意地の台所、ということがある。 先日来、白菜鍋を頻繁に食ってきた。それぞれ味の異なる「鍋つゆ」の、600ミリの大袋四つものいただきものがあって、各袋二回づつに分けて使った。すっかり習慣づいて、即席袋ラーメンに同封の粉末スープで三回仕立てた。〆の麺がセットになるから、無駄なしだった。自前の万能出汁の素でもやってみた。そこでふと閃いた。白ソースではいかがだろうかと。 野菜を刻み了えて、すっかり具材を整え、さてと調味料類の収納缶を開けて、愕然とした。ビーフハヤシの箱の下に眠っていたのはカレーの箱だった。たしか白ソースの半端残りがあったはずと思い込んだのは、まったくの記憶違いだった。 しかたなくカレー…