本誌123号でホツマの『五大』とシナの『五行』の比較を考察しました。その関係を、次の図式で考えるとわかりやすいと思います。 ホツマの五大(万物の構成要素)は、「あ空・い風・う火・え水・お土」でとらえられていますが、それは、「キツヲサネ」でも示されています。 即ち「キ風・ツ火・ヲ土・サ空・ネ水」です。キツヲサネは方角概念なので、五大要素が東西央南北(キツヲサネ)に配分されます。 ところで、シナの五行は、元々は天体概念でした。シナ五行の色の配置は惑星の色に基づいていると思われます。火星は燃える赤で、土星は黄色、水星は月に近い灰色、木星は年輪のある星、金星はそもそも黄金色と認識されていました。 我が…