メキシコには、店を構えたパン屋以外に毎日近所を回って売る行商のパン屋がいる。きっと都会では少しずつ減ってるんだろうが、まだまだ健在。地域ごとに、音楽だったりラッパだったり「パン屋と分かる音」が決まっている(他のものを売ってる行商もいるんで)が、うちの村では特に決まりはない。店舗が少なくて行商も出前もみんなバイクで来るんで、それぞれがそれぞれの固定客に合わせて工夫している。 うちの前を通るのは、ときどき豚肉の販売もする例のパン屋さん。彼は各家の前で少し止まって、手をパンパンと2回叩く。どの家がどのくらいの頻度で買うか分かっていて、すぐ通り過ぎたりある程度待ってたり。 ここ。トタン屋根の下がパン工…