸田 玲子 | 集英社 | 360 | 1,836 |
97 | 12/07 | モップの精は旅に出る | ★★★★ | 近藤 史恵 | 実業之日本社 | 248 | 1,620 |
98 | 12/08 | はむ・はたる | ★★★★ | 西條 奈加 | 光文社 | 216 | 1,512 |
99 | 12/12 | 水底フェスタ | ★★★★ | 辻村 深月 | 文藝春秋 | 368 | 1,543 |
100 | 12/14 | 政治的に正しい警察小説 (小学館文庫) | ★★★★ | 葉真中 顕 | 小学館 | 325 | 702 |
101 | 12/17 | 本日も教官なり | ★★★★ | 小野寺 史宜 | KADOKAWA | 296 | 1,620 |
102 | 12/19 | 潮風エスケープ | ★★★★★ | 額賀 澪 | 中央公論新社 | 333 | 1,512 |
103 | 12/21 | 銀の猫 | ★★★★ | 朝井 まかて | 文藝春秋 | 332 | 1,728 |
104 | 12/25 | 千の扉 (単行本) | ★★★★ | 柴崎 友香 | 中央公論新社 | 270 | 1,728 |
105 | 12/26 | 本性 | ★★★★ | 黒木 渚 | 講談社 | 226 | 1,512 |
30,671 | 182,108 |
ブログ再開(何度目だよw)
ご無沙汰しておりました。
2016年10月6日以来、実に459日ぶりの新規エントリ。
その間、何をしていたのかといえば、(たぶん)真面目に仕事をしていた(と思う)。
昨年10月に職場が変わり(と言うか出向先が変わり)仕事の内容が90度位w変わってしまった。
その結果、新しい業務スキルの習得、環境の変化への対応、などなど色々とインプットしなければならないことが多く、ブログなどにアウトプットする余裕がなかったのだ。
.....というのは全くの後付の言い訳でしか無いのだが、いずれにしても、久々に書きたくなった......という次第で、またまたこのブログを再開することにした。(再開宣言、何度目か、数える気にもあらないw)
とは言え、当ブログは基本的にはランニングネタと読書ネタしかないので、まずは昨年のランニングの振り返りをもって、再開一発目のエントリとさせて頂く事とする。
地球一周目指そう!
昨年のランニングに関する唯一の話題は、2004年に走り始めて14年目にして、やっと累計3万キロを超えたことだろうか。
過去を振り返ると、2009年にフル3時間18分、ハーフ1時間28分を達成し、いよいよサブスリーに挑戦!!と意気込んだ途端に3年に渡る膝痛。
やっと復活したと思った直後の2015年には交通事故で鎖骨骨折という間の悪さについては、以下に纏めたとおり。
上記エントリに記したとおりに、その後大復活を遂げていれば格好いいのだが、(細かい経緯は面倒くさいので省くが)結局はその後レースに出るモチベーションもすっかり亡くし、月150キロのなんちゃってランナーに成り下がって今に至る....というのが現実である。
で、今後についてだが、体型は維持したいし、相変わらず走るのは楽しいので、取り敢えず地球一周(赤道面で40,075キロ)目指して頑張りたいと思う。
今のペースだとあと5年以上かかる計算になるが、その時には62歳......ちょうどいい目標ではないだろうか(笑)
今後、週2回くらいのペースで更新していきたいと思っている。
しばらくは去年ネタで糊塗して凌ぐ予定であるが、お暇な方はお付き合いいただければ幸いである。
【読書記録】さよならクリームソーダ(額賀澪).....デビュー作同様、実力の片鱗は感じることはできるが.....
リアルがバタバタしていて久しぶりのエントリになってしまった。 書かなきゃいけない読書記録が4本も溜まってしまったけど、ぼちぼち追いついていこうと思う (´・ω・`)
- 作者: 額賀澪
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/05/23
- メディア: 単行本
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美大入学を機に上京した寺脇友親。同じアパートに住む才能豊かなイケメン先輩・柚木若菜を知るうちに、自分が抱える息苦しさの正体にも気づいてゆく。
松本清張賞作家25歳が描くリアルな涙。美大生たちの日々に満ちる輝きと不安が胸に刺さる --- 傑作青春小説。
さよならクリームソーダ | 額賀 澪 | 本 | Amazon.co.jp より
額賀澪は松本清張賞受賞作の「屋上のウインドノーツ」以来2冊目。
上記エントリで
感情や言葉を上手に切り抜いて、それをわかり易く、面白く、時に感動的に配して表現する技は、若さを感じさせない手練れ感と安定感があって、生きのいい新人が出てきたな......というのが第一印象。
と書いているが、今回も同様に、その実力の片鱗は十分に感じることが出来る。
反面、いまだデビュー作の延長線上に留まっており、まだまだ「潜在的な伸び代に期待」という表現を使わざるを得ない。
何が物足りないのか考えてみたのだが、よく言うところの「背景の隠れた物語」、即ち明示的に書かれていない、登場人物の歴史とかその背景の造り込みが弱いのでは?、と感じるところがいくつか見受けられた。
具体的には以下のとおり。
- それぞれの登場人物はそれなりに魅力的に描かれているのだが、やや人物造形が甘い、もしくは浅い。(例えばダブル主人公のそれぞれの義姉妹である「涼」と「恭子」。 特に重要なサブキャラでありながら、書かれていない部分でのキャラ付けが弱いので、物語に深みが出てこない)
- 同様に重要なな小説内の「事件」の背景が不明瞭もしくはピント外れ。 たとえば「友親と涼の事件」「三宅先生の作品の件」「明石先輩の事件」など、それぞれ当事者がどういう背景のもとにどんな思いでそう至ったのか、それを明示的に書く必要はないにせよ、作者が十分に煮詰めた想定の上に書いているとは思えない。(というか、読んでてそれが納得できる伝わり方をしていない)
- そもそも主人公でなく、既に死んでしまった人間が最も印象強い登場人物になっているのもどうかと思う。 その時点でやはり両主人公の人物造形も弱いと言わざるを得ない。
あと、「屋上のウインドノーツ」でも思ったことだが、恋愛とか性愛を書くのに苦手意識があるように思える。(実際下手だと思うしw)
まだ若い作者なので、人生経験もこれから積むのだろうが、プロの作家が「経験がないので書けない」ではダメなので、そこは逃げずに正面から取り組んで欲しい。
やや厳し目のエントリになってしまったが、期待している若手作家なので、頑張って欲しいと思う。