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エヴァンゲリオン

(アニメ)
えう゛ぁんげりおん

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のこと。あるいはそれに登場する主役ロボット群の総称。
2007年のリメイク新作映画では「ヱヴァンゲリヲン」と表記する。

以下は、主役ロボットとしてのエヴァンゲリオンの解説。

  • EVANGELION

ギリシャ語の「ευαγγελον」(エウアンゲリオン。良き知らせ=福音)が語源だが、そのスペルは「EVA + ANGEL + LION」(エヴァ、天使、獅子)とも「EVANGEL + LION」(福音、獅子)とも分解して読解することができる。

正式名称は「汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン」で、通称EVA(エヴァ)。
パイロットは母親のいない14歳の子供に限定され、プラグスーツを着て*1、オレンジ色のLCLという液体で内部を満たしたエントリープラグと呼ばれる筒状の物体*2に搭乗し、これがエヴァの首の付け根の裏側から挿入される。
レバーなどの装置もついてはいるが、基本的にはEVAはパイロットとの神経接続によって操縦される。そのため、機体のダメージがパイロットにフィードバックされたりする(=EVAが受けた攻撃の痛みがそのままパイロットに伝わる)。EVAの稼動はパイロットの「シンクロ率」の高低によって左右され、パイロットの脳波が消失するとEVAは暴走を起こす。また、パイロットが搭乗しなくてもダミープラグによってEVAの操縦は可能だが、TV版で登場したダミープラグは未完成で、その行動はほとんど暴走に近い。
基本的に外部からの電源供給で稼動するため、「アンビリカルケーブル」と呼ばれる電線を引きずった状態で駆動される。それが外れた場合には内蔵電源に切り替えることで、5分ほど稼動が可能。
EVAは『A.T.FIELD』と呼ばれる一種のバリアーを発生させる事ができ、現存の兵器ではこれを破ることはできない。(使徒もこのA.T.FIELDを発生させることで、外部の攻撃から自らの身を守っている。EVAは自らがA.T.FIELDを発生させることで、使徒のA.T.FIELDを中和させる事が可能。また「ロンギヌスの槍」でもA.T.FIELDを突き破る事が可能である)

突如出現した、謎の敵「使徒」を殲滅すべく「特務機関ネルフ」によって作り出されたこの兵器は、「素体」と呼ばれる人間の肉体のようなものを装甲*3で覆う形状となっており、厳密にはロボットとは呼びがたい。ある意味、巨大な生体兵器(サイボーグ)と呼ぶのがふさわしいのかもしれない。
また、EVのの開発・誕生の過程は、多くの謎に包まれている。

エヴァ零号機
綾波レイ専用機。「エヴァンゲリオン零号機」または単に「零号機」と省略して呼ばれる。EVAのプロトタイプでもあるが、その開発に関しては謎に包まれている。塗装は黄色→のちに装甲を修復した際に青に変更。起動試験中に何度か暴走を起こす。
エヴァ初号機
主人公である碇シンジ専用機。そのため主役ロボットとして描かれる機体。「エヴァンゲリオン初号機」または単に「初号機」と省略して呼ばれる。性能的なブラックボックスが多く、謎に包まれている。塗装は紫。しばしば暴走を起こす。
エヴァ弐号機
惣流・アスカ・ラングレー専用機。「エヴァンゲリオン弐号機」または単に「弐号機」と省略して呼ばれる。零号機がプロトタイプ・初号機がテストタイプであるのに対し、正式タイプであるプロダクションモデルとされる。塗装は赤。
エヴァ3号機
「エヴァンゲリオン3号機」または単に「3号機」と省略して呼ばれる。弐号機に続くプロダクションモデル機。3号機だけがアラビア数字なのは、米国で開発されたからである。 塗装は黒。
エヴァ四号機
アメリカのネルフ第2支部にて開発。

量産型エヴァ
通称エヴァシリーズ。ゼーレが開発した量産機。伍号機から拾参号機までの8体が存在する。ほかのエヴァシリーズとは違い、装甲板が無く頭部なども形状が違い、リリスのような白色の体を持つ。すべてにS2機関とダミープラグを搭載しており、独立した行動が可能。背中の羽で飛行が可能、ロンギヌスの槍のコピーを持つ。

また、第二使徒=リリスであるという記述がみられるが、この第二使徒をエヴァンゲリオンとする説も存在する(その場合、リリスはアダム以降の使徒を産んだ上位の存在であり、使徒ではないとされる)

*1:着なくても操縦できなくはないが、着たほうがシンクロ率が向上するらしい

*2:酸素などは肺に満たされたLCLから直接供給される。

*3:本当はエヴァの力を抑えるための拘束具である

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