自分の選択的自由が外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする反発作用のこと。 ブレーム(Brehm)により提唱された。リアクタンス理論とも。
説得者の意図した方向とは逆の方向に被説得者の意見や態度が変わることを、心理的ブーメラン効果というが、この現象の生起メカニズムを説明するものとして、心理的リアクタンス理論は最も有力なもの。つまり、高圧的な説得を受けると被説得者は自分の自由が迫害されたと感じる。その結果、自由を取り戻そうとする行動として、説得方向とは逆の方向に態度を変えるというものである。