⚠️表題を間違えました🙇 正しくは 源氏物語597 第19帖 薄雲28です💦 御葬儀に付帯したことの皆終わったころになって かえって帝はお心細く思召《おぼしめ》した。 女院の御母后の時代から 祈りの僧としてお仕えしていて、 女院も非常に御尊敬あそばされ、 御信頼あそばされた人で、 朝廷からも重い待遇を受けて、 大きな御祈願が この人の手で多く行なわれたこともある僧都があった。 年は七十くらいである。 もう最後の行をするといって山にこもっていたが 僧都は女院の崩御によって京へ出て来た。 宮中から御召しがあって、 しばしば御所へ出仕していたが、 近ごろはまた以前のように君側《くんそく》のお勤めを …