報の世界は社会的な身分は異なっても、人間はみな平等が原則です。 無論古代から現代にいたるまで奴隷制度や人種的な偏見、さらに性別や社会的階級の違い等で個人の人権や人格が無視されたり否定され、報を使用する権利を奪われていたり、現在でも奪われている人々は世界に多々います。しかしそのような差別をしてはならない、存在しない前提で報について書いて行きます。 報は、形式知に属し、話し手が発言したことが全て、つまり以心伝心の聞き手は発言の裏に潜むもの、言外から推察せねばならないこと等は何もなく、あってはなはらぬ、いわゆる以言伝言が大前提です。 一つの例ですが、欧州では有史以前から多くの人々や、時には民族全体が…