○下痢は、液状、または液状に近い軟便を排泄する状態です。
急に起こる下痢の多くは急性腸炎で、腹痛を伴うことがあります。
食あたり、暴飲暴食が原因であることが多いです。
○下痢が慢性に起こる場合は「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」のことがあり、
しばしば血便が見られます。
○「神経性下痢」は精神的なストレスにより下痢が起こります。
○牛乳を飲むと下痢が起こる場合は「牛乳不耐性」と呼ばれ、
生まれつき小腸に乳糖分解酵素がないことが原因です。
○ウイルス性のものはいわゆる「腹にくるかぜ」で、地域で流行したりします。
(養生法)
○急性の下痢の場合は食欲があれば食べて良く、冷たいものやアルコールは避けてるようにします。
下痢の原因によっては薬で無理に止めることは良くない場合があります。
下痢が続き何も食べられない状態が続くと体の水分・塩分が失われて脱水状態になります。
飲食が困難な状態ならスポーツドリンクを飲むか病院での点滴を受ける必要があります。
○慢性の下痢の場合は油の多い食事や消化の悪いものを避けるようにします。
食事は口の中でよく噛む事が消化を助けることになり大切です。
○神経性下痢はストレスを避けることが必要で、ひどい場合は心療内科などでカウンセリングを
行うことがよい場合があります。