谷川俊太郎さんが語り手となっている「詩人なんてよばれて」(聞き手・尾崎真理子)を読んでいたら、デビュー作を急に読みたくなって、急いで購入した。「二十億光年の孤独」は以前読んだことがあったが、どこかで手放していた。しかし、ガブリエル・ガルシア=マルケスが「百年の孤独」を刊行する15年も前に、こんなスケールの大きなタイトルを考えつくとは。二十億光年とは、谷川さんの知識内の宇宙の直径だそうである。 二十億光年の孤独 (集英社文庫) 作者:谷川 俊太郎,川村 和夫,W・I・エリオット 集英社 Amazon 思い立って書店に行ってすぐに購入したわけだが、70年以上も前に刊行されたデビュー作がこんなに簡単…