先日の大阪国際女子マラソン、ご覧になりましたか? 多くのドラマがありましたが、Physical Engineerの視点で見ると、そこには残酷なまでの「物理法則への適合」の差が表れていました。 初マラソンで見事な走りを見せた矢田みくに選手と、日本人7位で涙を呑んだ松田瑞生選手。この二人を分けたのは、精神力でも練習量でもなく、「身体の扱い方」です。 1. 月間1400kmの努力が、物理を凌駕できない理由 松田選手といえば、月間1400kmという驚異的な練習量で知られています。 しかし、その走りはどう見ても「ガチガチに固めた体幹」が、全身の連動を阻害していました。 体幹を固めすぎると、着地衝撃を分散…