五月病とは、大きい環境変化にさらされたときに、その環境が自分が思い描いていたものと違う、というギャップに折り合いをつけられずに起こる不調のこと。なお、「五月病」は医学的な病名ではなく、明確な診断基準もないが、環境への適応が難しく精神的・身体的不調が出る適応障害の一種とされる。
もともと、新人社員や新入生など4月からの新しい環境に適応できないことに起因し、環境が変化したタイミングから1〜2カ月後、すなわち新入社員では5月ごろにこのような状態が顕在化しやすいことから、「五月病」と呼ばれてきた。
ただし、新入社員や新入生ばかりでなく、30〜40歳代でも、異動や転職などの環境変化に対応できずに五月病になる人もいる。
こまめに気分転換・気晴らしをするように心がける。新しい興味の対象を見つける。
旧環境の親しい仲間と時間を共にすることで改善されることもある。